1973年

1973年1月

1 ベトナム留学生による反戦デモ。14時、清水谷→米大使館→神谷町。留学生30名ほか250名。

2 米国、北緯20度以南の爆撃を再開。●米、ラムゼー・クラークら著名人グループ、ハノイのバク・マイ病院再建の募金運動開始。●デンマーク、北ベトナムに2億2千万円相当の資金供与。

3 米国、北緯20度以北の機雷封鎖を解除。●非同盟40ヵ国、国連本部でベトナムに関する会議を開き、北爆を最高の野蛮と非難。

4 パリ会談再開(第172回目)。

5 2日以降、連日激しい北爆続く。●フィンランド政府、北爆被害復興のため北ベトナムヘ100万フィンマルク(約1億2千500万円)の援助を発表。●オーストラリア港湾労組の米船舶ボイコット、2週目に入る。米東部海岸の国際港湾労組が報復のオーストラリア船ボイコット。●6日にかけ、カナダ下院、イギリス労働党、西独労働総同盟など、北爆非難。フランス、ベルギーなど各地で北爆抗議デモ。

6 べ平連第88回定例デモ。清水谷→米大使館→日比谷。150名。

7 オランダのユトレヒトで北爆糾弾の5万人デモ。

8 最終パリ秘密会談再開。●オーストラリアアレン都市相、北爆は「テロと山賊行為」と非難。●スウェーデンのパルメ首相、仏紙とのインタビューで「ハノイはゲルニカだ」と北爆を強く非難。●アイルランド、北ベトナムと外交関係決定。

10 米B-52の機長マイケル・ベック空軍大佐、タイ基地で出撃を拒否。米国防総省は北爆拒否のB-52機長を軍事裁判に付すことになろうと発表。●「今こそべトナム反戦を!市民行動」総会。19時、雑誌会館。

11 スウェーデンのグスターフ六世アドルフ国王、国会開会挨拶で北爆非難の演説。インドのガンジー首相も北爆非難。

12 「今こそ……行動」の志賀寛子、もののべながおき、福富節男、吉川勇一、和田春樹ら、首相官邸訪問、日本の戦争協力に抗議。のちスウェーデン大使館を訪問、激励。

13 ジュネープで北爆抗議の大集会。●中年べ平連第24回定例行動。

14 西独、ボンで2万人の反米・ベトナム支援デモ。

15 ニクソン米大統領、北べトナムに対するすべての砲爆撃、機雷敷設の停止を命令。●アムステルダムでベトナム反戦デモ、米領事館を占拠。●岩国「ほびっと」で小中陽太郎を囲む集会。●横田基地解体連合、福生と昭島の成人式に反戦ビラ配り。《K-01》No.54

16 「今こそ……市民行動」、米大使館に面会要求。大使館は面会を拒否。抗議。

17 チュー南べトナム大統領、和平協定の原則的受諾を表明。●大平外相、戦争被災者・難民向けに南ベトナムヘの2国間援助開始を示唆。

18 第174回拡大パリ会談(最終回)。●ブラント西独首相、関係諸国への3千マルク緊急援助供与を表明。他の西欧諸国も同様態度を表明。●ニューヨークの200人以上の芸術家・俳優、20日のニクソン就任式の日の興行収入をハノイのバク・マイ病院再建基金に寄付すると声明。

19 岩国べ平連、前年12月25日の挑発事件について記者会見。●大泉市民の集い、米大使館に抗議文。青山で米貨ボイコットを訴える。1/23にも。(O−1) ●ファン・バン・ドン北ベトナム首相、日本の外務省東南アジア課長と会談。

20 ニクソン就任式。ベトナム反戦国際抗議デー。●「今こそベトナム反戦を1市民行動」主催、米大使館への抗議デモ。14時、清水谷→米大使館→日比谷。1,500名。大使館前で30分坐りこみ、ニクソンの写真などを焼いて抗議。●べ平連、ベトナムヘの血清カンパ開始。●札幌、浦和、川口、京都、福岡など各地でもべ平連が集会、デモ。

21 横須賀基地めぐり行動。●チュー南べトナム大統領、和平を妨害し続けるなら援助を停止するとの米国の数次の警告の後、和平協定調印に同意。

22 西口フォーク集会裁判第16回公判、論告求刑。被告2人に懲役6ヵ月罰金3万円を求刑。

23 キッシンジャー補佐官とレ・ドク・ト特別顧問、パリ国際会議センターでベトナム和平協定案に仮調印。●ニクソン米大統領、テレビ演説で「名誉ある平和にとって必要な条件はすべて満たされた」としつつも、「われわれは今後とも南ベトナム政府を南ベトナム唯一の合法政府として認め続ける」と語る。

24 べ平連の小田実、小中陽太郎、吉川勇一、停戦協定成立について記者会見。14時、新大阪ホテル。●ジェトロ、「ベトナム停戦の米国および東南アジア各国に及ぼす影響」をまとめる。

