1973年1月

 

清水知久・反戦市民運動における「趣味と実益」(月エコ)

小沢遼子・よそもの連合太平記番外編・散るや散らずや未練花(展)

解体?闘争続ける?

べ平連小田実イズム(サ毎7)

鶴見良行・アジアに見る軍国主義の周辺(エコ9)

単行本・久野収「対話集・戦後の渦の中で2 平和・権力・自由」人文書院(クロード・ブールデ、ハワード・ジン、小田実、久野収「政治への参加・平和への行進」など所収)

 

1973年2月

大江健三郎・状況へ@ガリヴァの馬(世)

小田実・状況から@「平和」と「和平」(世)

国府田恭子・マリル・コ・アン・ピリピナス(展)

小田実、本多勝一・〈対〉わがベトナム体験の総決算(朝ジ9)

鶴見良行、山口文憲、北沢洋子、松田政男・〈座〉べ平連を総括する(流動)

久野収、小田実、福富節男、吉川勇一・〈座〉組織がなくても行動した――べ平連はこう思う(朝グ16)

小田実・停戦を喜ぶ前にわれわれはなにをしたか!?(週読〈臨増〉16)

小中陽太郎・ストックホルムのトレンチコート(週読〈臨増〉16)

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(1)“たたかいの序曲”としての和平協定(週サ16)

栗原幸夫「新・市民運動の萌芽」(週読19)

小中陽太郎・同(2)“無からの出発”――私説べ平連誕生記(週サ23)

ベトナム戦争の中の小田実、10年の軌跡(週朝2)

武藤一羊・戦争機械と対決する間(朝グ20)

日高六郎・ベトナム戦争と日本人――一日平和主義者であるということ(朝グ20)

単行本・久野収「対話集 平和・権力・自由」人文書院

林景明著「台湾処分と日本人」旺史社

 

1973年3月

小田実・ベトナムの影(中公)

小田実・土建屋の前のビーチ・パラソル(世)

武藤一羊・田中政権の特質と日本の進路(展)

中川文男・反戦喫茶「ほびっと」の実験(思科)

日高六郎・調印以後と市民のベトナム反戦運動(市民L)

井上澄夫・とりまかれ、破滅寸前のぼくらの国(月刊たいまつ)

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(3)イントレピッドの四人の脱走兵を捜して(週サ2)

同(4)ストックホルムで知った臨時革命政府兵士の意外な顔(週サ9)

同(5)虎と近代兵器にかこまれたラオス愛国戦線の勇士たち(週サ16)

同(6)べ平連の進路を決定した「8・15徹夜ティーチイン」の真相(週サ23)

同(7)変革か反戦か、大きく揺れた「京都・日米市民会議」の内幕(週サ30)

岩垂弘・天性のオルガナイザー吉川勇一(人物評論)

「これで日本にいられる」外国人べ平連マクリーンさん(朝28)

単行本・小田実、鶴見俊輔、吉川勇一編「市民の暦」朝日新聞社、

小沢遼子著「よそもの連合太平記」筑摩書房

 

1973年4月

小田実・常識から“常識”へ(中公)

小田実・青木周蔵とは誰か(世)

吉川勇一・べ平連運動の「総括」と展望――主として運動の組織のあり方について(現)

山口文憲・運動集団のなかで――生き方を問直す独学(朝ジ27)

花崎皋平・三人称としてのわたしと世界(京都大学新聞23)

小中陽太郎・自己抹殺の抵抗運動(潮)

蔦原耕・ベトナム戦争は終らない(世)

日高六郎・日本人にとっての教訓(世)

小林トミ・私の日記から(声55)

掛川恭子・岩国の心やさしい若者たち(声55)

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(8)勇気と日常が同居する首都ハノイの意外な素顔(週サ6)

同(9)“竜宮城と水牛の国” ハノイに見た歴史の爪あと(週サ13)

同(10)一九六八年〈10・21新宿騒乱事件〉に揺れた市民デモ(週サ20)

同(11)“市民の権利”を守りぬいた「4・28沖縄デー」のデモ(週サ27)

岩垂弘・反戦運動を見つめて(世)

上之郷利昭・ベ平連に何が起っているか(諸)

高尾利数・ベトナム和平と日本の役割(読人2)

ベトナム停戦で内紛を起こしたべ平連(パンチOh!)

