179. 多くのベ平連活動家がお世話になった医師、上野博正さん逝去。(02/01/09掲載)

 思想の科学社社長だった「上野めだか診療所」の精神科、産婦人科、内科医師、上野博正さんが2002年1月1日、すい臓ガンで逝去されました。1934年、東京、浅草の生まれ、享年67歳でした。

 ベ平連が活動していた時代からそれ以後も、多くのベ平連の活動家、とくにお金のない若者たちが、上野さんには病気の治療や悩み事の相談などで、大変お世話になりました。

 1月3日、家族とごく親しい人びとだけによる通夜が行われ、葬儀もすまされました。お通夜には、鶴見俊輔さん、阿奈井文彦さんらが参加されました。あらためて2月に、上野さんを偲ぶ会が計画される予定です。決まり次第、本ニュース欄でお知らせします。

 上野さんは、新内の名取りでもあり、芸名を鶴賀須磨寿太夫といいました。著書には『新宿にせ医者繁盛記』(1986年 思想の科学社刊)があります。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

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