Sun Journal 2002年7月27日
 
AP      2002年2月20日
アフガニスタン女性は今なお権利を奪われている
Afghan women still languish Rights

Robyn Dixon(the Los Angles Times)

 西側の強い警告にもかかわらず、タリバン撤退後も多くの法律は何も変化していない。そして、刑務所は再び人々で満たされている。

 カブール、アフガニスタン−毛布と明るいスカーフに包まれた6人の収容者たちは、彼女らの独房の壁に書けられた花が散るように、カブールの女性用刑務所に追いやられてきた。
 28才のMarziaの夫は、彼女に離婚を認めないだろう。彼女の言葉では、55才の夫は彼女の足を鎖でつなぎ、1ヵ月間自分の家の小さい湿っぽい部屋に彼女を閉じ込めたという。
  Nilofar16才とFariba19才は、隣の少年と恋に落ちて駆け落ちしようとした。Faribaはいとこと結婚することを拒否した。彼女は彼女の父が、彼女を切り刻むと脅かし、「その断片をいとこに与える。」と言った。いとこは刑務所の彼女にメッセージを送った。「あなたが自由になったらすぐにあなたを殺害する」と。

 11月13日、タリバンがカブールを去ったとき、女性の刑務所は空になった。
しかしその後6ヶ月の間に女性と十代の少女は戻り始めてきた。タリバン時代に彼女達が投獄された同じ罪状によって、多くの女性達が再び逮捕されたのだった。29人の囚人の大多数が駆け落ちするか、彼らの家から逃げようとして投獄された。6人は姦通罪、1人は殺人罪、1人は窃盗罪で告発された。
 西側諸国は、アフガニスタン女性の権利により強い警告を与えようと圧力をかけたにもかかわらず、女性に関する多くの法律は変わらなかった、そして、その法律の存在によって混乱が生じている。
 アフガニスタンは二重の法システムのもとで動いている。一つはシャーリアまたはイスラム法で、もう一つはタリバン支配前に存在した民法であり、1996年のタリバン支配によってこれら全て現代の法律、法律の記録と本が燃やされた。
シャーリアの下では、男性の言葉は女性の言葉の二倍の価値がある。
 一人の女性が、夫に暴力を振るわれてきたとか、レイプされたとか、離婚を必要とするということを裁判所で納得させるのは難しい。強姦被害を訴えても、被害者の彼女が同意しなかったということを証明することができなければその女性、少女は、姦通容疑で危険にさらされるかもしれない。
 Ranaは40才で、カブールの上級女性警察調査官である。彼女は、タリバン支配時代にこの地位を得た。彼女はレイプというものが物理的に不可能であり、そのような犯罪は存在しないと主張する。Ranaは、女性に関連する全ての犯罪調査の責任者である。厚い、黒い縁がある眼鏡で凝視しながら彼女は、レイプを針と糸に例える。
「針があちこち動き回っているとしたら、あなたは針に糸を強制的に通すことができますか?」、彼女は尋ね、本当に女性が抵抗すれば、男性はセックスを強要することは不可能であると語った。

 Manawee(アフガニスタンの最高裁判所の代理人)はシャーリアの下では、男性も女性も配偶者を選ぶ権利があり、誰と婚約するかどうか決められていないし女性の父には干渉する法的権利がない、と言う。しかし、そのような方法ではほとんど解決することはできない。法律は、家族が配偶者を選ぶという長く続いてきたアフガニスタンの伝統と衝突する。父や夫、または他の男の親戚の家から逃げだす女性と少女は逮捕されて刑務所へ連れて行かれる。そこで彼女達は、男の親族によって要求されない限り刑務所から出ることはできない。
 ロンドン大学のアフリカ・アジア学部でイスラム法を専攻している Martin Lauは、いくつかの反論を行った。いくつかの犯罪は−例えば「名誉犯罪」では、男の親族は、家族の名を汚すという理由から女の親族を殺害するが−法律よりも伝統が重要視されることがある。
「それはここの習慣であり、イスラム法律でない」と、彼は言う。
「裏切られた夫は彼自身の手で裁く権利があるというのは、イスラム文化圏のどこにも存在しない。」
家から逃げようとする女性を拘留することは、まるで彼女達が未成年者(二流)であるかのように扱うという文化の一部であり、男の親族によって彼女たちの人生が支配されている。
 タリバンによって適用され、いまだ広く有効的な法律の下では、女性は全ての法的な訴訟において、彼女の男の保護者または夫が彼女の代理をつとめなければならない。一族のつながりがすべてにおいて重要である国では、女性は、警察や法廷当局との訴訟を進めるためには彼女の男の親族に頼らなければならない。アフガニスタンの女性にとって法的なシステムは、不透明でぞっとするようなものである。

