アフガニスタン最新ニュース2月28日〜30日 |
| 3月28日(水) ●タリバンがタジキスタンとの国境で難民に対し発砲:The News: Jang Taliban shoot at refugees on Tajik border ロシアの国境警備隊によると、タリバンがタジキスタンとの国境地帯のキャンプにいる難民に対し発砲したという。 いまのところ死傷者の報告はなく、また何故発砲したかについても明らかにされていない。 ●Yakaolangの大虐殺 :Amnesty International Afghanistan: Massacre in Yakaolang アムネスティーインターナショナルは、タリバンがバーミヤン地方のYakaolangで300人の非武装の男性、女性、子供を殺害したと発表した。タリバンはこれを否定しているが、同時にこの地区への報道機関の立ち入りも禁止している。 ●アフガニスタン大虐殺報道は事実:BBC Afghan massacre reports firm up タリバンによる300人の大虐殺の報道は、人権団体による調査で詳細が明らかになってきており、国連も本格的な調査に乗り出した。しかしタリバンは反対勢力による非難宣伝だと主張している。 ●タリバン、非人道的狂信者と批判される:The News: Jang Taliban denounced as 'inhuman fanatics' ●タリバンが学童にターバン着用を義務付ける:Reuters Afghan Taliban orders students to wear turbans ●パキスタンの基本的な対アフガン政策に変更無し: IRNA-APP-OANA No change in basic elements of Pakistan's policy on Afghanistan ●パキスタン紙がタリバン勢力の分裂を予測:IRNA Pak paper sees signs of split in Taliban ranks パキスタンの新聞がタリバン勢力に分裂の兆しが見られると報道している。その兆候は石仏破壊をめぐるタリバン内の急進派と穏健派との意見の食い違いから生じたという。 ●ウサマがKandaharで市民集会を開催:IRNA Osama bin Laden holds public meeting in Kandahar ウサマがタリバンの本拠地であるKandaharで開催された市民集会に参加した。最も注目すべき点は、ウサマの息子がパキスタンの窮状とタリバンの英雄的奮闘を描いた詩を朗読したことであった。 ●ウサマがKandaharで支援者と会合:Itar-Tass Bin Laden meets supporters in Qandahar ●ウサマがタリバンの規制にも拘わらず集会を開催:The Nation (Pakistan) Osama holds gathering despite Taliban restriction ●パキスタンが鉱山探査等でタリバンへの支援拡大:IRNA Pakistan to help Taliban in mine exploration 在アフガニスタンのパキスタン大使は、パキスタンが鉱山調査やオイル・ガスの精製施設建設においてタリバンへの支援を拡大することを明らかにした。 ●パキスタンではアフガン難民は法で守られていない:The News: Jang Afghans lack legal protection in Pakistan: Afrasiab ●パキスタンが5万人のアフガン難民を送還:The News: Jang Pakistan to deport 50,000 Afghan refugees ●赤十字、干ばつに苦しむアフガン難民に救援物資を配布:AFP Red Cross distributes relief to drought-hit Afghans 赤十字はGhor地方の1万人に救援物資の配給を始めた。小麦、豆などの食料の他、耕作用の野菜の種などが配られた。 ●アフガニスタンの織物職人は伝統的スタイル(阿片の使用)を崩さず:Christian Science Monitor Afghan weavers unravel a trade tradition: opium use ●ユネスコの事務総長いわく、アフガニスタンの石像はもとには戻らない:The Times of India UNESCO chief says Afghan Buddhas cannot be restored ユネスコの事務総長である松浦氏は記者会見で、タリバンにより破壊された石仏は元には戻らないと語った。またスリランカによる破片購入の申し出について質問されると、いずれ検討されるであろう、と明確な見解は示さなかった。 ●アフガニスタン国境付近で麻薬と武器の貯蔵庫を発見:Itar-Tass Drugs and weapons cache found near border with Afghanistan タジキスタンの国境警備員により、アフガニスタン国境付近で麻薬と武器の貯蔵庫が発見された。タジキスタン政府によると、この貯蔵庫はアフガンの密輸業者によって作られたものだという。 ●パキスタン貿易業者いわく、アフガニスタンの流通産業は壊滅的:Dow Jones Pakistan Traders Say Afghan Currency Business Dries Up 1月からの国連による制裁とパキスタンの国境封鎖により、アフガニスタンの流通産業は壊滅的な打撃を受けている。 