410 故倉田令二朗さん(元ベ平連ふくおか)の著作集刊行(06/01/15掲載)

 「ベ平連ふくおか」で活動されていた数学者の故倉田令二郎さんの著作集が刊行されました。
 倉田令二朗著作選刊行会編『万人の学問をめざして――倉田令二朗の人と思想』(日本評論社)で、定価は税込み 3,990円です。
 内容は、
0章 回想の倉田令二朗……斎藤正彦
       第1章 丸亀を出でて丸亀に帰る

            無題/タイムカプセル/瀬戸内だより
       第2章 ボロボロ数学生の歩み
           
 IMU・ボロボロ数学生の印象/SSS――その発生と霧散/SSSとは何であったか/
            極道息子またはハリウッド事件/政治思想家としても木下素夫
       
3章 行動を通して自己の変革へ
           
 行動を通して自己の変革へ――「福岡10の日デモの会」など/われら「ただの人」
            /教育と公害=伝習館の発見の中から/教育の本質――伝習館裁判原告最終準備書面から
            /倉田令二朗氏証言速記録(抄)/「100号」にあたって私的近況
       
4章 学びを通して――数学とその周辺
           
 学問論・序説の序論/万人のこととしての数学/数学史は万人のためにある
            /人間精神の形式原理/数学と哲学について/数学基礎論から見た現代数学
            /折りにふれて/金原先生とデカルト/ああ小針ノゾソラ/やさしさこそ戦闘性――瀬口さんを悼む
            
/ホツさんよ
       第5章 哲学もどき
            ○○にとって××とはなにか/メルロ=ポンティ/フッサールの現象学/討論会――フッサール『論研』
            /現象学からマルクス主義へ/人間の類的本質/哲学もどきは終わる
       
6章 バッカスと時代を肴に
……山崎怜/平嶋康昌/茅嶋洋一/堀内隆治/足立恒雄/小嶋昭

 なお、この本の帯には次のような、山本義隆さんの推薦のことばが寄せられています。
  「米軍の戦闘機が九州大学の校舎に激突した1968年の事件は大学での研究がヴェ トナムの戦場と隣り合わせであることを明らかにした。このとき立ち上がった数 少ない教官として、倉田令二朗氏と滝沢克己氏の名は、私には忘れられない。数学者・倉田令二朗氏は学問においても社会にたいしても言葉の真の意味でラジカ ルであった。」

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