25 米国と北ベトナム、9章23条からなる和平協定と付属4議定書を発表。

26 プーマ首相、ベトナム停戦後15五日以内にラオスでも停戦を実現すると語る。●解放勢力、南ベトナム全土で160ヵ所を攻撃。●『毎日新聞』社説で「サイゴンが唯一の合法政府との23日ニクソン演説に「一体どういうことなのか」と批判。

27 ベトナム停戦協定本調印。●解放勢力、サイゴン北西のタイニンを攻撃。●夜、グアム島のB-52、最後のインドシナ爆撃。●レアード米国防長官、徴兵制の廃止を発表。●横田基地解体連合の佐野氏、警官に脅迫、暴行を受ける。《K-01》No.56

28 ベトナム停戦協定発効。●65の市民団体、べトナム停戦協定発効について共同声明、記者会見で発表。日本出版クラブ会館。●ロン・ノル・カンボジア大統領、攻撃的作戦の停止を命令したと発表。

29 ベトナム国際監視委員会、初会合。●南ベトナム各地で、南ベトナム政府軍が解放軍に攻撃、北ベトナム政府、南ベトナム臨時革命政府、南べトナム政府軍の停戦違反、蚕食作戦を非難する声明。●「今こそベトナム反戦を!市民行動」総会。

30 大平外相、北ベトナムヘ外務省係官の派遣を決定。

31 福岡べ平連集会。18時、市民会館。400名。講師・もののべながおき、前田俊彦、小沢遼子、麻生薫。●第1回ラオス特別会議。

 

1973年2月

2 米国・北べトナム・南べトナム・南ベトナム臨時革命政府の代表による4者合同軍事委員会、サイゴンで第1回公式会談。

3 べ平連第89回定例デモ。清水谷→原宿→南ベトナム大使館→代々木八幡。南ベトナム大使館へ初のデモ。大使館前で停戦協定の遵守を要求し節分豆撒き。250名。

5 米B-52のラオス爆撃、連続1週間となる。

7 福岡べ平連、米領事館に抗議デモ。●南埼玉反安保何でもない市民の会などべトナムヘの血清カンパ、蕨、西川口、川口駅頭で開始(9日まで)1万5千円。●日本経済調査団がサイゴン到着。

8 ロジャーズ米国務長官、「べトナム復興で日本に期待」と語る。

9 南ベトナム政府軍、和平協定発効後に解放勢力との競合地域で攻撃を続け、ほぼ全体を奪回し、なお攻撃を続行。●米国、カンボジア爆撃を再開(8月15日まで)。

10 中年べ平連第25回定例行動。『べ平連ニュース』103部を売切る。●ヤング・べ平連、数寄屋橋公園でべトナムヘの血清カンパ。●キッシンジャー補佐官、ハノイ入り、北べトナム首脳と協議(13日まで)。●奈良駐南ベトナム大使、ラム南ベトナム外相と「ベトナム孤児職業訓練センター拡充のための贈与に関する書簡」を交換。●米軍最後の戦闘部隊の第11戦闘航空団、ダナンで解散式。

12 米、ドルの10%切り下げを発表。

14 円、変動相場制に移行。●4者軍事合同委の臨時革命政府代表、「サイゴン軍のテロと蚕食行為に対し断固たる自衛措置をとる」と宣言。

17 「今こそベトナム反戦を!市民行動」主催「横須賀をミッドゥェーの母港とするな,市民集会・デモ」。横須賀文化会館→米海軍基地。100名。●ベトナム停戦4者合同委員会、南ベトナム政府と臨時革命政府とに戦闘中止を要請。

18 札幌べ平連、定例デモ(17名)のあとベトナムヘの血清カンパ。5千円。

20 ラオス停戦協定仮調印。●岩国「ほびっと」民事訴訟裁判、第3回公判。広島地裁。

21 ラオス政府と愛国戦線間に和平協定本調印。

22 ラオス停戦発効。

23 米国、ラオス政府の要請でB-52による爆撃を再開。

26 べ平連、ベトナム停戦について声明。●小西反軍裁判第23回公判。裁判官の病気で中断。●パリでベトナム平和保証国際会議。

27 北べトナム、南革命政府、米に停戦協定の遵守を要求。

◎この月、久野収著『対話集平和・権力・自由』(人文書院)、林景明著『台湾処分と日本人』(旺史社)刊行。

 

1973年3月

1 米国、ダナンなど南ベトナム4市に領事館を開設。

2 「アジア太平洋資料センター」(PARC)発起人会。18時、早稲田セミナーハウス。●ベトナム平和保証国際会議、「パリ決議」に調印。

3 解放通信、南ベトナム政府が数千人の政治囚を虐殺したと報道。●べ平連第90回定例デモ。清水谷→日比谷。200名。●西口フォーク集会裁判第17回公判。新宿地下広場を実地検証。●大泉市民の集い、『このハイエナ日本』の永久保存版を発行。(O−1)

5 68年6月の山田弾薬庫闘争の北九州グループ3人に、懲役6ヵ月執行猶予2年などの有罪判決。●米反戦活動家ビクトリア・良順の国外退去命令取消要求訴訟、却下される。

