496.  季刊『環』の小田実特集号のご紹介、および小田実さんの新著。  (2007/12/05掲載 )

 藤原書店が刊行している学芸総合季刊誌『環』の2007年秋号(vol. 31)が、特集「われわれの小田実」を掲載して刊行された。定価3,200円+税。(左の写真)
 それには、小田さんの未定稿「近代日本精神史『序説』」が載せられているほか、以下のような人びとが、小田さんへのさまざまな思いを寄せている。
 鶴見俊輔、加藤周一、ドナルド・キーン、高銀、金大中、玄基栄、黄皙暎
、ノーム・チョムスキー、ハワード・ジン、ヤン・ミュルダール、吉川勇一、子安宣邦、米谷ふみ子、吉岡忍、西田勝、沓掛良彦、高草木光一、オイゲン・アイヒホルン、鎌田慧、中山千夏、高史明、ドウス昌代、辻元清美、澤地久枝、柴田翔、志位和夫、宮田鞠栄、高橋武智、南條彰宏、黒古一夫、真継伸彦、小中陽太郎、ロマン・ローゼンバウム、黒田杏子、山口たか、齋藤ゆかり、金井和子、ブライアン・コバート、坂元良江、山口幸夫、和田春樹、山村雅治、本岡昭次、栗原君子、早川和男、今村直、いわたとしこ、北川靖一郎(掲載順
 なお、この号には、「小特集」として、「鶴見和子さん一周忌」も掲載されている。

 ご紹介が遅れたが、No.475でご紹介した小田さんの新著『中流の復興』以後、以下のような小田さんの著作が刊行された。

 小田実著 
飯田裕康/高草木光一編 『生きる術としての哲学――小田実 最後の講義』 岩波書店 2007年10月刊 ¥2,400 + 税 (右の写真)  本書は、慶応大学での小田さんの「現代思想」講座の内容をまとめたもので、小田実著『ここで跳べ』(慶應義塾大学出版会、2003年刊)に続く第二シリーズにあたり、「ベトナム戦争と戦後世界」などの講義録、学生との一問一答などがおさめられている。

 また、雑誌『世界』12月号には、遺稿「世直し大観」(10ページ)が、同誌10月号にはその「序文」が掲載されている。同誌によれば、「この遺稿は「絶筆となった『世直し大観』(当初の署名は『世直し・再考』とされ……)の第一章にあたる部分」で、「 死の直前、口述によって残された絶筆」である。

ニュース欄先頭へ ホームページ先頭へ