1970年

1 熊本・藤崎八幡宮で熊本べ平連の8人がゼッケンデモ。●在ベトナム米軍放送局（AFVN）のロバート・ローレンス・ニュースキャスター、放送で検閲の廃止・言論の自由を主張。

2 吉崎秀一ら、逮捕覚悟の非暴力デモ。15人が国会前などに坐りこみ。

3 べ平連第52回定例デモ。清水谷→日比谷。1,500名。解散地付近で機動隊がデモに暴行。

5 南ベトナム上院「ソンミ虐殺事件」調査委員会、チュー政権を非難する報告書を発表。

7 米国務省、北ベトナムからの浸透が69年中に激減し、1,011人だった（68年は25万）と発表。

10 福岡べ平連、合宿討論。

11 青森べ平連、三沢基地で英文ビラ配布。●日本政府、南べトナム向け経済開発借款（910万ドル）取決めを5年延長に合意。●大泉市民の集いの朝霞定例デモ、毎月2回になる。(Ｏ−1)

14 声なき声の会、徹夜討論集会。

15 レアード米国防長官、6月末までに米軍30万を削減すると発表。●金沢べ平連、初の定例デモ。中央公園、以後毎月第2日曜日に行なう。●青森べ平連「フォークと討論集会」30数名。●熱海べ平連結成集会。熱海文化会館。20数名。講師・鶴見良行。●各地の成人式（宇都宮、八尾など）でべ平連の成人者が抗議、造反など。宇大べ平連は反戦デモ。《M-02》No.15

17 神奈川岸根基地に対し反戦放送。

18 日立ベ平連、年頭集会。市民会館。デモ。

●青森べ平連、第1回定例デモとビラまき。9名。

22 ニクソン米大統領、一般教書でベトナム戦争終結が米外交政策の主要目的と宣言。

24 新潟大反戦青年委、新潟大べ平連共催討論集会、講師・吉川勇一。

25 沖縄から発進の米B-52など、ラオス・カンボジアの国境地帯を爆撃。●新潟で小西誠弁護団会議。自由法曹団系弁護士が手をひく。●第2・第3の小西を！東京行動委員会、デモ。500人。3人逮捕。●宇大べ平連、｢反戦と変革に関する市民会議」。《M-02》No.15

31 べ平連第5回全国懇談会（2月1日まで）。新宿区体育館。250名●フランツ・シャーマン来日。

◎この月、岩国米海兵隊基地で反戦紙。"Semper FI"創刊。岩国での反戦GI運動、公然と始まる。

◎この月、吉岡忍著『フォーク・ゲリラとは何者か』（自由国民社）刊行。

1 べ平連第5回全国懇談会（2日目）。小西誠反軍裁判の「民衆弁護人運動」を提唱。●アジア貿易開発協会（永野重雄会長）設立。●松山べ平連第2次機関紙『アゴラ』創刊。●大泉市民の集い、ベトナム留学生支援大泉集会を開催。(Ｏ−1)　●解放戦線、南べトナム全土で攻勢。

2 べ平連、札幌講演会。大谷会館。700名。講師・小田実、前田俊彦、F・シャーマン。●バートランド・ラッセル死去。

3 べ平連、新潟講演会。市公会堂。800名。講師・小田実、小西誠、前田俊彦、もののべながおき、吉川勇一、F・シャーマン。●ラオス政府、ジャール平原の中立化を提案。

4 2・4労学市民総決起集会。明治公園。5千名（うちべ平連500名）。デモ→東京駅。●青森・五所川原農高で、小田・小中共著『反戦のすすめ』を焼却（判明は3月15日）。●べ平連、名古屋講演会。講師・小田実、小西誠、F・シャーマン。

5 べ平連、大阪・京都講演会。講師・小田実、鶴見俊輔、山田慶児、F・シャーマンほか。●岩国基地内で黒人兵、大衆団交（発表は3月30日）。

6 べ平連、福岡講演会。講師・小田、小西、F・シャーマン。

7 べ平連第53回定例デモ（「北爆五周年・ベトナム侵略やめろ2・7集会実行委」主催として）。清水谷→東京駅。2,800名。逮捕5名。「中学生全共闘」30名登場。●デモ後、北摂べ平連（大阪）の訴えで新宿西口でフォーク集会。数千名参加。警官多数出動。14名逮捕。●北区べ平連機関誌『三十億分の一』創刊。●米軍、北九州山田弾薬庫の弾薬4千776トンを沖縄に輸送。

8 解放戦線、南ベトナム政府のプレスセンターを爆破。●ベトナム反戦ちょうちんデモの会主催「ベトナム留学生強制送還反対集会」。武蔵野公会堂。

9 F・シャーマン離日。

10 「週刊アンポをサカナにして集まる会」。国際文化会館。●レアード米国務長官、南ベトナム訪問。

11 対自衛隊行動デー。べ平連など市民団体、各地で自衛隊ヘデモ。東京では練馬の自衛隊にビラまき。20名。●旭川べ平連、紀元節粉砕デモ。80名。●大分べ平連、初のデモ。14名。

12 ラオス国防省、北ベトナム軍がジャール平原で攻勢にでたと発表。

13 ラオス愛国戦線、ジャール平原でラオス政府軍と激戦（15日米機400機、ラオスを猛爆。16日民主党議員、ニクソン政権がラオスでの秘密戦争を激化させていると非難。21日 愛国戦線がジャール平原を制圧）。●沼津べ平連、弾丸映画上映会。市公会堂。