6 サイゴン刑務所に収容されていた2人の仏青年(J・P・デプリとアンドレ・マンラ)、国連記者団にサイゴン政権の政治囚虐待を訴える。

9 米軍呉輸送事務所、呉市の米弾薬庫から南ベトナムヘ弾薬が送られることを認める。

10 中年べ平連第26回定例行動。●福岡べ平連討論集会「今後のべトナムを含めた第3世界について」。100名。講師・北沢洋子。

12 衆議院予算委で「呉市の米軍弾薬庫から南べトナムヘ弾薬が積出されている」と問題化。●鶴見良行、武藤一羊、訪中文化界代表団(団長=安藤彦太郎)として訪中。

15 米国、北ベトナムの軍隊・武器の南ナトム浸透に抗議したと発表。キッシンジャー補佐官、ニクソン大統領に北爆再開を進言。●「"満州事変"のころ生まれた人の会」総会。18時、東医健保会館。

16 政府、インドネシア難民救済に5億円拠出を閣議決定。

17 カンボジア政府軍機、大統領官邸を爆撃。ロン・ノル大統領、全土に非常事態を宣言。反政府人士多数を逮捕。

18 「ただの市民が戦車をとめる会」主催「戦車をとめる条例を!市民集会」。18時、相模原。講師・小田実ほか。

19 民族和解評議会(サイゴン政権と臨時革命政府)の第1回会合。

20 熊本地裁で水俣裁判の原告側が勝訴。

21 最高裁、52年2月の東大ポポロ事件に有罪判決。

22 ベルギー政府、北ベトナムとの国交樹立に同意と発表(23日にはイタリーも)。

24 田中伊三次法相、「南ベトナム臨時革命政府要人の入国を認める」と発言、政府は法相発言を取り消す(→5月22日)。

25 ニクソン米大統領、インドシナ全域の米軍捕虜が全員釈放されるまで米軍は南べトナムに駐留すると言明。●福岡べ平連、討論集会。九大応理教室。

27 L・マクリーン裁判、東京地裁で勝訴。●べトナム四者軍事委、ラオス愛国戦線が米軍捕虜釈放に同意したため、29日までの米軍撤退と捕虜釈放完了で合意。

28 井上アジア開銀総裁、北ベトナムヘの融資は困難と語る。●米WSP(「平和のために闘う婦人たち」)の代表、国務省前で南の政治囚虐待に抗議デモ。

29 米軍、南ベトナムからの撤退完了、米司令部解散(顧間7千900人残留)。

30 マレーシア、北ベトナムとの外交関係樹立を発表。●大泉市民の集いの『大泉市民の集いニュース』40号を発行。(O−1)

31 札幌べ平連主催「ベトナムの平和を考える集会」北光教会。30名。のち事務所へ会場を移し徹夜討論。

◎この月、小田実・鶴見俊輔・吉川勇一編『市民の暦』(朝日新聞社)、小沢遼子著『よそもの連合太平記』(筑摩書房)刊行。

 

1973年4月

1 チュー南ベトナム大統領、米国を訪問(→3日まで)。ニクソン米大統領と会談、米国の経済援助継続を保証される。●米軍、相模補給廠からのM-48戦車の搬送を再開。●横田基地解体連合、『基地のある限り』特集号第1回発行(以後8週おきに発行)。《K-02》

2 「今こそベトナム反戦を!市民行動」総会。18時、真生会館。

4 カンボジア解放勢力、プノンペンを包囲。ロン・ノル大統領は「危険事態」を宣言。B-52、カンボジア全土を爆撃。

6 小中陽太郎、ストックホルムに出発。

7 べ平連、第91回定例デモ。坂本町公園→新橋→米大使館→日比谷(この月より清水谷公園の会場、使用不許可となり、毎月第2土曜午後2時、坂本町公園集合となる)。160名。米大使館前で18分坐りこみ。●日本ペイント、南べトナムに「日本ペイント・ベトナム」の設立決定。●ベトナム国際管理監視委のヘリコプター、南ベトナム北部で墜落(8日臨時革命政府、遺憾の意を表明)。

8 京都べ平連、最後の定例デモ。第90回目。参加者20数名。

9 参院予算委で高島外務省条約局長、日本の米軍基地から南ベトナムヘの武器、弾薬などの輸送に関し「南ベトナムに米軍がいなければ補給してはならないというものではない」と答弁。

10 べ平連「べトナム2週間」のよびかけを発表。

14 中年べ平連第27回定例行動。●「今こそべトナム反戦を!市民行動」総会。18時、キリスト教友愛会。●日本工営、南ベトナム政府の「東南アジア工科大学」設立構想に全面協力の方針決定。

15 南ベトナム政府軍、国境を越えカンボジア解放勢力と交戦。

16 米国防総省、「ラオス政府の要請でB-52がラオス爆撃」と発表。●サイゴンのビエンホア刑務所で、ゴ・バ・タン夫人(弁護士、「生きる権利を要求する婦人運動」議長)がハンスト開始。●大泉市民の集い、ハイエナ企業市民審査会の第1回勉強会。以後75年5月まで24回続く。(O−1)

