日韓青少年キャンプ inソウル

02年8月18日〜22日、韓国ソウルで日韓青少年キャンプが開催されました。主催は韓国・日本の教科書を正す運動本部で、歴史教育アジアネットワークJAPANが協力しました。日本からの参加は、中学生2名、高校生6名、大学生3名、大人7名でした。キャンプは大成功で、参加者は来年もぜひ参加したいと感想を述べていました。

参加した3名の感想文を紹介します。


S・O(愛媛県中学1年生・男子)

西大門刑務所歴史観前にて僕は、8月18日から22日まで5日間、韓日青少年キャンプに行きました。そこで一番印象に残ったのは、ソデムン刑務所での当時、日本兵が植民地支配に抵抗する韓国人にした残虐な拷問です。思い出すだけでゾッとするような、あまりにもひどすぎる仕打ちに、みんな顔をしかめていました。

「この刑務所でたくさんの人達が苦しみながら死んだのかなぁ」と同じ日本の参加者のMさんは言っていました。ソデムン刑務所を出たあと通訳をとおして韓国の参加者と話をしました。韓国の参加者の人が、「当時日本がした事はひどいけど、日本人みんなが悪いわけじゃない、日本にも韓国の植民地支配に反対した人もいただろうし。」と言ってくれました。

このキャンプをとおして思ったのは、日本が昔した事を今の日本がしっかり認識したうえで、韓国との関係をきづいてほしいなと思いました。


H・K(広島県高校1年生・男子)

3日目に行った西大門刑務所は、かつて日本人がした、朝鮮人への残虐な行為を蝋人形などで再現したところでしたが、いつもは周りを賑やかにするSくんが僕が「ショック?」ときくと、「…」黙ってうなずいたのがとても印象的でした。純粋な心を深く傷つける出来事だったのだと痛感しました。しかし、「怨むのではなく、歴史を学んで新しい関係を築こう」という話から若い韓国の人たちは今の若い同世代の僕たちを決して怨んでいないということを直に聞けました。怨んでいない証拠に、みんなが僕たち日本人に友好を求めて話し掛けてきてくれるのです。もちろん歴史を振り返ることで現代の人に様々な問題が課されるわけですが、それについてあっちの大人のスタッフの方に「答を全て見つけることはできませんが、新しく悩み始めてください」と言われたのが大変印象的でした。問題について「新しく悩み始める」ということは初めて気づかされたことだったからです。この日本人と韓国人の入り交じった周りの仲間の笑顔を広げるのは僕たちの仕事だと痛感しました。

その夜、夜景を眺めながら、宿舎に帰り、ジェ・ウンくんと社会問題について話したのですが、分断された北朝鮮の民族は、韓国人にとってどういう人なのかときいてみると、「シュリ」や「JSA」で見聞きしたように「兄弟」だ、という答えが返ってきました。


H・S(千葉県高校2年生・女子)

みんなでキムチづくりを体験今回のキャンプは参加が一日遅れてしまったけど、韓国の友達も日本の友達もとても優しくて感動した。韓国で、いろいろな歴史の事実を知れてとても勉強になった。日本に帰ってから日本軍「性奴隷」に関しての本を、2冊読みました。それを読んで、今日本がどういう対応をしているかなど、よくわかりました。今までは戦争や外国で起こっている出来事に関しては、他人事みたいな態度だったけど、今回韓国に行ってその考え方が変わり、もっと身近なことのように感じられるようになったのが一番の収穫です。あと外国の友達なんて初めてだったから、始めは何を話すにもドキドキしていました。でも最後には日本にいる友達と変わらないぐらい仲良くなれてよかったです。

今回参加して少し大人になった気がします。自分では。そして最後に、また韓国に行きたいです。

(※この報告は『アジアネットニュースno.3』(2003年1月25日)に掲載したものです。)


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