14 『週刊アンポ』印刷所に公安刑事が訪問しゲラ刷りを持去るとの情報入る。

15 宮崎「ベトナムに平和を！非暴力反戦市民の会」デモ。寿児童公園。●「草の実会」など婦人グループ、毎月15日の定例デモを開始。

17 南ベトナム・日本経済協力開発委員会設置。●三里塚少年行動隊結成。

19 南ベトナム臨時革命政府、米軍の化学戦争強化の実態を発表。●サイゴンの米軍司令部、米軍の戦死者は4万562人、過去10年間の北ベトナム軍・解放戦線軍の戦死者は60万1千315人と発表。●空港公団、三里塚に強制立入り調査。反対同盟など1,900名が坐りこみ、抵抗。

21 米軍機、ラオスを爆撃。●ヤング・べ平連定例デモ。清水谷→首相官邸→日比谷。80名。●戦争に反対する長野市民の会、デモ。

22 レアード米国務長官、ラオスでの地上戦争を拡大しないと言明。●浜松べ平連、講演会。150名。講師・吉川勇一。デモ。●詩のべ平連、「反戦詩朗読とシンポジウム」。小金井福祉会館。●「中野反戦行動」のデモ。新井薬師公園。

25 B-52の南べトナム爆撃、強化。●府中で日大の中村克己ら、右翼に襲われる。

◎この月、三沢基地司令官、"HAIR" のグループ10人の反戦GIを本国に強制送還。

◎この月、鶴見良行著『反権力の思想と行動』（盛田書店）刊行。また、べ平連など「市民主義」批判の芝田進午編著『現代日本のラディカリズム』（青木書店）刊行。

2 西口フォーク集会裁判、東京地裁で第1回公判。

3 2月上旬に警視庁が『週刊アンポ』7号のゲラを印刷所から持去った事件につき、吉川勇一、警視庁に抗議。警視庁は抗議を拒否。

6 ラオス愛国戦線、5項目提案を発表。●ニクソン米大統領、ラオス問題で声明。北べトナムのジュネープ協定違反について英ソに親書を送ったこと、米空軍がラオスの戦闘に参加していることなど発表。

7 べ平連第54回定例デモ。清水谷→日比谷。750名。●日本・南べトナム援助協定調印。●平塚べ平連機関紙『週刊今ドースル』創刊（71年3月14日までに54号を発行）。

9 べ平連、イントレピッド4人の会、大泉市民の集い、ちょうちんデモの会など共催「たたかうべトナム人留学生を支持する会」。全電通会館。600名。講師・宮崎繁樹、日高六郎。●ラルフ・フェザーストン、アメリカで爆死。

11 プノンペンで数千人のデモ隊が、北ベトナム・南べトナム臨時革命政府の両大使館を襲撃。

14 大阪万国博（EXP0'70）開会式。

15 板橋べ平連ティーチ・イン。●松山べ平連主催「松山ハンパク集会」。市民会館、13時。●『金沢べ平連だより』、『金沢反戦市民』と改題。

16 「週刊アンポ社」不当捜索告訴事件について警視庁が取調べ。吉川出頭。●奄美・喜界べ平連発足。27名。

17 米陸軍省、ソンミ虐殺の幹部を告発。

18 カンボジアでクーデター。ロン・ノル将軍ら、シアヌーク元首を追放。

19 「隊友社」総会。

20 米国、ラオスでの戦闘にタイ軍が参加していることを初めて認める。●警視庁の『週刊アンポ』ゲラ持去り事件であらためて警視庁に抗議。「アンポ社」、記者会見で言論弾圧に抗議する声明を発表。

21 米軍岩国基地で、べ平連など米軍向け「反戦放送」を開始。●ヤング・べ平連定例デモ。清水谷→首相官邸→日比谷。50名、●関西べ平連、「アンポ大学」。講師・吉川勇一。●東京北部市民団体討論会。板橋フォーク・ゲリラ、上福岡べ平連など6団体参加。

22 埼玉べ平連、大泉市民の集い、婦人民主クラブ大泉支部など、朝霞基地撤去の集会・デモ。180名。●平和のために手をつなぐ秩父市民の集い、「たたかうベトナム留学生を支援する集い」とデモ。

23 北京滞在中のカンボジア・シアヌーク殿下、ファン・バン・ドン北べトナム首相と会談。民族解放軍創設・カンプチア民族統一戦線結成を含む5項目声明を発表。

24 文部省、米軍撤退・チュー政権打倒を唱えたベトナム留学生4人への奨学金打切りを決定。

26 岩国べ平連、基地に "We got the brASS"を配布。

28 板橋べ平連と秩父市民の集いが秩父で交流集会。●静岡べ平連、講演会。講師・吉川勇一。●千葉べ平連、三里塚へ援農泊りこみ（29日まで）。●高橋武智、ストックホルムでの「ベトナム国際会議」に出席のため出発。●カンボジアと南ベトナム解放軍、プノンペンに進撃開始。

