東アジア平和づくり「W杯共同観戦デ−」

〜代々木公園に1000人が集う〜

初のアジアでの開催、初の日韓2カ国にわたっての開催など色々な意味で注目されている2002年サッカ−ワ−ルドカップ。

しかし忘れてはいけないものとして日本・韓国の歴史認識の問題がある。私たち「歴史教育アジアネットワ−クJAPAN」は「教科書」問題、首相の靖国参拝、「有事法制」など、うわべだけの友好ム−ド、お祭りム−ドに流されてはいけないことも山積しているなかで、「歴史認識」のことも考えながらW杯を楽しもうということを若い世代に訴えるイベントが出来ないか、を考えた。そして「アジアネット」と「アジアネット」に参加しているグル−プ、ピ−スボ−ト・在日韓国青年連合・「孫の世代の戦争責任って…」実行委員会(MAGO-SEN)の共催で「歴史認識のためのW杯共同観戦デ−」を行った。内容は6月4日が「中国対コスタリカ」「日本対ベルギ−」「韓国対ポ−ランド」とアジアの国々が同日に出場する日であることをふまえ、「歴史的な日を『歴史を考える一日』に」を合言葉に代々木公園内に大型スクリ−ンを用意しアジア3カ国の試合をすべて上映するというもの。試合の合間に主催者からのアピ−ル、ピ−スボ−トが作成した「歴史のことも忘れないで」というメッセ−ジを込めたCM上映などを行った。 またこのイベントは「日本の教科書を正す運動本部」などが進める「東アジア平和づくりキャンペ−ン」の一環でもあり、韓国から「運動本部」の梁美康さん、姜恵驍ウんも来日された。梁さんは「教科書問題は韓日をはじめアジアで仲良く一緒に生きようとする人々の思いを踏みにじる行為だった。 しかしお互いがお互いをもっと知る機会がふえればこれからの未来に希望がもてる」といったメッセ−ジを送ってくれた。韓国のゲ−ム前には、「サムルノリ」のパフォ−マンスもあり一緒に踊る若者の姿も多かった。アジアネットからもアピールを行った。会場には約1000人の若者が集まり国籍を超えてワンプレ−、ワンゴ−ルに大きな歓声が起こった。確かにサッカ−目当てという人も少なくなかった。しかしこうした「フツ−の若者たち」が多少でも「歴史の問題」について考える機会を作れたことには大きな意義があったと思う。これからも若い世代に身近なところから歴史を考えてもらうための多様な「ル−ト」をいかにつくっていくかということの大切さを痛感した。


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