ポルノ裁判傍聴メモ・ズッコケと爆笑で幕あけた“四畳半襖の下張”(プレイボーイ10)

 

1973年5月

小田実・すべてが試された(中公)

小田実・「法人資本主義」の壁(世)

吉田泰三・わたしの反戦航路――べ平連に生きた二年間(エコ)

吉川勇一・公共施設のひばりボイコットに反対する(話特)

小中陽太郎・少数者の栄光とマスとしての敗退――自己規制なんかしてもしなくても同じなのである(放送批評)

大野力・管理と運動に問う(思科)

小中陽太郎・「横浜のチャコ」の夢を抱いて生きる脱走兵(サ毎13)

小中陽太郎・私の中のべトナム戦争(12)米大新聞への「反戦広告」掲載の真相(週サ4)

同(13)学園闘争から生まれた「大学べ平連」血風録(週サ11)

同(14)日大闘争の“主柱”秋田明大との鮮烈の邂逅(週サ25)

青地晨・小田実――世直しの大道哲学者(中公)

のんびり旅した小田実の「日本虫瞰図」(サ毎6)

単行本・詩のべ平連「ベトナム反戦詩集第15集 陸上母艦」詩のベ平連

 

1973年6月

小田実・人びとの「審判」(中公)

吉川勇一・社共は市民運動を利用できない(中公)

小田実・最小限の礼儀(世)☆小中陽太郎・脱走米兵、革命か帰還か(潮)

岡田理・いったい何が「終り」なのか(終末から@)

あづまかずみ・つかの間の共犯者たち(終末から@)

五木寛之、小田実、久野収・〈座〉人間を考える(話特)

市井三郎・民衆の拮抗力を考える(月エコ)

色川大吉、大門一樹、中村武志・〈座〉群衆行動の時代(月エコ)

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(15)「政治犯釈放」と「戦災孤児救援」を訴える二人のベトナム人の血の叫び(週サ1)

同(16)心に残る二人の女性闘士(週サ8)

同(17)新宿西口広場に燃えたフォークゲリラ出現の思想(週サ15)

同(18)〔六九年6・15デモ〕“吉川勇一逮捕”の真相(週サ22)

同(19)頬に残る傷の痛みはやさしい女性歌手の思い出に彩られ……(週サ29)

小田実・竜馬と「竜馬」(毎12,12,14)

経団連にデモをかけるべ平連・小田実氏の言い分(週ポ22)

包囲攻撃をうける総資本の牙城経団連の泣き所(週朝22)

単行本・中村真一郎、小田実共著「対話篇」人文書院

 

1973年7月

小田実ほか・〈記録〉市民運動の大交流から「成長・連合」へ!――「ベトナムに平和を!市民会議」の記録(潮)

久野蚊・原点への反省(潮)

針生一郎・市民運動の新たな地平(潮)

小田実・ケイダンレンにデモをしよう(世)

小中陽太郎・ベトナム脱走兵の栄光と悲惨(文春)

グェン・ディン・チー・日本人に訴える南ベトナムの現状(中公)

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(20)大阪ハンパク夏の陣、べ平連を揺がせたホットドッグ屋騒動(週サ6)

同(21)“錦之助論争”が巻き起こした鶴見俊輔・小田実「深夜の対決」の真相(週サ13)

同(22)べ平連のファッション化を防ぎ原点に立ち帰った「毎日デモ」(週サ20)

同(23)“一株運動”で知った巨大企業の暗い裏面(週サ27)

太田竜・アイヌ共和国独立の展望B(話特)

色川大吉・国家幻想と草の根のはざまで(潮)

 

1973年8月

小田実・「暴力団」と「ポリス」と「人びと」(世)

