302. 『現代思想』6月号が「特集 反戦平和の思想」(03/05/30掲載)

 青土社から発行されている月刊誌『現代思想』の6月号が「反戦平和の思想」を特集しています。その内容を以下にご紹介します。とくに最初の二つが、ベトナム戦争やベ平連について触れています。 定価 1,300円。

  
 インタヴュー
   ベトナムからイラクへ――
平和運動の経験と思想の継承をめぐって 吉川勇一・道場親信(聞き手)
 
討論
   反戦からみえてくるもの――
問題の起源/80年代に何が変わったのか/反戦の前提条件
   /50年代/朝鮮戦争下の反戦運動/ベトナム反戦/徴兵と基地/帝国とグローバリゼーション
                                 
 
   鵜飼哲・道場親信・李孝徳
 
○反戦平和
   イラク反戦からコリア反戦へ                吉岡達也
 
○表現としての反戦平和
   見よぼくら四人称複数 イルコモンズの旗、改メ、殺すなの旗  ヲダマサノリ・小田昌教
   ダンス・トゥ・デモンストレーション            野田努・三田格・水越真紀
 
○反戦平和の言葉
   ならずもの                         J・デリダ  逸見龍生 訳
   世界の不安定要因としての日本――
イラク爆撃をめぐって     河辺一郎
 
○反戦平和の歴史
   「反戦平和」の戦後経験――
対話と交流のためのノート       道場親信
   イラク反戦フィーバーで終わらせないために          池田五律
   湾岸戦争後の「文学者」――
〈新たな反戦〉の行方         高和政
 
○非暴力
   国際連帯運動――第二次インティファーダ下の非暴力直接行動による抵抗運動   清末愛砂
 
○国境をこえる運動 1
   殺されたくないし、殺したくない――
沖縄の反戦運動の根      屋嘉比収
   平和までの道のりはあとどれくらいあるのか?         黄平  本田親史 訳
   私たちを「国民」という“呼びかけ”は、もう止めて!     金賢美 坂本知壽子 訳
 
○国境をこえる運動 2
   恒常化する戦争、永続化する運動――
ニューヨークからの雑記的報告  高祖岩三郎
   反戦⇔反グローバリズム                    毛利嘉孝
   抵抗の累乗型モンタージュ――
日本で平和運動をしている君へのフランスからの手紙   廣瀬純
   ドイツにおけるあたらしい平和運動                  Th・リヒター  山本裕子 訳
 

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