45. チャールズ・ジェンキンズ氏についての英語の電子掲示板をご存じないでしょうか?(Uco)(2002.11.09掲載)

 北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさんの夫で元ベトナム戦争脱走兵とされているチャールズ・ジェンキンズ氏の恩赦がかなうことを祈っています。そこで質問です。
1.ジェンキンズ氏について、あるいは拉致問題について意見交換ができる「英語の」電子掲示板やフォーラムはご存知ないでしょうか?
2.希望としては、1.のような場を通じて、アメリカおよび世界で前向きな世論が広がればと思っているのですが、そもそも、これは得策でしょうか?
3.また、ジェンキンズの恩赦を促すべく活動しているグループなどはありませんでしょうか?
  一応、以下の英語フォーラムは存じています。
http://www.japan-guide.com/forum/disreadisplay.html?0+10925+1 
よろしくお願いします。
                    Uco <kbt@lares.dti.ne.jp> 送信日時: 2002年 11月 9日(土曜) 03:20:27)

(お答え) 1. 残念ながら、あなたがふれられている http://www.japan-guide.com/forum/disreadisplay.html?0+10925+1 以外には、本掲示板の管理者は、情報をもちあわせておりません。日本語ですと、 http://ex.2ch.net/test/read.cgi/korea/1033532362/ の上で、いろいろな意見や情報が交換されているようですが、投稿の内容は玉石混交です。 どなたか、ご存知の方があれば、Ucoさんのために情報をお寄せください。 
2. 得策か、ということについてですが、賛否両論があるでしょうが、この問題についての関心が喚起され、議論がおこることは望ましいのではないでしょうか。このサイトにも、最近、ジェンキンズ氏との関連で、ベトナム戦争当時の米脱走兵の処遇などについての質問が、マスコミ各社から次々と来ております。日本での米脱走兵の処遇について、これまでにあった事例としては、日本人米兵、清水徹雄さんの事件だったと

【清水徹雄さんの事件】清水さん(1945年生まれ)は、広島市出身の日本人。
 66年渡米。67年に米国陸軍に徴兵、ベトナム戦争に派遣され、最前線のキャンプ・アヴエンス基地で戦闘に参加。68年9月、帰休で日本に戻ったとき、戦争参加が安易だったことを反省、米軍からの脱走を決意、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)の支援を求めた。「清水徹雄君を支持する会」や「支持する弁護団」などが結成され、米国大使館、日本政府などに働きかけ、結局、12月14日、米大使館スポークスマンは、「慎重に検討した結果、清水君の逮捕を日本当局に要求しないことに決定した」と発表、事件は落着。
 この間、清水さんの行動への賛否両論が、マスコミの投書欄などをにぎわせた。日本政府はこの問題に何の動きも見せなかった。この間、鶴見俊輔さんは、清水さんが逮捕される可能性もあることを覚悟しながら、京都の自宅にかくまった。

思います。(この事件については、右の囲みをご参照ください。) 米軍が脱走、あるいはその他米軍法に違反したとして逮捕状を出し、その逮捕を日本政府に要請した場合、日本の警察は、日米安保条約による地位協定によって、その米兵を逮捕し、米軍に引き渡す協力をする義務があります。そのため、かつてベ平連が援助していた脱走米兵が何人も日本の警察に逮捕され、米軍に引き渡されました。しかし、清水徹雄さんの場合、米政府(当時の駐日大使は、エドウィン・O・ライシャワー氏でした)は、日本世論の動向に配慮したのでしょう、逮捕を要求しないことにしたのでした。法律や条約の問題ではなく、政治的配慮のレベルのことでした。
 今回のジェンキンズさんの場合も、そのレベルの問題になると思いますが、マスコミが報ずるところによれば、彼は、北朝鮮の宣伝映画に出演してもいるとのことですので、かなり問題は複雑で、北に渡った真相が十分解明されるまでは、米政府も米軍も簡単に恩赦の決定はしない可能性も大きく、時間がかかるようにも思えます。今回は、清水さんの場合と違って、日本政府も米政府(安部官房副長官)と折衝をしているようですが、日米両国の世論の動きも大きな影響力を持つでしょう。
3. この件についても、今のところ、情報は持ちああわせておりません。
  (吉川)

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