646 元新宿の模索者の代表、五味正彦さんの逝去 (2013/10/13掲載 (10月13日に一部追加) 2-28-01.jpg

 新宿の書店「模索舎」(右はその店のイラスト)の元代表だった五味正彦さん(1946年生)が、ごく最近、逝去されました。亡くなった日などはまで伝えられておらず、とりあえずのお知らせです。ここしばらく、ガンでホスピスに入っていたとは伝えられていたので、ガンで死去されたと思います。情報がもっとわかれば、お伝えいたします。戸井十月さん、中川六平さんなどに続いて、60年代の若い活動の人びとがつぎつぎガンでなくなってゆくので、暗然としています。心からの哀悼の意を表明します。(左は、市民活動資料・情報センタ−をつくる会での2012年の写真)   

(10月13日に追加)
 
blog 福祉農園通信・龍神伝心 」にある「五味正彦さんの逝去を知るという訃報によると、五味さんは、9月24日に死去されたと報告されています。

 五味さんの編著には、『対決・刑法一七五条―「四畳半襖の下張」模索舎裁判 』(亜紀書房、共編)、『四畳半襖の下張・わいせつ・模索舎』第一幕・第二幕・第五幕(模索舎出版部、編者代表)などがあります。
 以下には、鶴見俊輔監修『平和人物事典』の五味さんの欄です。

 
 五味正彦 ごみ・まさひこ
 1946〜(昭和21〜)
 書店経営者。東京生まれ。早稲田大学卒業。1967年より大学闘争に加わり、「ベトナム反戦学生連絡会議(べ反学連)」の結成など、ベトナム反戦運動に積極的に参加。70年仲間とともに全国の市民運動関係のミニコミ誌、通常の流通ルートにのらない少流通出版物を専門に扱う協同組合書店・
模索合を東京都新宿区に設立し、代表となる。72年同店で『四畳半襖の下張り』のコピーを販売したとして逮捕され有罪。87年循環型有機農法に基づいた食文化に関する本を扱う取次書店「有機本屋・ほんコミ社」を設立し代表を務める。2005年同社を辞し、エコロジーに関する出版・グッズなどのプロデューサーとして活動を開始。
【著訳書】『対決・刑法一七五条』(共編、1977)
 

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