17 米国、北べトナムの停戦協定違反を理由に復興援助に関する交渉を停止。

19 米国防総省、停戦違反を理由に北ベトナム沿岸の機雷除去作業を中止と発表。

21 べ平連提唱の「ベトナム2週問」はじまる。●福富節男、もののべながおき、和田春樹ら20名、南べトナム大使館に政治犯釈放要求署名をもって申入れ。●数寄屋橋公園で政治犯釈放要求のビラ撒き。署名運動。

22 「毒ガス禁止運動」のデモ。14時、坂本町公園→日比谷。50名。

23 米、連続47日間カンボジアを爆撃。●阿部知二 死去。(69歳)

24 べ平連運動9年目に入る。べ平連主催「ベトナム停戦協定の完全実施を要求するデモ」。14時、神宮通公園→南ベトナム大使館→代々木八幡。60名。●岩国「ほびっと」民事訴訟第4回公判。●小中陽太郎帰国。

26 ベトナム反戦ちょうちんデモの会主催「ベトナムでの挑発行為をやめるよう要求するデモ」。14時、神宮通公園→南ベトナム大使館→代々木八幡。30名。

27 札幌べ平連、北大べ平連など主催「侵略と反動・抑圧に抗し闘う市民集会」。18時、札幌日赤会館。講師・もののべながおき。

28 今こそベトナム反戦を!市民行動」主催「4・28市民行動」。14時、デモ。坂本町公園→米大使館→清水谷。500名。●『人間として』同人主催・べ平連協賛「高橋和巳を通じてべトナムを考える夕」。18時、代々木ゼミナール。200名。講師・小田実、柴田翔、真継信彦。●大泉市民の集い、『ハイエナ月報』を創刊。74年6月までに6号、号外2種を発行。(O−1)

29 三菱重工反株主会主催「反軍産シンポジウム」。真生会館。30名。

30 京都べ平連「これからもやるぞ!解散集会」18時、楽友会館。この集会をもって、京都べ平連は解散。●ベトナム戦犯問題にかんするシンポジウム。本郷学士会館。30名。●ニクソン米大統領、補佐官・司法長官など側近4人の辞表を受理(ウォーターゲート事件、重大化)。●那覇軍港で南ベトナム、カンボジアなどへの軍需物資輪送の積荷開始。

 

1973年5月

1 べ平連講演会「ベトナムに平和を!市民大集会」。18時、共立講堂。2千3百名。講師・大江健三郎、小田実、五木寛之、久野収、マンダーラ尼、チー神父。●パルメ・スウェーデン首相、米のカンボジア爆撃を協定違反と非難。●南ベトナム政府、油田開発の入札資格審査結果を発表(35社が応募し日本の海洋石油社を含む27社が資格を獲得)。

2 反自衛隊シンポジウム(3日まで)。東医健保会館。60名。●「環境=人間破壊とたたかう6月東京行動」実行委員会。18時、『市民』編集部。●厚生省、横浜港に荷揚げされた南ベトナム産冷凍エビ49トンの移動を禁止(米軍投下の枯葉剤による汚染の疑いのため。南ベトナム産エビの輸入は72年は1千2百40トン、約17億円)。

3 べ平連主催「ベトナムに平和を!市民会議」(4日まで)。14時、全逓会館。●長野べ平連主催「憲法記念日集会」。13時、県勤労者福祉センター。

4 「べトナムに平和を!市民会議」第2日。●チー神父、マンダーラ尼歓迎レセプション。18時半、国際文化会館。

5 べ平連第92回定例デモ。坂本町→米大使館→日比谷。200名。●べ平連映画祭。『新宿地下広場』、『私たちと戦争』、『イントレピッドの4人』など上映。18時、真生会館。150名。

6 横田基地解体連合主催「横田基地をつぶせ!デモ」。13時、福生公園(第5次横田行動)。30名。

7 チー、マンダーラ福岡講演会。18時、婦人会館。300名。福岡クリスチャン連合、福岡YMCA,YWCA福岡ベ平連の共催。●小沢遼子『よそもの連合太平記』出版記念会。18時、私学会館。

9 チー、マンダーラ広島集会。旭時半、流川教会。100名。

10 米下院、カンボジア爆撃への予算流用を認めない決議を可決(「初の反戦決議」219対188票)。●米FBI、エルズバーグ博士を69年末から秘密盗聴していたことを、同博士のロサンゼルス地裁公判で認める(→11日)。●チー、マンダーラ岩国基地見学、「ほびっと」訪問。

11 相模原で戦車をとめた4人(被告は3人)の裁判、第1回公判。13時、横浜地方裁判所。●チー神父、マンダーラ尼を囲み「南べトナム政治犯を釈放する集会」。19時、京都・日伊会館。200名。主催「チー神父を迎える実行委・京都」。●相模原裁判傍聴人討論集会。15時、横浜勤労福祉会館。30名。●米ロサンゼルス連邦地裁のバーンズ裁判長、ダニエル・エルズバーグ博士ら被告人について「被告に対する政府のこれらの前代未聞の不埒な振舞い」を理由に公訴棄却。

