88. 北澤恒彦さん(65歳、元京都べ平連事務局長)逝去 (99/11/26掲載)

 元京都べ平連の事務局長だった北澤恒彦さんが11月22日になくなられた。65歳。

  告別式は25日、宇治市で行なわれた。出席した京都の関谷滋さんからのメールによると、葬儀は、北沢さんが非常勤講師を務めていた京都精華大学が中心となってお世話をした、簡素でしめやかな葬儀だったとのこと。

  ベ平連関係の参列者は、飯沼二郎、井上美奈子、笠原芳光、
枠山範雄、片山寿昭・麻里、北村信隆、木村汀子、塩沢由典、柴谷正博、鈴木正穂・悦子、関谷滋・啓子、鶴見俊輔・貞子・太郎、中尾ハジメの各氏。思想の科学社から上野博正さん。

 なお、鶴見俊輔さんらによって、年明けに「北澤さんを偲ぶ会」が計画されている。

  北澤さんは、1968年に京都国立国際会議場で開かれたベ平連主催の「反戦と変革のための国際会議」の事務局長として、この会議を支えた。

  思想の科学研究会の会員で、著書には『方法としての現場』(1974年、社会評論社)、『家の別れ』(1978年、思想の科学社)、『自分の町で生きるには』(1981年、晶文社)、共著に『朋あり 遠方より来る』(1976年、風媒社、渋谷定輔・花崎皋平との共著)などがある。

  また、1990年に敢行された京都べ平連の機関誌『復刻版 ベトナム通信』(不二出版)には、京都べ平連について、飯沼二郎、小田実、鈴木正穂、鶴見俊輔さんらとの座談会がのっている。

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