29 北区べ平連第1回定例デモ。柳田→赤羽。+6名。

30 べ平連、記者会見で、岩国基地での団交の録音テープを公表。

31 赤軍派、日航機をハイジャック。

◎この月、松山べ平連解体。松山べ平連愛大戦線として再発足。

◎この月、堀田善衛著（小説）『橋上幻像』（新潮社）刊行。

1 解放戦線、全土で攻勢。●米マサチューセッツ州、宣戦布告なき戦争には参加しないでよいと定めた州法を制定（ベトナム戦争の違憲性を問う）。●板橋べ平連機関誌『虫けら』創刊。

3 米マサチューセッツ州の反戦立法（ベトナム行き拒否を認める）が発効。同州のJ・グリフィン1等兵が米陸軍にベトナム行き命令を取消すよう求めて訴訟。

4 べ平連第55回定例デモ（「闘うベトナム留学生を支援する集会・デモ」として7団体が共催）。1,000名。清水谷→法務省。

5 広島・岩国両べ平連主催「岩国反戦米兵支援連帯集会」。岩国市労働会館。200名。●安保拒否百人委員会、数寄屋橋に坐りこみ。最高時は80名参加。途中、機動隊が排除。●周恩来中国首相、北朝鮮訪問、日本軍国主義の復活を批判する共同声明（9日）。

7 東京入管、東大大学院レ・バン・タムら14人のベトナム留学生の在留延長を認める。

8 革マル派、4・28デモに参加したいと申し入れ。

9 カンボジア政府軍、べトナム系住民を虐殺。●中国と北朝鮮両政府、日本軍国主義と共同して闘うとの共同声明を発表。

11 ベトナム留学生を支援するデモ。大久保公園→雑司ヶ谷公園。150名。●東京フォークゲリラ主催「広場集会」豊島振興会館。18時、講師・岡邦俊、吉川勇一ほか。

12 岩国錦帯橋下で反戦米兵40人も参加してべ平連ラブ・イン集会。●板橋べ平連主催『週刊アンポ』読者会。15時。板橋産業文化会館。

13 金米150以上の都市で反戦行動。●解放戦線、サイゴン市内を砲撃、劇場に命中し41人死傷。

14 経団連調査団、合弁開発銀行設立のためサイゴン訪問。●南ベトナム政府軍とカンボジア・ロン・ノル軍がカンボジア領内で共同作戦、南ベトナム政府軍の越境侵入が日常化。

15 米国で反戦集会・デモ。数十万人参加。●西口フォーク集会裁判第2回公判、

16 光文社闘争はじまる。スト突入。

18 ヤング・べ平連定例デモ。清水谷→首相官邸→日比谷。40名。●政府、南べトナム難民救済のためのアパート、診療所建設で2億6千万円を贈与。

19 米上院での66年以来の米軍によるラオスでの秘密作戦の証言議事録、公表される。

20 ニクソン米大統領、第4次撤兵計画を発表、今後1年間に15万人。

21 69年10・21デモで機動隊に蹴られ流産した名古屋の野口幸江夫妻、県を相手どり賠償請求の訴訟。

22 米下院のアジア特別調査団、日本の軍国主義的傾向と核戦力保有の方向を報告。

23 在日ベトナム留学生170人、カンボジアでのベトナム人虐殺に抗議してデモ。●日本政府、カンボジアの現状は内戦ではなく、北ベトナム軍の侵略に対する戦いであるとの公式見解を発表。●米国政府、カンボジアに武器を援助していたことを認める。

24 インドシナ人民首脳会議開催（→25日・対米共同闘争の声明を発表）。

25 毒ガス禁止運動主催「毒ガス禁止デモ」。14時。清水谷→国労会館。320名口●集会「反安保のさまざまな渦巻を！」13時、牛込公会堂。●小田実ら、新宿紀伊国屋書店前で『週刊アンポ』を立売り。

26 万博「太陽の塔」の眼玉に坐りこみ男あらわれる。

27 映画『地下広場』（大内田圭也監督）完成。第1回上映会。厚生年金ホール。●松山商大べ平連結成集会。デモ。

28 全国全共闘、全国反戦、6月行動委共催「沖縄闘争勝利・安保粉砕4・28統一集会・デモ」。1万6千600名（うちべ平連など市民団体8千名）。集会の途中、革マル派の参加に対し、他党派が実力阻止するのに抗議して、6月行動委は主催団体をおりる。デモは明治公園→日比谷。6行委の隊列から逮捕者4名。重軽傷者各1名。●安保拒否百人委員会、国会正門前、数寄屋橋公園などに6回にわたる坐りこみ。約20名。

30 ニクソン米大統領、カンボジア領内への攻撃を命令。全米で抗議デモ。

◎この月、松田道雄著『革命と市民的自由』（筑摩書房）刊行。

1970年5月

1 米軍カンボジアに侵入。日本政府は「やむをえない」との態度を発表。●米機、68年11月以降停止されていた北爆を開始、120機が参加。

2 べ平連、第56回定例デモ（アメリカのカンボジア侵略に抗議して）。清水谷→日比谷。900名。●京都べ平連、カンボジアでのベトナム人虐殺事件について国連、国際赤十字、日本政府に要望書を送る。●「詩のべ平連」、べトナム反戦詩集第9集『緋』発行。