12 中年べ平連第28回定例行動。●江戸川・小岩・葛飾・城東の各べ平連、べ平連の今後について話しあい。

13 横浜市民連絡会議、デモ。

14 チー神父送別会。18時、高田馬場・揚子江。

15 チー神父帰国。●「今こそベトナム反戦を!市民行動」主催「沖縄を沖縄の人びとの手に!市民デモ」。18時、水谷橋公園→新橋→日比谷。300名。●『ニャンザン』紙、米軍の日本駐留は平和を脅かすと非難。●米上院歳出委、「国防総省の現会計年度の全予算を合め、あらゆる戦費をカンボジア、ラオスでの軍事作戦に用いるのを全面的に禁止する法案」を24対0の全員一致で可決。

16 「環境…人間破壊とたたかう6月東京行動」実行委員会。18時、『市民』編集部。

17 米上院外交委、国外での紛争に米軍を投入する大統領の権限を制限する法案を15対0で可決。

18 「詩のべ平連」、ベトナム反戦詩集第15集『陸上母艦』発行。

19 「南ベトナム政治犯釈放のための日本委員会」発足。18時、キリスト教友愛会。

20 マンダーラ尼帰国。

21 「今こそベトナム反戦を!市民行動」総会。18時、早稲田セミナーハウス。

22 日本政府、臨時革命政府要人の入国を許可。また、南べトナムのチーホア刑務所から釈放された仏青隼教師アンドレ・マンラ、来日。

23 「人間=環境破壊とたたかう6月東京行動」実行委員会。18時、『市民』編集部。

24 B-52を合む米機、プノンペン付近を猛爆。

29 カナダ、「期待した効果なし」としてベトナム停戦国際管理監視委を脱退。

30 「今こそベトナム反戦を!市民行動」総会。18時、早稲田セミナーハウス。

31 米上院本会議、カンボジア、ラオスでの米軍の戦費使用禁止の修正案を63対19で可決(下院も10日に可決)。

 

1973年6月

2 べ平連第93回定例デモ。坂本町公園→日航ホテル→外務省→日比谷。120名。

3 横須賀「ミッドウェー」母港化阻止大集会。14時、臨海公園、600名(うち市民グループ30名)。

6 小西反軍裁判第24回公判。新潟地裁。

7 小西反軍裁判第25回公判。新潟地裁。

8 米B-52、カンボジアを猛爆(連続93日目)。●中国と北ベトナム、経済軍事援助協定に調印。

9 中年べ平連第29回定例行動。6名。●べ支援主催「入管法阻止市民デモ」。15時、水谷橋公園→数寄屋橋→日比谷。150名。●葛飾・城東・小岩・江戸川の各べ平連の合同討論集会。18時、小岩区民館。●九州大学教養部と福岡教育大で「反戦ティーチ・イン」。講師・小中陽太郎。

12 ケイダンレン・デモについての準備相談会。18時、真生会館。40名。

13 ケイダンレン・デモについての記者会見。16時、真生会館。●べ平連の青年グループ、南べトナム大使館へ政治犯問題で抗議行動。●北べトナムのレ・ドク・トと米国のキッシンジャー、和平協定厳守で合意。

15 「ありとあらゆる権力の弾圧に抗議し、権力によって『政治犯』としてとらわれているすべての私たちの仲間の即時釈放を要求するデモ」。17時、水谷橋公園。90名。●声なき声の会主催「6・15を考える集会」。18時、YWCA。60名。後、花束をもって国会南通用門へ。●京都では各種市民団体が「アンポがある限りたたかい続ける市民集会」。逮捕者8八名。

16 「16日にケイダンレンにデモをする人びとの会」主催「何がベトナム復興だ、おマエにそんなことがいえるのか、ひどい暮しだ、おマエのせいだ、ケイダンレン・デモ」。14時、坂本町公園。1,300名。デモ→経団連ビル→常盤橋公園。経団連前で2名逮捕。●「16日にケイダンレンにデモをした人びとの会」主催討論集会。18時、国労会館ホール。300名。●ソ連書記長ブレジネフ、訪米。

17 「6月東京行動」主催シンポジウム「破壊と差別のなかから――私たちに何ができるか」。10時、豊島振興会館。200名。●横田基地解体連合主催「第6次横田基地をとめろ!デモ」。12時、福生公園。

18 三菱重工反戦株主会主催の反三菱毎目デモ。第1日。17時半、常盤橋公園→三菱重工本社→東京駅。31名。●ハイエナ企業市民審査会。18時、真生会館。30名。講師・陸井三郎。

19 三菱毎日デモ、第2日。23名。以後22日までつづく。

22 衆院内閣委、「防衛2法案」を強行採決。

23 「今こそベトナム反戦を!市民行動」主催「反安保6・23相模原デモ」。15時半、児童公園。150名。機動隊がデモに暴行。2名が逮捕され、相模原警察署前に100名が3時間坐りこみで抗議。

