560. 1968年2月、静岡県寸又峡で篭城事件の金嬉老さん、3月26日朝、釜山市の病院で死去。81歳。(2010/03/27掲載)

 金嬉老さんが、3月26日朝、前立腺がんで、韓国・釜山市の病院で逝去しました。81歳でした。金嬉老さんが1968年2月、静岡県寸又峡温泉で、13人の人質をとって立てこもった事件は「金嬉老事件」と言われています。これがどういう事件であるか、またベ平連の関係者のうちで、金嬉老公判対策委員会に参加し、彼の仮釈放を求めるような運動をおこないましたが、この経過と評価については、鈴木道彦さんの著書『越境の時――一九六〇年代と在日』(右の写真、集英社新書2007年4月 700円+税)の第4章「金嬉老事件」と第5章「金嬉老裁判」、および「エピローグ」の100ページ弱に詳細に明らかにされています。そのごく先頭の6ページだけをここにPDFファイルでご紹介(ここをクリック)しますが、この事件に関心をおもちの方は、ぜひこの鈴木さんの著書をご覧ください。
 また、『週刊アンポ』第8号(1970年2月23日号)には、さとみ・みのる「なにが・その後・どうなったか(6) 『金嬉老事件』その後」が掲載されています。
 

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