2002年5月6日
WHOが、カブールで流行するライシュマニア病について警告する
Epidemic in Kabul,warns WHO : Leishmaniasis disease

Dawn(パキスタン)

 5月5日、KABUL:WHO(世界保健機構)は、日曜日、肢体不自由で皮膚の表面を傷つける皮膚病患者がカブールで急速に流行しはじめたと警告した。
 首都カブールに住む少なくとも10万人の住人は、サンチュウバエ(吸血昆虫)に刺されて伝染する、皮膚がボロボロになるライシュマニア病に感染している。

 WHOスポークスマンLoretta Hieber Girardetは、6月というのは5ヶ月もの長いサンチュウバエの生息期間の始まりの季節であり、医療不足と戦争によって追い出されたアフガニスタン人が大量に移住してきた要素が重なり、カブール以外の地域、マザリシャリフやカンダハルなど通常ではその病気が見つかったことのない地域へも広がる恐れがあると語った。
「WHOは、病気の蔓延を食い止めるために地元の衛生局(local health officials)に援助しようとしているが、残念なことに成功しそうもない。何故ならここ10年以上、適切な手段が適切に投入されたことがなかったからだ」、彼女は言った。
「だから、私たちは現在,他の国への広がりを引き起こす可能性のある、広範囲つまり全国的(世界的)に流行する病気に取り組んでいる。」

 皮膚の外観の損傷を引き起こす皮膚障害であるこの病気は、パキスタン国内で新しいアフガニスタン難民が移住した北西辺境州とシンド州(両州で合計1万4千人の新しい患者が昨年報告された)にまで及び、完全に蔓延している。
 この病気は生命を脅かす程ではないが、アフガニスタンとパキスタンの両国の社会を巻き込み広く流行してきている。
 ライシュマニア病になった女性は彼らの子供を母乳で育てることは許されない、そして、彼女たちの夫は妻と接触できない。
通常、サンチュウバエは夜噛むため顔や首に傷跡ができるので、終生残る傷によって感染した若い女性は結婚することが難しいと彼女は語った。

 その病気は、不衛生で組織化されない弱った移住者がいるような地域に潜伏している。通常の蚊の3分の1のサイズであるサンチュウバエは、標的に向かい傷を作るように精巧なレセプターを持っている。
 ライシュマニア病は、感染してない人がサンチョウバエに噛まれることで感染が広がっていく。その病気は薬物治療によって効果があるが、利用可能な薬の不足と関心ある寄付者がほとんどいないため厳しい状況だ。

 問題は、この病気を抑制するためにここ十年来お金が必要とされてきたにもかかわらず多くの寄付者が少しもアフガニスタンに関心を持たなかった、と彼女は言った。
 今、適切な抑制処置がきちんと投入されたことがなかったので感染比率は高まり、その病気は重大なものとなった。

 

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