WFP(World Food Programme)
 2002年4月4日
アフガンへの食糧援助、危機に
Food aid to Afghanistan under threat


(原文) http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/s/4FC220130CED0240C1256B91004B2052


 国連の世界食糧計画(WFP)は本日以下の警告を行った。ドナー国がさらなる援助を今年末までに行って、アフガン人数百万人を援助する新たな2億8千5百万ドルの実行計画(オペレーション)を進めなければ、いくつかのアフガニスタンにおけるプロジェクトは中止かペースダウンせざるえなくなるであろう。
 実行計画の目的は、23年間に及ぶ紛争と3年間にわたる旱魃を経たアフガニスタンに対して行われる短期的な修復・復旧策である。
 4月から始まるこの新しい9ヶ月計画のもとでは焦点を緊急の救援から復旧へと少しづつと移し、教育、保健、農業の各部門へとりわけ力を入れる。トータルで54万4千トンの食糧が必要になると予測される。現在までのところ国連の食料機関で受け取り済みとなっているのは6千390万米ドルで、このほとんどは米国から寄せられた援助であり、新しい計画に必要な額のおよそ22%である。
 WFPアフガン担当理事のバーカード・オベール(Burkard Oberle)は次のように語った。「現在までのところ、我々が得た援助では援助対象者の2か月分にしかならない。たくさんの善意が寄せられているが、我々はそうした善意の数々を現金と食料に換えなければならない。私達にはこれ以上ロスする時間の余裕がない。まだ残っている前の計画の基金を含めたとしても全体として必要な財源の37%にしかならない。しかし毎月食糧援助を必要とするほぼ900万人の人々を7月の収穫前まで支援するためには、最低でも必要な財源全体の50%が今必要なのである。」
またオベールは次のように語った。
「ドナー国とドナー団体はこの数ヶ月間、非常に寛大であった。彼らの食料はこの冬、アフガニスタンの多くの命を救ってきた。我々はドナーが支えとなり続け、その保障により後日ではなく、すぐに食料が入手できることを望んでいる。」

 アフガニスタンで急上昇している需要のために世界最大の食料援助機関であるWFPは、37万トン以上の食糧を600万人の困窮したアフガン人へ送ってきた。こうしたアフガン人は10月はじめから食糧援助に依存している。
 至急の非常事態への対応は別として、WFPはこの国の基本的なインフラを各所で作り直し、灌漑システムを回復させ、学校や病院、道路、橋を再建する早期プログラムに資金を供給している。この活動によって、アフガンの国内避難民が自分達の村々へ作物の植え付けに間に合うように帰郷することが促進される。
 近隣諸国の難民達が今年は故郷に戻ってめちゃくちゃになった人生を立て直す支えにもなるだろう。
 先週からはじめられたWFPの学校給食プロジェクト(school feeding projects)は100万人の子供達をカバーするものであるが、ドナーがさらに援助を提供しない場合はこの計画の実施も脅かされる。
 昨夏の収穫は非常に期待はずれのものであったが、この結果アフガニスタンでは穀物の不足が220万トンに及んだ。2002年7月の新たな作付け分についての収穫予測は、次回収穫が準備された段階で実施される。

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