豪雨、アフガン難民にさらなる苦境(パキスタン)

ジャロザイ、パキスタン(ロイター)

アフガン難民はむさくるしい難民キャンプで間に合わせのプラスチックテントの生活をしているが、最近、彼らがこの地域に降った激しい雨に打たれたことで伝染病が広まる恐れがあると国連の難民機関の職員が語った。

7万人もの難民は、ジャロザイからNWF州へ移動させるべきである。ジャロザイキャンプでは、難民がひどいプラスチックシートのテントでひしめき合っている、とUNHCRが語った。

「このキャンプは、先日の雨で水浸しになり、風は難民の薄っぺらなテントを吹き飛ばした。彼らの多くが再び移動を余儀なくされ、更に高い土地へと移動しなければならなくなった」UNHCRスポークスマンが伝えた。

「もっと雨が降るだろうと予測している。難民をこのジャロザイから脱出できるようにする必要がある」と、Yusaf Hasan がロイターテレビのインタビューに答えた。かたわらでは子供達がひざまで水につかりながら歩き回っていた。

「私たちは、大至急手を打たねば危険な伝染病がまん延すると危惧している」とHasanは付け加えた。

しかし、、たとえ彼らが9月からここにいたとしてもいまだアフガン難民と認められていないので、この70,000人のそまつな男、女性と子供を移動させることは難しい。

パキスタンはこの20年間で200万人の難民を抱えており、この戦争で荒れ果てた国(訳注:アフガニスタン)からもはやこれ以上の難民を受け入れることはできない、と彼ら(訳注:ジャロザイ難民)の受け入れに乗り気ではない。

今回の降雨は、9月にきた新しい避難者を圧迫した。しかし、党派間の内戦と貧困、ここ30年の中で最悪のかんばつから逃れようと何十万人ものアフガニスタン人がさらに押し寄せて来ている。

パキスタン政府が新しいキャンプを開くことを許可しない限り、その難民たちを移動させる場所はないとUNHCRは言っている。

国連のアナン事務総長訪問によって、今月、パキスタンとUNHCRの間で新しいキャンプ場について議論が開始されたが、これまでに何の決定もなされていない。

アナンは難民キャンプのすぐ近くを訪問したが、ジャロザイはヘリコプターで上空を飛行しただけだった。このことは、彼に自らの状況を見せたかった何千もの難民を失望させた。

「私たちには何もない。あなたはどのようにしたら買い物袋(ビニール袋)の中で生活できると思うか?... アナンはここに来ることもしない。私たちはどこに行くことになるのか?」と難民Haji Mohammadは言った。

もう一人の避難者Rehmatullahは不機嫌そうに、彼らが1月に到着した時から、彼の家族が何の配給も受けてこなかったと言った。
「私たちは屋根のある家、食物、水を持っていない....過去3ヶ月、私たちは何の配給も無く、誰も私たちに提供をしてこなかった。」

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