4. 転送ご自由 (現地時間 10月3日  08:19:15 発)

私がお送りした文章は、どこに転送しても、どのような形でも、けっこうです。
(中略 ここに健康が回復途上にあるとのことが書かれています。)
戦争に反対する運動に関しては、女房が心配して、あまりするな、と言いますが、いまやそれどころではない。ひしひしと、危機を感じます。

この間、お知らせした運動日程以外にも、昨日、またクレアから手紙があり、10月7日(月)には、ゴールデンゲートを歩いて渡る聖職者デモがあるようです。イスラーム、キリスト教各派、カソリック、仏教各派、ヒンドゥーなどの聖職者が参加、ぼくはそのウィットネスとして参加しないか、という手紙でした。6,7日と続きますが、行くつもりです。いずれまた、ご報告します。

参加した行事に関しては、小さな集会とか会議でなければ、写真などを含めて、日本の友人(この手紙は、広義のかつてのべ平連の仲間)に、どんなものだったか報告と感想をお送りしたいと思います。その第一は、6日のイベントになると思う。イーストベイに住む日本人は、地下鉄でいっしょに行って(パーキングが問題ですからね)、サンフランシスコの地下鉄の駅でビラまきをしてから、ユニオン・スクウェア集会場までいっしょに歩いていこう、これもデモですが、という呼びかけがありました。集会でもアジア系だけが、いっしょにあつまる場所があるとのことですが、ぼくはアジア系で固まることには、やりたい人はやればいいけど、あまり興味がない。女房は仕事があり、いけない。いまイタリア系の友人、ユダヤ系の友人など、数人に連絡をしていますから、そういう仲間といっしょにいくつもりです。

人種のアイデンティティなど、言っていられるか、というのが、ぼくの十数年のアメリカ体験です。普通の移民とは、反対の方向に行っている。ぼくは、アメリカ人として、この戦争に反対します。
Kenji Muro

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