354 グェン・ティ・ビン女史を招いて9月25日に大阪で国際シンポ開催(04/08/14掲載)

 9月25日、大阪で、ベトナムからグェン・ティ・ビン前ベトナム副主席、グェン・カー・ラン戦争証跡博物館館長らを招いて国際シンポジウム「ベトナムと日本――アジア・世界の平和構築のため私たちにできること」が開催されます。これは、9月21日〜11月28日に、「ピースおさか」で開催される『ベトナムの子どもたちの平和の絵原画展」の関連事業として行われるものです。この二つの企画の詳細は以下の通りです。

特別展
ベトナムの子どもたちの
平和の絵原画展

 ベトナム・ホーチミン市にある戦争証跡博物館は、15年に及んだベトナム戦争が終結した1975年に、戦争に関する春資料の散逸を防ぎ、後世に歴史を伝えていくために設立されました。ベトナムでも戦後(75年以降)生まれの世代が全人口の半分を占めるまでにいたったため、ベトナム戦争終結25周年を記念して、子どもたちに博物館を見学してもらい,最も強く印象に残ったことや平和な世界のイメージを自由に表現した絵を募集しました。以降毎年、絵画コンクールが開かれています。ビースおおさかでは、このたび、ベトナムの子どもたちの絵画200点を展示し、子ど
もたちの絵に向き合うことlこよって、ベトナムの人々が戦争の体験をどのように語り伝えようとしているのか、子どもたちがそれをどう受けとめたのか、そして未来にどのような希望を托しているのかを知る機会となることを願うとともに、ベトナムとの交流を深めながら.次の世代に平和を継承するための戦争資料館の意義と役割について考える機会とします。

展示期間: 2004年9月21日(火)〜11月28日(日) 時間: 9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
 休館日は、毎週月曜日と9月24日(金)、9月30日(木)、11月2日(火)、11月4日(木)、11月24日(水)

会場: ぴーすおおさか(1階特別展示室) 下の地図参照
主催: 財団法人 大阪国際平和センター
協力: 戦争証跡博物館(ベトナム ホーチミン市)、日越関西友好協会、日越市民交流、石川文洋(写真家)
後援: 大阪府、大阪市、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、在大阪ベトナム総領事館

最寄駅 JR環状線・地下鉄「森ノ宮」駅下車 西へ約400m
※駐車場はありません。また、館内で食事はできません。

 

国際シンポジウム

ベトナムと日本――アジア・世界の平和構築のため私たちにできること

「ベトナムの子どもたちの平和の絵原画展」の開催にあたり、あらためてベトナムについて理解を深めながら、日本とベトナムとの友好関係を築き、アジア・世界の平和のため、一人一人がどんな役割を果すことが出来るかをともに考えます。

シンポジスト: グェン・ティ・ビン (ベトナム平和開発財団理事長、ベトナム社会主義共和国前副主席) 
               「世界平和に向けて――ベトナムからの提言」
        小田 実 (作家、日越市民交流代表) 「日本、世界がベトナムから学んだもの」
        グェン・カー・ラン (ベトナム・ホーチミン市戦争証跡博物館長) 
                     「ベトナムの子どもたちの絵にこめられたメッセージと戦争証跡博物館の役割」
        岡本知明 (財団法人 大阪国際平和センター理事長) 「大阪から世界に平和の発信を」
司    会: 坂元良江 (テレビプロデューサー)

日 時: 2004年9月25日(土)13:00〜16:30
会 場: ピース大阪 1階講堂 (定員 250名 先着順、定員になり次第締め切り)
参加費: 無料
受 付: 電話またはFAXでお申し込みください。(氏名・年齢・住所・電話などをお知らせください)
     電話: 06-6947-7208  FAX: 06-6943-6080
主 催: 財団法人大阪国際平和センター(ペースおおさか)

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