3 シァヌーク殿下、北京でカンボジア王国民族連合政府の樹立を宣言。

4 米ケント大学で学生4名が州兵に射殺される。米各地で反戦デモ激化。

6 反戦自衛官の新聞『整列ヤスメ』（隊友社発行）創刊。記者会見（18時）で発表。

8 全米で230の大学閉鎖。ケント州立大事件への抗議行動拡大。●全共闘、反戦青年委などカンボジア侵略抗議集会。16時、清水谷公園。2,500名。デモ。べ平連など市民団体は不参加。●中大べ平連反戦集会。全電通会館。

9 松山商大べ平連機関紙『人間!?「存亡の機」』創刊。●ワシントンでカンボジア侵攻反対・ケント州立大学生射殺抗議のデモ、10万人参加。

11 西口フォーク裁判第3回公判。

12 広島シージャック事件おこる。

14 福岡べ平連、アジア会議粉砕の集会とデモ。

15 米ミシシッピ州ジャクソン大学で女子大生2名が警官隊に射殺される。●広島でシージャック事件犯人、川藤展久を警官が射殺。

16 全米22ヵ所で反戦G1のデモ（M16反戦デー）。●在日外国人による「東京動員委員会」主催「カンボジア軍事介入抗議、ベトナム・モラトリアムデー連帯集会」。12時、清水谷公園。1,400名。デモ→日比谷。途中米大使館前で機動隊によるサンケイ・カメラマン暴行事件おこる。警視庁記者クラブ、各社社会部長会など警視庁に抗議。このデモで逮捕者6名。●べ平連主催「反戦・反軍大集会・すべてが始まった」。17時半。杉並公会堂。1,500名（講師・小田実、大江健三郎、小西誠、ジェリー・スエアー）。●盛岡べ平連、カンボジア侵攻抗議デモ。十数名。

17 反戦反軍活動全国懇談会。新宿区体育館。●福岡べ平連討論集会。13時、市民会館。●「6月行動」総会。18時、品川労政会館。

19 大学べ平連主催「集会・安保は終ったと誰がいうのか」。デモ、清水谷→日比谷。

21 警視庁、16日の機動隊員による暴行事件について幹部ら13名を処分したと発表。

22 ニューヨークなど100以上の米美術館が反戦休館。

23 インドシナ反戦と反安保のための6月行動委員会の総会会場（三田・大聖院）、警察の圧力で使用拒否。

24 6行委代表、会場問題で三田警察署へ抗議。●京都で反自衛隊市民集会。市役所前。●B-52、北べトナムの非武装地帯を爆撃。

25 中国・北ベトナム間に新軍事援助協定調印。

26 関西べ平連主催、第4回安保大学（中之島公会堂）で、小田実、軍需産業への一株運動を提唱。●南ベトナムとカンボジア、国交回復に合意。

29 隊友社総会。●カンボジア侵略抗議で全共闘、反戦青年委、1万7千がデモ。

◎この月、セイムア・ハーシュ薯・小田実監訳『ソンミ』（草思社）刊行。

1 べ平連、反安保毎日デモを開始。13日までの予定（のち延長）。毎日18時、清水谷公園集合。コース・清水谷→士橋。第1日目は150名で出発、途中で400名にふえる。

2 毎日デモ2日目。500名。●福岡べ平連、「ファントム墜落2周忌デモ」。●日本の松下電気工業の技術協力による最初のテレビ組立工場、南ベトナムに完成。

3 毎日デモ3日目。800名。●秋田明大、小田実、福富節男ら、中村克己虐殺で日大体育会系学生20人を地検に告発。●岩国べ平連、岩国基地の反戦米兵ロニー・レナーら4名が2日、本国に強制送還されたと発表。

4 毎日デモ4日目、650名。

5 毎日デモ5日目、500名。

6 べ平連第57回定例デモ。清水谷→日比谷。2千200名。6名逮捕。●毎日デモ6日目、1,000名。●新宿西口広場で夜2,000名が坐り込み。24名逮捕。●横須賀べ平連、米海軍士官クラブヘビラまき、反戦よびかけ。●伝習館高で教師4名が罷免される。●札幌べ平連講演会。講師・鶴見良行、武藤一羊。

7 毎日デモ7日目、700名。●新宿べ平連講演会「70年6月」。18時、厚生年金ホール。講師・小田実、小西誠、秋田明大、真継伸彦。●葛飾・城東・小岩べ平連、地域デモ。10時、青戸公園→金町駅前。●大泉市民の集い、「朝霞基地撤去デモ」。11時、朝霞駅北口。●荏原べ平連、「反安保南部地区統一集会・デモ」。10時半、戸越公園。●ベトナム反戦ちょうちんデモの会、西部戦線共催「インドシナ反戦と反安保のための武蔵野・三鷹市民集会・デモ」。13時、井の頭文化会館。●E・レイノルズ博士、「フェニックス」号で横浜から離日。50名見送り。●岩国基地の "Semper FI"の編集者6名、本国に送還される。●盛岡べ平連など、岩手6月行動委員会を結成。

8 京都で反安保1週間デモ開始（15日まで）。

10 和光大べ平連など、討論集会「安保をつぶせ」。18時、町田公民館。●カンプチア民族統一戦線、アンコール・ワットを占領。

11 反安保毎日デモ11日目。350名。

13 毎日デモ13日目、1,400名。●この日「6月行動」の同時多発デモ。清水谷公園でのべ平連毎日デモのほか、川崎、小岩、杉並、大泉、中野、南千住、国立など都内22ヵ所で集会・デモ。国立市のべ平連デモで1名逮捕。●池袋西口公園でのべ平連集会（150名）に拓大生20名がおしかけて暴行。●安保拒否百人委のよびかけで新宿西口集会。1,000名が集まり、機動隊2千名が出動し排除。逮捕9名。●毎日デモ、23日までの延長きめる。