 Marziaは離婚を望んだため刑務所で8ヵ月を過ごした。
 1ヵ月前、彼女は離婚裁判まで解放された、しかし裁判所が離婚を拒否するならば、彼女は彼女の夫のもとに送り返されるかもしれない。彼女は、1人の男の親族(95才の叔父)と一緒に暮らしている。
 彼女は2回結婚していた。最初の夫は、Marziaより若い女性と結婚した。そして、彼と彼の新しい妻は彼女の2ヵ月の娘を取り上げた。彼女は、再び子供に会わなかった。彼女が18才のとき、彼女より27才年長の年長の小売店経営者である男性が彼女を二番目の妻とした。しかし、彼はその結婚を完成させようとはしなかった(性交すること)と彼女は言う。
「彼は、子供を持つために私と結婚したのではなかった。彼は、私を最初の妻のために働かせるために結婚した」と、彼女が言う。
 数年後に、イスラム原理主義が持ち込まれブルバディン・ラバニ政権がカブールを支配したとき、彼女は離婚しようとした。彼女の夫は拒否し、彼女は18ヶ月投獄された。彼女の夫は時々怒っては暴力的になり、8ヵ月前彼女は湿った部屋に鎖でつながれた。その後彼女は再び離婚を求めたと、Marziaが言う。

 「政権が変化したり不安定である現在の(アフガニスタンの)状況は、処罰されない空気もあり、女性に対しての暴力が増加するかもしれない」と、アナン(国連事務総長)が国連経済と社会会議のレポートの中で警告した。
彼は、「強制された未成年の結婚とあらゆる暴力から女性と少女を守る」という特別処置を求めた。

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AP(Feb.20)2002
 「私は、飢えていてのどが渇いていた。もう一方の妻は、ひそかに私に何かを持ってきた」と、Marziaが言う。「私は彼女を母のようにとても尊敬しています。」
 彼女の夫が再び彼女との離婚を拒否したとき、彼女は逃げた。夫は、当局へ行って彼女を投獄、これが二度目の投獄となった。
Rana(調査官)はMarziaの意見の裏付けをとった。そして、彼女の夫(小売店経営者)がよい親族を持つ強力な人物であると言った。
 最初に夫の家に戻った後、彼はひんぱんに彼女を殴った、「ほとんど毎日」と、Marziaが言う。
「私が彼と議論していたとしたら、それが1つの理由になったかもしれない」と、彼女が言う。
「しかし、私は彼に対して決して反対意見を述べなかった。私はおびえていたので決して叫ばなかった。私は、自分に罪があると知っていた。私は、恥を感じていた。私は、彼が私を殺害するのではないかと不安だった。」
 3年前、彼女が新鮮なヨーグルトを涼しい部屋の袋に置くのではなく、ボウルの中に入れたという理由で、夫は中身がいっぱいのコカ・コーラビンで、彼女の肋骨を折ったと、彼女が言う。別の時、彼はシャベルの取っ手で彼女を殴った。

 Manawee、35才(タリバン政権倒壊後、最高裁判官に指名される)は離婚を得ることは難しくなければならないと言う。
「あなた方西側諸国ではこの問題に対応してきたのでしょうか?あなた方の国ではアフガニスタンより多くの離婚問題がおきているのではないですか?私たちは西側諸国が直面しているようなこうした好ましくない変化、経験を望んでいないのです。」と彼は語った。
 家出したためにカブールで投獄されている少女と若い女性には、ロマンス小説の中のヒロインが持つ精一杯の挑戦的な愛と勇敢さがあるが、しかし内気であるという印象を与える。
 地方のGhorband出身であるNilofarは長い青白いショールを頭からかぶっていた。彼女は隣に住んでいたAnjamuddin(20)への想いについて物語を話した。彼女は彼女の父が選んだいとこと結婚しないと決心した。というのは、「私の母が親戚と結婚した時、幸せな人生ではなかったから。私の姉(妹)も私の父の親戚と結婚し、彼女は幸せでない。」
 カップル(NilofarとAnjamuddin)は、隣接している壁ごしにお互いを見て、毎夜2時間ささやいていた。ついに彼らは逃げるが、彼らは親戚の家で逮捕された。その前に一緒に9時間だけ過ごした。
「私は、家族にとってそれがスキャンダルになるということを知っている。しかしどんな理由であれ後悔していない。私はまだ彼と結婚したいのだから」、4月にNilofarは独房で話した。
 しかし、Ranaは、家族が結婚に決して同意せず、男の親族が少女を殺害するという危険があると付け加えた。
Nilofaが良い妻と母になりたかったかどうか、あるいは彼女が他のものも望んだかどうかを尋ねられたとしても、Nilofarには答える機会がなかった。
「彼女は何になり得たでしょう?」Ranaはこうした質問に驚いて言った。「彼女には教育がありません。彼女は主婦以外に何になり得たでしょう?」
 結局はこの女性が正しいことが証明された。刑務所にいる間Nilofarの意志は崩れた。そして好きだった少年をあきらめて、望まないいとことの結婚をするという父の要求に従った。
 彼女が同意するとすぐに、1ヵ月前であるが、彼女は解放された。

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