44. 10月19日にアメリカで「ペンタゴンのなくなる日」 (98/10/13)

   10月19日、ポトマック河畔の米国防総省で、全米規模の反戦統一行動が予定されている。名称は "A Day Without   the Pentagon" (ペンタゴンのなくなる日)。準備のTシャツ(下の図の左)、ポスター(同右)もつくられ、各地から、参加のためのバスが用意されている。集合は国立アーリントン墓地、早朝午前5時から行動は開始され、高速道路の陸橋の上から、下に反戦の旗を投下するなどの市民的不服従の行動が行なわれる。デモ行進は午前11時に始まり、ペンタゴンを目指し、正午からは、国防総省の5つの入り口前で、市民的不服従の行動が予定されている。国防総省前の集会では、デイヴ・デリンジャーさんら多数の活動家や著名人の発言、歌手のオデッタさんらの演奏もある。行動は午後5時まで続けられる。

 ポスターの ”Penta-B-Gon” は、「ペンタゴン」の 文字の中に、”B” の文字を入れて、 "Be Gone!"   (なくなれ!)ともじったもの。

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   ペンタゴンへの行動はこれまで、ベトナム反戦運動の中では、たびたび行われ、とくに1967年10月21日の行動は、ノーマン・メイラーの『夜の軍隊』(邦訳、早川書房)や、デリンジャーの自伝(邦訳『「アメリカ」が知らないアメリカ』藤原書店)に詳述され、エルズバーグに『米国防総省ベトナム秘密文書』の暴露を決意させた有名なものだが、 万単位の参加者のあるデモは、70年代以降なかった。今回の行動の成果が注目される。

 なお、詳しい情報、アピール、対ペンタゴン行動のこれまでの歴史などは、以下の米「非暴力行動委員会」のホームページ(英文)で読むことができる。この行動へのメッセージも歓迎される。
       http://www.nonviolence.org/wrl/nopentagon.htm

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