26 新宿西口フォーク集会裁判第18回公判。最終弁論。●南ベトナム政治犯釈放要求日本委員会主催「南ベトナムの『政治犯』に自由を!」集会。18時半、全電通会館。300名。

27 米CCASのマーク・セルデン来日。●ニクソン米大統領、カンボジア爆撃禁止法案に拒否権を発動。

28 米上院、さらにインドシナ爆撃禁止決議を可決(可決すれば7月中句以後政府職員の給料ストップ)。

29 ニクソン米大統領の戦費支出を8月15日まで認めるなら拒否権を行使しないとの妥協案を、米議会が承認、サイゴン政権は大動揺。

◎この月、中村真一郎・小田実著『対話編』(人文書院)刊行。

 

1973年7月

1 ニクソン米大統領、カンボジア爆撃を8月15日までに停止する法案に署名、同法案正式に成立。●ロンドンのアムネスティ・インタナショナル、「南ベトナムの政治囚」に関する長文の報告書を発表、世界最大の政治弾圧と非難。●「ほびっと」主催、基地めぐりバス旅行。広島→呉→岩国など。70数名。

2 『朝日新聞』サイゴン支局長に退去命令(6月15日の社説「パリ共同声明の意味するもの」に関し)。

7 べ平連第94回定例デモ。14時、坂本町公園→日比谷。110名。●福岡ベ平連、大村収容所にデモ。

8 「環境=人間破壊とたたかう6月東京行動」総括会議。13時、『市民』編集部。

10 相模原、戦車をとめた4人の裁判第2回公判。横浜地裁。

13 南ベトナム政府、石油開発の入札結果を発表(海洋石油は失格)。●ソ連、北ベトナム経済協定調印。

14 第2回ケイダンレン・デモ。坂本町公園→経団連→常盤橋公園、300名。●中年べ平連第30回定例行動、5名。●京都「南ベトナム政治犯釈放運動」主催「政治犯釈放と孤児救援のためのコンサート」550名、収益24万円。●在日朝鮮人宋斗会、法務省前で「外人登録証」を焼却。

16 米シュレジンジャー国防長官、米の公然介入以前も米機のカンボジア秘密爆撃の事実を認める。

17 英、北ベトナムを承認。

19 日本政府、緊急援助調査団を南ベトナムに派遣(南ベトナム政府は6千200万ドルの援助を要請。7月末、田中首相は5千万ドル援助の意向を表明)。

24 小西反軍裁判第26回公判。新潟地裁。

25 同第27回公判。●日本と北ベトナムの外交関係樹立のための正式交渉、パリの北ベトナム大使館で開始。

28 相模原市米軍基地返還促進協議会主催「相模原市米軍基地返還促進市民総決起集会」、市民会館、800名。「ただの市民が戦車をとめる会」の発言、阻止される。●京都「南ベトナム政治犯釈放運動」主催のデモ。60名。

29 『ニューヨーク・タイムズ』紙、米は69年から72年にかけてラオスでも秘密爆撃を行なったと報道。

30 「今こそベトナム反戦を!市民行動」総会、婦民ホール。30名。

31 田中首相、ニクソン米大統領とワシントンで会談。

◎この月、陸井三郎編訳『ベトナム帰還兵の証言』(岩波新書)刊行。

 

1973年8月

1 自衛隊員むけ反戦紙『スクランブル』創刊。●ワシントンで日米共同声明(「両国はインドシナの復興を援助する決意を再確認、安保確認、力の政策推進をうたう」)。●ソ連・南べトナム臨時革命政府間に無償経済援助協定調印。

3 米国防総省、国防長官がカンボジア・ラオスでの戦闘を14日以降中止すると命令したと発表。

4 べ平連第95回定例デモ。坂本町公園→日比谷。●米最高裁判事、カンボジア爆撃即時停止提訴を認め、政府に爆撃中止を命令(8日米ニューヨーク連邦巡回高裁、この決定を取り消し、爆撃を容認)。

5 カンボジア解放勢力、プノンペンを包囲。

6 米軍機、カンボジア爆撃で政府軍要衝を誤爆、政府軍兵士400以上が死傷。

8 東京のホテル・グランドパレスから滞在中の金大中、KClAの手で誘拐される。

10 「南べトナム政治犯釈放要求日本委員会」記者会見。飯沼二郎、福富節男ら、釈放要求署名が1万名に達したと発表。飯沼二郎ら、南べトナム大使館を訪問、政治犯釈放要求署名を手交。