14 インドシナ反戦と反安保の6・14大共同行動。労学市民総決起集会・デモ。14時、代々木公園B地区。革マルを含む新左翼党派と市民団体の初の共同行動。7万2千名参加。デモ→赤坂→日比谷。日比谷公園付近でデモ参加の1市民を学生グループが私服警官と誤認、暴行。被害者入院。●余市魚雷艇基地設置反対全道総決起集会。札幌、倶知安、小樽べ平連など参加。

15 べ平連、記者会見で Pacific Counselling Service（PCS）の開設について発表。●声なき声の会、樺美智子追悼集会。18時、清水谷公園。後、花をもって国会南通用門へ。200名。●草の実会など婦人の15日デモ。礫川公園→靖国神社。70名。●福岡べ平連、「安保をつぶせ」連続行動開始（23日まで）。●東京・渋谷では学生グループが交番を襲撃。

17 京都べ平連、14日の京都定例デモでの機動隊暴行について、京都府公安委員会に質問状を提出。

18 反安保毎日デモ18日目。1,100名。

19 米クリーブランド市で「ベトナム・ラオス・カンボジア戦争に反対する全米緊急会議」を開催、1,500人参加。

20 都内の集会・デモ81件。60年安保以後、1日のデモ件数は最高の数。べ平連の毎日デモは20日目。2千名。●新宿西口で坐りこみ。7名逮捕。●日本弁護士連合会人権擁護委員会が、警視庁、警察庁、公安委などに対し「デモ検問は高圧的で横暴、職権濫用で憲法違反である」と警告。

21 べ平連毎日デモ、21日目。4,500名。デモのあと300名が数寄屋橋公園で集会。逮捕者4名。●安保拒否百人委の鶴見俊輔、久野収ら80名、国会正門付近で3時間にわたり坐りこみ。●社共総評系のデモ、集会、全国で236ヵ所。

22 米国務省、日米安保条約の継続維持確認の声明。●毎日デモ、22日目。5千名。●沖縄で4万人の県民総決起大会。●能勢（大阪）ナイキ基地反対闘争はじまる。

25 カンボジア政府、18歳から60歳までの男女に総動員令、兵役または奉仕を課す。

28 ヤンマー・ディーゼル、ベトナム・インダストリアル・マシナリーと合併で耕運機エンジン生産。

30 毎日デモ、30日目。500名。7月4日の定例デモまで延長をきめる。●米軍地上部隊、カンボジア撤兵を完了。ニクソン米大統領、カンボジア作戦の正当性と成果を強調し、空軍による支援は続けると言明。●米上院、米国のカンボジア軍事介入禁止を求めたクーパー・チャーチ決議案を可決（58対37）。

◎この月、米石油業界誌『ぺトローリアム・エンジニアリング』誌、南ベトナム沖合油田は「ルイジアナ＝テキサス規模に匹敵し、業界史上最大のプームの1つになろう」と報道。

◎この月、古山洋三・和田春樹・清水知久編『米国軍隊は解体する』（三一書房）刊行。

1 べ平連の反安保毎日デモ、31日目。200名。●共産党11回党大会（初公開）。

2 毎日デモ、32日目。160名。デモ後部に機動隊の警備車が突込み、デモ参加者ら6名をはねとばす。デモは坐りこんで抗議。●公安調査庁の局長会議で、川口長官、「べ平連は70年代に自衛隊内で総反乱をめざしており、注目の要がある」と訓示。●米反戦活動家、バーバラ・バイ、来日。

4 ベ平連第58回定例デモ。1,200名。清水谷→日比谷。●岩国べ平連、講演会。岩国労働会館。講師・小田実、小西誠、吉川勇一。●夜、米軍岩国基地内で反乱。米兵32名が営倉などを13時間以上にわたって占拠。●在日外国人の東京動員委員会主催「米日人民連帯・米日反戦兵土支援集会」。日比谷野外音楽堂。2,300名。●べ平連、7月7日の集会の主催団体を辞任、経過の声明を発表。●全九州べ平連懇談会。飯塚市。

5 広島ベ平連主催「軍隊つぶせ！日米連帯集会」。13時、広大会館。800百名。講師・小田実、小西誠、吉川勇一、R・ホビット。●カンボジアの軍事法廷、欠席裁判でシアヌーク前元首に死刑の判決。

6 コンソン島での政治犯虐待が暴露される。●岩手6月行動委員会、総括集会（6月行動中、岩手県内のデモ8回、逮捕者11名）。

7 蘆溝橋事件33周年・日帝のアジア侵略阻止人民集会。18時、日比谷野外音楽堂。4千名（うちべ平連550名）。●米下院議員調査団、南ベトナム、コンソン島の収容所「トラのおり」を暴露。

