シニアからの“いきいきスペース「みちくさ」事業報告
平成23年12月17日

「みちくさだより」 Vol.1 いきいきスペース「みちくさ」始動!
 

千葉都市モノレール(株)の事業である「モノレール応援隊」を皆さまはご存知でしょうか?無人駅の駅務室を、簡単な駅業務を行うことを条件に営利事業所以外の法人などに貸し出し、その団体の活動を行ってもらうもので、これまでにみつわ台駅と葭川公園駅で、「モノレール応援隊」が活動を開始しています。
今回、BORNセンターが作草部駅をお借りして、千葉県健康福祉部高齢者福祉課の「地域支え合い体制づくり」事業の補助金を受けて、シニアからの“いきいきスペース「みちくさ」”を10月28日に開所いたしました。
10時30分から行われた開所式には、千葉都市モノレール(株)関係各位・県の関係各課各位・稲毛区長様・関係NPO各位、地域団体の「ピーナッツクラブ西千葉」から、BORNの理事でもある木村代表(パスタ店「壁の穴」店主)らも出席。プレスも含めると20数名の列席を頂き、盛大に行うことが出来ました。
「みちくさ」は、地域の方々がお一人でも、また散歩の途中や買い物の行き帰り、そして何もなくてもふらりと立ち寄って頂ける「地域の“縁側(縁が和)”」「温かな居場所」となることを目指し、地域の方と作り上げていきます。
これから高齢化社会を迎えるに当たり、自宅生活者が健全な精神や健康状態を維持し、独立した生活を営むことは、これからの課題とされています。また近年、高齢者の引きこもりや孤食も社会現象化しつつあります。これらの事は当然、医療や介護費用とも連動してきます。
以上の事を鑑みて、「みちくさ」では以下のような様々な事業・活動を予定しています。
まず孤食を改善するために、手作りの松花堂弁当を、スタッフや他の来所者と共に、おしゃべりを楽しみながら一緒に食す昼食会を予定しています。「ピーナッツクラブ西千葉」との連携による、レストランなどでの誕生会も企画したいと思っています。
各種講座も、生き甲斐活動として、また皆さまに「みちくさ」を知って頂く、そして立ち寄って頂くきっかけとするために、利用者の声も反映させつつ開講していきます。最初の講座は、“作草部地域“を知っていただく「千葉氏の盛衰」というテーマで、11月7日・14日・21日(いずれも月曜日)に3回連続講座を開催します。今後の講座については、随時BORNのHPへ掲載していきますので、楽しみにお待ちください。
また、自己健康管理ソフトを備えたパソコンを常備し、来所者や会員が日々の自己の行動や食事などを入力することにより、各々の“健康状態を知る”事ができます。パソコンの操作は、スタッフがサポートをします。
「みちくさ」を維持するために、利用料(1回300円)を頂く事にしました。会員制(入会費・無料、月会費1,000円・10回利用まで無料など)も設けています。講座・昼食会などについては、別に参加費や実費を頂く事になります。
地域の「居場所」として活動を構築するために、専門家・地域の自治会・介護事業者等と当スタッフによる委員会も立ち上げていきます。
現代の高齢者(65歳以上)の方々は元気ですし、まだまだ現役でお仕事をされている方も少なくありません。いきいきスペース「みちくさ」を応援して下さり、一緒に作り上げて頂ければ幸いです。

(運営委員 豊口恵久子 )

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