11 シアヌーク・カンプチア民族統一戦線議長、米国に名誉ある平和を提案、プノンペンの全大使館閉鎖と退去を要求。

12 岩国警察署員、「ほびっと」の集会に参加しようとした市民2名にいやがらせ。

13 誘拐された金大中、ソウルの自宅にもどされる。

14 ソ連。北ベトナム間で、経済技術援助協力協定・貿易協定調印。

15 米国、カンボジア爆撃を中止。

16 岩国べ平連、12日の事件にかんし、岩国署に抗議。

18 反戦市民運動全国懇談会(べ平連第11回全懇)第1日、京都会館(→19日まで)。

20 ラオス軍部の右派、クーデターに失敗。

21 カナダ、北べトナムと国交樹立。

23 小田実、鶴見俊輔ら、金大中問題についての77名の共同声明を記者会見で発表。15時、ホテル・グランドパレス。●米国務長官にキッシンジャー補佐官が就任。

28 相模原・戦車をとめた4人の裁判第3回公判。横浜地裁。傍聴者70名。

 

1973年9月

1 べ平連第96回定例デモ。坂本町公園→外務省→日比谷。80名。●福岡べ平連、福岡入管ヘデモ。●英国、北べトナムと国交樹立。

2 立川の自衛隊監視テント村で反戦放送局完成、放送開始。

5 小田実、世界旅行へ出発。●福岡べ平連第3回オメガ行動。対馬へ(6日まで)。

6 「今こそべトナム反戦を!市民行動」総会。18時、真生会館。

7 札幌地裁、長沼ミサイル基地訴訟で「自衛隊違憲」の判決。

8 中年べ平連第31回定例行動。5名。73-9-8chuunenbe.jpg (11570 バイト)

(写真は数寄屋橋での中年ベ平連のニュース売り。左から藤本義一、神谷康子、吉川勇一の各氏。クリックすると大きな写真が見られます。戻るには上部のツールバーの「戻る」を、 netscape では「ジャンプ」の中の「戻る」を押してください。)

●新宿西口フォーク集会裁判判決。11時、東京地裁。被告小黒弘に罰金4万円、伊津信之介に3万5千円の有罪判決。●「ケイダンレンにデモをする人びとの会」、「東京・森永を告発する会」共催、森永抗議デモ。15時半、芝公園→森永本社。80名。

11 チリで軍事クーデター。

12 ラオス政府と愛国戦線、臨時民族連合政府樹立に合意し、和平議定書に仮調印(14日正式調印)。

13 相模原・戦車をとめた4人の裁判第4回公判。

14 べ平連ニュースなど4グループ共催「旭硝子」への抗議デモ。150名。●中年べ平連第32回定例行動。6名。

17 南ベトナム政治犯釈放要求行動週間はじまる(23日まで)。京都では毎日デモ(21日まで)。

21 小西反軍裁判第28回公判。新潟地裁。●日本、ベトナム民主共和国と国交樹立、パリで交換公文に調印。●南ベトナム、ゴ・パ・タン夫人を監獄から釈放。

22 南べトナム大使館へのキャンドルサービス・デモ。18時、宮下公園→大使館、60名。●京都で南ベトナム政治犯にかんするティーチ・イン。同志杜大学学生会館。

23 「べ平統」主催「南ベトナム政治囚救援と釈放のための9・23集会」。18時、文京区民センター、200名。

29 福岡べ平連、豊前火力発電所建設抗議、エコノミック・アニマルの経済侵略阻止などで九州電力本社ヘデモ。●ニュージーランド、北ベトナムを承認。

◎この月以降、南ベトナムでの軍事衝突は規模を拡大(南ベトナム政府軍は解放区を爆撃、解放勢力側は戦車を出動)。

 

1973年10月

2 日本政府、チリ軍事政権承認を閣議決定。

4 ハイエナ企業市民委員会主催「チュー・朴両政権への経済援助・日本企業の進出に反対する集会」。18時、全電通会館。150名。講師。鄭敬謨ほか。●福岡べ平連、米空母「ミッドウェー」横須賀寄港・母港化阻止で米領事館前ヘデモ。

5 米空母「ミッドウエー」、横須賀基地に入港。社会党、総評、学生らが抗議行動(7日、横須賀で3万人の抗議集会)。

6 べ平連第97回定例デモ(最後の定例デモ)。14時、坂本町公園→米大使館→外務省→日比谷。600名。数寄屋橋交差点、米大使館前などで坐りこみ。●第4次中東戦争勃発。●アジア太平洋資料センター(PARC)設立。

10 埼玉べ平連、大泉市民の集いなど8市民団体主催、自衛隊パレード抗議朝霞デモ。100名。●アグニュー米副大統領、汚職容疑で辞任。

13 第3回ケイダンレン・デモ。13時、坂本町公園→経団連→常盤橋公園。120名。●中年べ平連第33回定例行動。●ラオス愛国戦線の治安部隊第1陣、ビエンチャンに入る。

14 タイ国学生、新憲法制定を要求してばンコックで警察と衝突、死者数百人。タノム・タイ内閣総辞職。

16 キッシンジャー米国務長官とレ・ドク・ト北べトナム労働党政治局員にノーベル平和賞授与の決定(23日 レ・ドク・トは辞退)。

17 ペルシャ湾岸6ヵ国、石油公示価格21%引上げを宣言(石油戦略の発動)。

21 ちょうちんデモの会、べ平連など16団体共催「そらみろ長沼判決・自衛隊をつぶせ!市民集会・デモ」。12時半、水谷橋公園。デモ→日比谷。300名。●べ平連こうべ(神戸)「反侵略・反差別」のデモ。70名。●福岡べ平連は米領事館ヘデモ。●横田基地で10万人反基地集会。横田基地解体連合は3000枚のビラを配る。《K-02》