9 米軍の超大型輸送機C-5A、沖縄嘉手納基地に飛来。

12 サイゴンで学生数千人がデモ。

17 家永教科書裁判、東京地裁で勝訴。

18 大泉市民の集い、朝霞基地前で「反戦テレビ局」を開設。7/25、8/15にも。(Ｏ−1)　●6行委救対主催「デモの過剰警備と機動隊指揮官車による傷害に抗議し、新警視総監に秦野前警視総監の誤りを繰返さないよう要求する集会・デモ」。17時半、清水谷公園。●福岡べ平連、合宿討論集会（20日まで）。九重。●東京の杉並・立正高校で初の光化学スモッグ禍。●堺べ平連主催「対話フォーク集会」。13時、堺市駅前。

19 信太山自衛隊基地撒去要求デモ。14時、信太山駅前。堺べ平連など150名参加。

22 べ平連、6行委救対など15名、7月2日の事件で東京地方検察庁に警察を告発する告発状提出。●新潟で全国反軍討論集会。

23 新潟地裁で反戦自衛官小西三曹の裁判はじまる。第1回公判。→　1975/2/22●沖縄・嘉手納基地で規律違反の黒人兵G・オースチン軍曹の軍事裁判にヤン・イークス、弁護に立つ。

24 天ヶ森射撃場で反戦キャンプ。青森べ平連などから参加。

26 ベトナム反戦姫路行動。自衛隊に封筒入り『整列ヤスメ』などを手渡す「恋文作戦」。

27 岩国基地の反戦米兵、デッチあげのマリファナ所持容疑で逮捕される。

◎この月、小田実著『何を私たちは始めているのか』（三一書房）、飯沼二郎著『キリスト者と市民運動』（未来社）、小西誠著『反戦自衛官』（合同出版社）刊行。

1 べ平連第59回定例デモ。清水谷→日比谷。560名。

2 新宿などで「歩行者天国」はじまる。紀伊国屋書店前で「第2・第3の小西を！行動委」などフォーク・ソング集会。

3 岩国でべ平連など、反戦兵土の強制送還反対デモ。基地内でも20名が同時にデモ。

4 革マル派の学生、海老原俊夫、中核派のリンチで殺害される。

6 福岡べ平連、大村で反戦キャンプ（8日まで）。

7 岩国反戦集会（労働会館）を右翼団体、「仁義社」が襲撃。●佐藤首相、南ベトナム首相に経済援助促進を確約。

8 石神井市民の会、原爆反対集会。石神井公園野外ステージ。30名。

9 新宿歩行者天国でふたたびフォーク集会。100名。

10　反戦ＧＩ新聞『Right On』発行。(Ｏ−1)

14 朝霞基地などの米軍衛生兵が反戦新聞、"Freedom Rings"を創刊。●革マル派学生が4日のリンチヘの報復で法政大の中核派を襲撃、リンチ。

15　ヤング・べ平連発言集会。清水谷公園。●8・15記念国民集会「わたしたちとアジア」。豊島公会堂。600名。●北区べ平連・連帯誌『艦の中から』創刊。

20 「8月沖闘委」の沖縄渡航制限撤廃闘争。晴海埠頭。600名（うちべ平連70名）。

21 米国務省、米軍と南ベトナム軍のラオス領内の自衛反撃を許すと言明。

22　安保拒否百人委員会、横田10人委員会が、はじめて土曜日のビラ配り。以後定例化。《K-01》No.2

23 福岡べ平連、白木原基地で第1回反戦放送。

24 元自衛隊員ら、「隊友反戦」を結成。●米国防総省、カンボジアヘの新規援助4千万ドル供与を発表。

29 「第2、第3の広場を！行動委」主催の「ひろばのための集会」。清水谷公園。25名。

31 小田実、高橋和巳ら「“満州事変”のころ生まれた人の会」をよびかける。●新宿に「スナック・シコシコ」+｢情報センター模索舎」の場所決定。13坪。保証金280万円、家賃9万円。《M-02》No.18

◎この月、目黒べ平連、発足。

1 埼玉べ平連、浦和で反戦スナック「CITADEL」建設の工事開始。

3 入管、米反戦活動家ロナルド・マクリーンのビザ延長申請を拒否。

5 べ平連定例デモ。清水谷→日比谷。700名。逮捕者4名。●“満州事変”のころ生まれた人の会、発足。東京青山会館で第1回会合。50名。

7 R・マクリーン、在留延長不許可処分の取消と同執行停止仮処分を申請。

10 長野ヤングベ平連機関紙『残りもののおすそわけ』創刊。

12 横田10人委員会の3人が、横田基地第2ゲート前に座り込み。全員逮捕。《K-01》No.2

14 べ平連第6回全国懇談会（15日まで）。日本青年館。46グループから130名参加。●東京地裁、マクリーンの仮処分申請を認め、判決までの在留を認める。

15 市ヶ谷の自衛隊内「共済会館」で「隊友反戦」結成大会。100名。●沼津今沢海岸に上陸の米兵に静岡べ平連、静岡平和委などが反戦よびかけ。

17 法務省、14日の地裁決定に即時抗告。●第8回拡大パリ会談。ビン臨時革命政府首席代表、8項目の提案。

18 「“満州事変”のころ生まれた人の会」主催講演会「満州事変からインドシナ戦争へ」。18時、豊島公会堂。1,000名。講師・小田実、高橋和巳、柴田翔、真継伸彦、無着成恭、武藤一羊、吉川勇一ら。三菱重工業への一株運動、提唱される。

