267. 鶴見良行著作集 3 アジアとの出会い』刊行(02/12/13 掲載
 

 みすず書房から刊行中の『鶴見良行著作集』全12巻のうちの第3巻『アジアとの出会い』が出版された。これで、著作集はあと1巻『フィールドノート U 年譜・書誌』を残すだけとなった。
 今回の編者は吉川勇一、解説は鹿野政直、『月報第11号』には、室謙二「未来の子供の中に生きるヨシユキさん」、田中宏「鶴見さんとの遠近感」、新妻昭夫「鶴見さんを『なぞる』」が掲載されている。
 この巻は1970年代、新しいアジア学を模索し始めた著者の試行の軌跡を集成する。『ベ平連ニュース』に連載された「落ちた歴史の行方」をはじめ、ベトナム戦争終結前後の論文、さらに1976年になって運動をふりかえった「新左翼再考」など、ベ平連と鶴見良行さんを知ろうとするものには必読の文章が多数収録されている。
 A5版 480ページ 定価は、\6,800+税

  ニュース欄先頭へ   placarhome.gif (1375 バイト)