23 第1次石油危機始まる。

26 小中陽太郎、金大中問題の共同声明をもってソウルの韓国首相官邸を訪問、声明を手交。

27 「金大中氏を助ける会」、記者会見で第2次声明を発表。16時、国会記者会館。●横田基地ゲート前でビラ配り中の横田基地解体連合の田口氏を米軍憲兵が逮捕しようとして格闘。米兵は銃を持ち出して威圧。《K-02》

28 埼玉べ平連、大泉市民の集いなど共催「朝霞自衛隊観閲式をつぶせ1・市民デモ」。9時、朝霞駅北口→川越バイパス→和光市駅。1千名。●反自衛隊デーはんぐん文化祭、「兵隊さんと私たち」など6市民団体共催。14時、大泉区民会館。

30 米下院司法委員会、ニクソン大統領の弾劾調査を開始。

◎この月末、停戦以後の「協定違反」は解放勢力側が2万8千400(南べトナム政府発表)、政府側は27万1千件(解放勢力発表)。双方の死者は推定5万。

◎この月、小中陽太郎著『私の中のベトナム戦争』(サンケイ新聞社)、小田実著『二つの「世の中」』(筑摩書房)刊行。

 

1973年11月

2 カンボジア解放勢力、プノンペン南方9キロに接近。

4 『タイム』、『ニューヨーク・タイムズ』その他、ニクソン大統領の辞任を要求。

5 ハイエナ企業市民審査会、日本のチュー政権への2千万ドル援助に反対する声明を発表。野党3党に協力要請。

7 米上下両院、大統領の戦争権限制限法案を再び可決し同法成立。

10 第4回ケイダンレン・デモ。14時、坂本町公園→経団連→常盤橋公園。400名。

11 日本の石油危機、深刻化(20日商品相場暴騰、トイレットペーパー騒動おこる)。

13 中年べ平連第34回定例行動。

15 小西反軍裁判第29回公判。新潟地裁。

16 同第30回公判。

18 金大中氏を助ける会など6団体共催「金大中氏の即時来日を実現させる国民集会」。13時、読売ホール。1,000名。デモ→日比谷。

19 べ平連西日本キャラパン第1陣東京出発。●「詩のべ平連」、ベトナム反戦詩集第16集『首のない少年』発行。

20 小西反軍裁判支援委員会、裁判事務局問題について小西誠事務所に申入れ。

24 岩国「ほびっと」で埼玉、東京、京都、岩国・福岡などの若者40名の交流集会(25日まで)。●中年べ平連第34回定例行動。5名。

 

1973年12月

1 第5回ケイダンレン・デモ。14時、坂本町公園→経団連→常盤橋公園。120名。●三菱重工反戦株主連続市民講座第1回。18時、文京区民センター。講師・藤井治夫。●衆議院、南ベトナム政府への50億円援助を含む補正予算案を可決(14日参議院を通過成立)。

3 南ベトナム解放勢力、サイゴンの政府燃料貯蔵庫を攻撃。

4 国連総会、カンボジアの代表権問題の討議を開始(5日 審議の1年延期の動議を採択)。

8 東京クラルテ主催講演会「ファシズムの足音が近づいてくる」。13時、中野文化会館。200名。講師・小山内宏、羽仁五郎、吉川勇一。●パリで「カンボジア人民連帯国際会議」(→9日まで)。

12 小西反軍裁判第31回公判。

13 小中陽太郎著『私の中のべトナム戦争』出版記念会。18時、三福会館。130名。

14 「金大中氏の即時来日を実現し、日韓閣僚会議の開催に反対する国民集会」。18時、読売ホール。500名。●田中政府のサイゴン政権に対する57億円援助に反対するデモ。ハイエナ企業市民審査会主催。25名。

15 「金大中氏の即時来日を実現し、日韓閣僚会議の開催に反対するデモ」。15時、水谷橋公園→外務省→日比谷。300名。外務省前で20分坐りこみ。●中年べ平連第25回定例行動、6名。●プノンペン付近の国道1号線をめぐって激戦が展開。

17 三里塚の大木よね(67歳)死去。

19 日韓閣僚会議に反対する市民デモ。30名。

20 ベトナムでの戦闘激化をめぐり、キッシンジャーとレ・ドク・ト、パリで会談。

22 田中首相私邸へ「もう我慢できない、田中はやめろ!デモ」。14時、中池袋公園→田中首相私邸→江戸川橋。70名。

26 日韓閣僚会議、外務省で開催。抗議行動 12時。日比谷小公園。

30 カンボジア解放勢力、大統領官邸を砲撃。

◎年間実質成長率7.9%、名目21.8%。1人当り国民総生産103万6千円。