365 平川千宏さん編集の『日高六郎著作目録』刊行される。(04/11/15掲載)

 元国立国会図書館の館員だった平川千宏さんが編集した『日高六郎著作目録』が刊行された。国立国会図書館の刊行する『参考書誌研究』第61号(2004年10月)に掲載されているが、100ページに及ぶ膨大なもので、編者は、ほとんどの原書に当たって確認するなど、大変な作業の結果である。日高さんのすべての図書、雑誌や新聞、運動の機関紙誌などに掲載された文章が、それぞれ刊行順に整理、掲載されている。 『世界』、『朝日ジャーナル』、『文藝』などに掲載されたベ平連関係の論文、評論などもすべて網羅されている。
 編者の「あとがき」には、

…… 日高六郎氏の文章は大変多い。しかし、例外的といっていいくらいに著作集もまだ刊行されておらず、単独での著書も10冊に満たない。かわりに共著書、編書・共編書が多数にのぼる。このことは、氏が、自身一己のことよりも、いかに多くの人たちとの連帯、共同のしごとに力をそそいできたかを示していると思う。
 私は長年の読者のひとりだが、氏の著作が一層広く深く読まれること、日高六郎研究が進められること、さらに著作集が刊行される場合にはその基礎を提供しうることなどを願って、本編を編さんした。……

 とある。

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