19 小西反軍裁判支援委員会主催「小西とともに民衆が軍隊を裁く」集会。18時、社会文化会館。500名。

23 高校生叛軍集会。13時、清水谷公園。

25 米軍板付基地で反戦地下新聞 "YAND"創刊。●秩父べ平連、講演会。講師・吉川勇一。

26 横須賀米軍基地で反戦地下新聞"YOKOSUKA DAVID"創刊。（1972年12月の第6号まで発行。以下、"OFF THE BRIDGE"（73年4月〜73年8月の全6号,"FREEDOM OF THE PRESS"（73年10月〜75年3月の全21号）が横須賀での反戦兵士運動の機関誌として発行される。

28 岩国基地で125人の兵士が水泳場に集まり反戦集会。

29 前日につづき岩国基地内で集会。上官に造反。●横須賀に米空母「アメリカ」入港。横須賀べ平連、上陸の兵士に反戦ビラまき。

30 岩国基地でさらに集会。司令部前などに兵士100名が集合。待遇改善など要求。●三里塚で空港公団の立入調査に農民が糞尿で抵抗。

◎この月、松山べ平連（第三次）発足。

◎この月、米軍がラオス、北ベトナムなどでサリン爆弾を使用。（ＣＮＮテレビによる暴露報道は、1998年6月のこと。) なお、爆撃の対象は、米脱走兵だったとの驚くべき報道。詳しくは「ニュース欄」のNo.29を参照のこと。

◎この月、南ベトナム政府軍の総兵力、100万8千人に増加（69年5月末には75万6千人）。

◎この月、『週刊アンポ合本』（週刊アンポ社）刊行。なお、べ平連など批判の『小ブルジョア急進主義』（日本共産党中央委員会出版局）も刊行。

1 広島べ平連とPCS（バーバラ・バイ）記者会見で9月29日〜30日の岩国基地内反戦集会について発表。

3 べ平連第61回定例デモ。清水谷→日比谷。550名。

5 南べトナム経済協力調査団（安部勲団長）を派遣。

6 岩国で7月4日の反乱について13三人の兵士の軍事裁判開始。

7 沖縄・嘉手納基地で反戦地下新聞、"Demand for Freedom"創刊。●ニクソン米大統領、5項目のインドシナ和平提案を発表。

9 ロン・ノル政権のカンボジア、クメール共和国へ移行を宣言。

10 京都で「反戦・反安保・兵隊ススムナ・入管反対集会」。●岩国で10・10反戦米兵士支援デモ。

11 反戦ＧＩ新聞『Freedom Rings』発行。(Ｏ−1)　●ロジャース米国務長官、テレビでべトナム停戦監視団に日本が参加を表明と語る。

17 日本、南ベトナムのダニム・ダム発電所修復に3億円を贈与。

18　大泉市民の集いの反戦放送、最高の盛り上がりを見せる。(Ｏ−1)

20 大泉市民の集い、反戦米兵ジム・ウィリアムスの記者会見。(Ｏ−1)　●兵庫ベ平連デモ。●政府、初の防衛白書を発表。

21「この体制は我慢がならない10・21集会・デモ」。19時、キャンドル・デモ。1万名。清水谷→東京駅。●全国各地の10・21デモに総計37万名が参加。●岩国に国際反軍連合（ICMC）結成。●横須賀では反戦米兵が基地内デモ。

22 京都で「反戦自衛官連帯委員会」、「死の商人を告発するグループ」、「入管を暴露するグループ」設立。●国際戦争犯罪調査第一回審理、ストックホルムで開催（→25日まで）。

23 「詩のべ平連」、べトナム反戦詩集第10集『泥の革命』発行。

24 マクリーン裁判を支援する10・24集会。礫川公園。200名。●佐藤・ニクソン会談。

27　新宿で｢スナック・シコシコ」+｢模索舎」営業開始。《M-02》No.18

28 写真家、澤田教一氏、カンボジアで取材中に死亡。

30 PCS米活動家のバパラ・バイ、羽田で入国を拒否され、空港ホテルに軟禁される。

31 全米の主要都市で反戦デモ。

◎この月、新宿に反戦スナック・書店「シコシコ・模索舎」開店。

◎この月上旬、日本政府、外務省を中心に各省担当者からなる「南ベトナム経済援助調査団」をサイゴンに派遣。

◎この月、小田実著『小田実全仕事�H評論3人間から人間へ…』（河出書房新社）刊行。

◎この月、大沢正道・内村剛介編『われらのうちなる反国家』（太平出版社）刊行。

1 全関東叛軍闘争委員会主催「自衛隊パレード粉砕集会・デモ」。10時。清水谷→宮下公園。870名（うちべ平連100名）。

4 入管、バーバラ・バイに退去命令。

7 南ベトナムのジンジン省ゴクフォン寺で「平和のための人民戦線」結成、各界の代表500人が参加し、米軍撒退を要求。●べ平連第62回定例デモ（マクリーン裁判支援として）。清水谷→日比谷、680名。逮捕11名。デモに革マル派100名が参加。デモ参加者に暴行、混乱。●東京地裁、B・バイ強制収容の執行停止申請を却下処分。即時抗告。