小田実・「アイティング」

小中陽太郎・私の中のベトナム戦争(24)「連合赤軍事件」と「ジェーン・フォンダ」(週サ3)

同(25) 内部で爆発した「冷え物論争」(週サ10)

同(26) 小田実をめぐる深夜の怪電話とべ平連女難騒動記(週サ17)

同(27) ペンに命を賭けた八年間の〈わが闘争〉(週サ24)

同(28)最終回・ベトナムからアジアヘ――終りなきたたかいのはじまるとき(週サ31)

吉川勇一・なぜケイダンレンを責めるのか(1)ハイエナによる「鉄の環流」(東タイ14)

同(2)政治まで買い占める財界(東タイ15)

同(3)べ平連の解散と新しい市民運動(東タイ16)

飯河四郎・私が出会う人々――市民運動と土民運動とで(声56)

声なき声の会・(合宿討論の記録)市民運動の曲り角(声56)

條冬樹・ぽくたちの一揆を(声56)

杉山竜丸・ベトナムに思う(声56)

べ平連、12月に解散、アジア中心の新しい運動めざす(朝19)

アジア“経済侵略”を告発・反公害と結び新運動(毎20)

岩垂弘・「ベトナム」から「アジア」へ、べ平連運動新たな転進(朝23)

 

1973年9月

小田実・「自まえの旅券」の連帯(世)

小田実・ひとりでたたかうことと徒党を組むこと(中公)

高畠通敏・市民運動の政治学ノート(思科)

高畠通敏・いま運動に何が問われているか(潮)

井上澄夫・発展するタイの学生運動(展)

久野収、高畠通敏、福富節男・〈座〉第二段階をむかえた市民運動(月刊ペン)

小田実、塩沢美代子・〈対〉日本よ、しっかりしてくれ!(びーいん)

加地永都子・事実から真実を!(びーいん)

東京M・K・「べ平連」はどこへ行くのか(世界革命11)

梅林宏道・相模原からの緊急レポート(市民-16)

 

1973年10月

小田実・「助ける」ということについて(世)

小田実・南海の涯のプラックユーモア(文春)

小田実・彼の「不幸」と私たちのたたかい(中公)

小原研・アジア報道の方法――“半面の声”を汲みあげよう(東19)

しまねきよし・鶴見俊輔ファミリー・思想の断面・人間を歩く(4)(現眼)

大沢真一郎・戦後民衆論ノート(上)(思科)

小田実・蜂起の状況を作り出す力は僕にはない――逆に言えば僕にだって誰にだってる(終末から(3))

鈴木正穂・どこへ行くんやろ、べ平連(終末から(3))

単行本・小中陽太郎著「私の中のベトナム戦争」サンケイ新聞社、

小田実著「二つの『世の中』」筑摩書房

 

1973年11月

鶴見俊輔・金大中事件以前の“金大中事件”(潮)

飯沼二郎・「市民運動」京の夜ばなし(上)(思科)

大沢真一郎・戦後民衆論ノート(下)(思科)

小中陽太郎・契りと訣れ、ベ平連(面白半分)

小中陽太郎・軟禁二ヵ月半のナゾ解き――“解放直後”の金大中氏に緊急インタビュー(サ毎11)

吉川勇一、野坂昭如・〈対〉べ平連はやめるんじゃなく休むだけ(週朝9)

小中陽太郎・「逮捕覚悟」で敢行した緊迫の韓国訪問記(週サ16)

林景明・わが闘争記――“べ平連よ、お前もか”(現眼)

単行本・「ベトナム反戦詩集O 首のない少年」詩のベ平連

 

1973年12月

小田実・旅で(世)

麻生薫・ベ平連運動の新しい機軸(世界政経)

飯沼二郎・「市民運動」京の夜ばなし(中)(思科)

古川純・自衛隊裁判の動向(法学セミナー)

山田敏弘・小西反軍裁判(法学セミナー)

単行本・飯沼二郎著「国家権力とキリスト者」未来社