145.  あの神楽坂の「憂陀」近く閉店(01/07/06

 東京ベ平連の事務所が神楽坂上の石井ビル2階にあった頃から、鶴見良行さん、武藤一羊さんらベ平連の常連の面々が、連日とはいわぬまでも、会議の帰りなどに立ち寄り、談論風発、ときには見知らぬ相客との激論も交わし、ほぼ毎回、午前様のタクシー帰りとなっていた酒場の「憂陀」。経営者の金森比呂尾・敦子夫妻の人柄もあって、いつも満員。入りきれずに店の前の道路の階段にグラスを持って座り込むこともしばしば。「憂陀」金森夫妻写真(写真は金森夫妻 2001/07/05)

 その後、津久戸小学校脇の店から、現在の下宮比町の西欧ビルB1に移って営業を続けていたが、その「憂陀」が7月いっぱいで閉店することになった。以下に金森夫妻からの閉店の挨拶状と、仲間たちが発起人となって呼びかけている「さよなら『憂陀』の会」のご案内状を掲載します。


「憂陀」
を閉じます

 今年、2001年7月31日(火)をもって憂陀の営業を終了いたします。長い間本当に有り難うございました。三十二年におよぶ憂陀の楽しかった日々を想い出すにつけ、支えて戴いた皆様には感謝するばかりです。感無量ですが、ここらへんが潮時と考えます。五年前に病のために引退しました関は、大阪で元気にしております。私と敦子は、敦子の実家のある新潟に転居いたします。実家は豪農の館で名のある「北方文化博物館」の前で、七年前に 一咳墨画常設「ギャラリー・寒山」を開設いたしておりました。そこで、私はいささか遁世気分ではありますが、禅宗絵画を中心とする画業に、意気盛んな敦子は近世民衆史を掘り起こす著述に専念したいと申しております。下記に転居先をご案内します。遠くて何もない小さな村ですが、何かの間違いでお出で戴くことがあれば、又楽しからずや、です。 6月3日 金森比呂尾 敦子    
                 *
関 雄二 〒532-0025 大阪市淀川区新北野2の4の23の1009 Tel:06(4806)2858
金森比呂尾 〒950-0205 新潟県中蒲原郡横越町沢海6842 ギャラリー「寒山」気付
  教 子  
    Tel: 025(3S5)2403   Fax:025(385)4374 
    E-mail: hiro1688@apricot.ocn.ne.jp
      URL:
http://www5.ocn.ne.jp/~kanamori/


 謹啓 初夏の候、皆々様には益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。
 さて、すでにお聞きおよぴかと存じますが、我等の「憂陀」が、今年七月いっぱいをもって閉店することになりました。やんぬるかな。酔人達のオアシスであり、戦場でもあった「憂陀」の閉店には、皆様こもごもの感慨を特たれることと思います。そこでゆかりの方々にご参集いただき、閉店を惜しむとともに、関、金森両御夫妻の今後のご活躍を祈念し、あわせて皆様との久し振りの再合のためにも、左記の合を企画いたしました。ご多忙中とは存じますが、ぜひご参集くださいますようご案内申しあげます。
                                敬 白
  ニ〇〇一年六月

                           発起人一同

発起人
観世榮夫 森田拾史郎 小島麦人 水野順右 光山四十雄 佐藤 健 津村禮次郎 
阿部愼藏 足立禮子 桐原良光 橋本和夫 木村 紫 久保圭之介(順不同)

                    記

一、日 時 二○○一年七月二十二日 (日)午後一時開宴

一、場  所 神楽坂「ツインスター」
       東京都新宿区神楽坂二丁目十一番地
       電 話 03(3269)0005
一、会 費  一万円

お手数ですが同封の返信用ハガキにて、六月二十五日迄にご出欠のお返事をお願いいたします お問合せ先 「さよなら『憂陀』の会」事務局    電話 憂陀 03(3260)3424

    
(ハガキがお手元にない方は電話でどうぞ)

 

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