9 米最高裁、マサチューセッツ州の「ベトナム戦争違憲」の訴えを却下、

10 広島で米兵とのラブ・イン集会。岩国基地の米兵150名参加。●兵庫県警、脱走兵援助にかかわっていた日本基督教団尼ヶ崎教会、龍野教会を家宅捜索。種谷俊一牧師らを逮捕（種谷牧師裁判はじまる→75年2月20日）。

11 11・11由比忠之進追悼集会。労音会館。デモ→日比谷。80名。

12 岩国基地の反戦兵士ノーマン・ユーイングの軍裁に初の日本人弁護土として京都弁護士会所属の小野誠之が出廷。

16 横須賀基地の米兵2名と横須賀べ平連、米修理艦「セテア」内の反乱について記者会見で発表。

17 イントレピッド4人の会主催「イントレピッドの4水兵脱走4周年記念討論集会」。18時、日本青年館。50名。

21 米軍、ハノイ近郊のソンタイ捕虜収容所に「救出」作戦。失敗。●米機200機以上で北緯19度以南の北爆を再開。●埼玉・狭山公園で米兵と日本人のラブ・イン集会。米兵40名参加。

22 日米共同声明1周年抗議で、べ平連、入管闘、全共闘など共催「日米共同声明路線粉砕・入管法再上程阻止・入管体制粉砕、11・22労学市民総決起大会」。1万2千名（うちべ平連1,500名）デモ、明治公園→芝公園。

24 京都で「反戦米兵連帯講演会」。13時、同志社大学館。講師・ヤン・イークスほか。

25 三島由紀夫ら市ヶ谷の自衛隊内でクーデター扇動、自殺。

28 沖縄で「自由兵士を守る沖縄委員会」記者会見。13時、行政府第1記者クラブ。兵士への弾圧に対する抗議行動について発表。

◎この月、米マサチューセッツ州とサンフランシスコ市で、米軍即時撤兵をめぐって住民投票。

◎この月、小田実著『問題の中でしゃべる』（講談社）刊行。

1 間組、ダニム発電所修復工事にかんする正式契約に調印。

5 べ平連第63回定例デモ。清水谷→日比谷。470名。●岩国N・ユーイングらの第2回軍裁。

7 南ベトナム・クイニョン市で米兵が中学生を射殺（11日各地に反米デモおこる）。●大泉市民の集いの朝霞反戦放送局、閉局。 朝霞野戦病院閉鎖。(Ｏ−1)

8 べ平連主催「12・8早朝反戦集会」。7時、清水谷公園。24名。●京都で「戦争てなんや市民集会」。同志社大学館。●米上院本会議、カンボジア・ラオス・タイヘの地上部隊の介入禁止の条件を付けて国防支出法案を可決。

9 岩国でのユーイング第3回軍裁公判に日本人証人として鶴見俊輔、神谷康子が出廷。

10 ニクソン米大統領、記者会見で北側の浸透が増し米側に脅威となれば北爆を再開する、偵察飛行は続けると言明。●北ベトナムの党と政府、米軍の侵攻に備え、戦争準備を強化せよと声明。

12 アジア議員連盟の岸信介、南ベトナムに日本の援助強化を約束。

13 日米繊維交渉、行き詰まり、中断。

15 B・バイ、法務省を相手どり、ホテル収容は違法との訴えをおこす。

16 米上院、米軍介入禁止の条件を付けてカンボジアヘの軍事援助を承認。

17 横田基地で第1回の英文ビラまき。(横田基地の米軍兵士が執筆）《K-02》

18 京浜安保共闘、東京・上赤塚交番を襲撃、警官に撃たれて3人が死傷。

19 盛岡べ平連ティーチ・イン。15名。

20 沖縄コザ市で米軍MPの交通事故処理に憤激、大規模な反米暴動、米人学校などに放火。●札幌べ平連機関紙『札ベニュース』創刊。

21 べ平連の24名、米軍の沖縄での弾圧に抗議し、米大使館前に坐りこみ。機動隊が排除。●沖縄米軍の反戦黒人兵グループ、コザ暴動の日本人への支持を表明。

22 米議会、カンボジアヘの軍事援助を合む10億ドルの追加軍事援助法案を可決。●サイゴンの米軍司令都、クイニョンの少年射殺事件（7日）で公式に謝罪。

24 米兵ウェッデル、記者会見で反戦の意見を発表。●べ平連、沖縄人民への連帯デモ。16時、芝公園→日比谷。300名。米兵ウェッデルもデモに参加。解散地でウェッデルほか2名が逮捕される。●ウェッデル逮捕にかんし、鶴見良行、福富節男、小野誠之、吉川勇一ら、警視庁に抗議。22時。

25 沖縄べ平連、糸満べ平連など「反米軍実力行動支援デモ」。15名。

26 東京地裁民事9部、B・バイの訴えを却下。

31 沖縄国頭村の住民、米軍の実射演習を実力で中止させる。

◎この月、米軍兵力は34万4千人に減少。

◎この月から翌月にかけて、｢横田基地解体(市民）連合」ができる。《K-02》

◎この年、岩佐寿弥監督『叛軍通信 No.1, No.2』、土本典昭監督『水俣』封切。

◎この年、日本の南ベトナム輸出は1億4千600万ドル（前年比35％減 輸入は455万ドル）。

◎年間実質成長率10.8％、名目17.9％。1人当り国民総生産70万7千円。