アフガン通貨の価値は無いも同然で$1=AFA78,000。 3月29日(木) ●クリントンがパキスタンのタリバン支援を懸念:The Times of India Clinton was concerned about Pak support to Taliban ビル・クリントンは大統領官邸を去る直前の国会で、パキスタンのタリバンに対する支援に強い懸念を示した。また、テロリスト引渡しに応じるまで、アメリカはタリバンに圧力をかけ続けるであろうと語った。 ●パキスタンのジャーナリストが自国のアフガニスタン政策を批判:UPI Pakistani journalist attacks Afghan policy パキスタンの著名なジャーナリストは、タリバンを支援するパキスタン政府の方針が孤立化を招き、国内経済を損なっているとして批判した。 ●タリバンの石仏破壊は商売のため:Electronic Telegraph (UK) Taliban destroyed statues 'to mask sale' 反タリバン勢力のUnited Frontは、タリバンはカブール美術館所蔵の40体の仏像を売却したと語っている。タリバンは、世界からカブール美術館の公開を迫られており、仏像売却を隠す為に国内の全偶像を破壊する命令を出したという。先日美術館が公開されたが、タリバンの破壊したとの主張通り仏像の姿はなく、しかし同時に破片も見つからなかった。 ●ユネスコがアフガニスタンの遺跡について国際社会へアピール :The Times of India UNESCO to mobilise international community on Afghan heritage ユネスコは、残されたイスラム系または前イスラム社会の遺産を守るべく、タリバンに働きかけ続けることを発表した。ユネスコ事務総長である松浦氏のパキスタン訪問時にも議題として取り上げる予定になっている。 ●反タリバン勢力が攻撃態勢:UK Anti-Taliban forces on offensive 反タリバン勢力が攻撃態勢に入った。数カ所の地域での戦闘を計画しており、今週はバーミヤンを攻撃。奪回を目指している。彼等は石仏破壊によりタリバンに対する敵対心を更に強めている様子。 ●イランがアフガニスタンによる国境地帯の河川封鎖に対し抗議:People's Daily (China) Iran Protests Afghanistan's Blockade of Border River イランは国連のアナン事務総長に宛てた文書の中で、アフガニスタンのKajakiダム封鎖による被害を訴えた。KajakiダムはイランのHirmand川に繋がっている。タリバンがダムを封鎖した為に水不足になり農業、畜産業に多大なダメージを与えているという。 ●イランがアフガニスタンによるHimand川封鎖に対し抗議:IRNA Iran protests blockade of Hirmand river by Afghanistan ●ターバン未着用の児童が学校から追い返される:AP Children Missing Turbans Sent Home タリバンは、4年生以上の学童に対し、イスラム教の伝統であるとしてターバンの着用を義務付けた。この命令は新年度である先週から実施されたが、ターバンを着用していないことを理由に複数の生徒が学校から追い返されることとなった。アフガニスタンの平均的は月収が$10なのに対し、ターバンは約$1.25かかり経済的負担となっている。 ●パキスタンが5万人のアフガン難民を送還:People's Daily (China) Pakistan to Deport 50,000 Afghan Refugees パキスタンは5万人のアフガン難民をJalozaiキャンプからアフガニスタンへ送還。同様に10万人をNasirBaghキャンプからGhamkolキャンプへ移送した。しかしGhamkolでも受け入れる余裕はなく、少なくとも130の難民用住居を破壊したが、代用策は何らとられていない。 ●経済協力機構の活動はアフガン問題が解決して初めて効果がでる:Itar-Tass ECO activity to be effective only upon Afghan issue solution 3月30日(金) ●外国の干渉がアフガンの内戦を悪化させている(AFP) 国連のKamal Hossain は、外国勢力がアフガンの紛争の原因となっている、と非難した。彼は、国際社会は原理主義政府を非難し、アフガンの領土と人々を海外勢力と武力衝突から守るべきである、と語った。彼は、燃料や弾薬などをタリバンに供給している海外勢力を非難している。全てのアフガン内の政党は国際人権法の観点から違法である、と彼は語っている。国連は、アフガンからソビエト軍を撤去させるだけではなく、実行可能統治機関を設立するよう努力すべきである、といわれている。 ●イラン、麻薬戦争で負けている(AFP) 20年間の格闘にもかかわらず、イランは麻薬を取り締まれないでいる。イランでの麻薬取り締まりは本格的なものであるが、大規模なドラッグの生産者あるアフガニスタンが隣であるために、麻薬使用者は増加の一途をたどっている。政府もまた、効果が生じていないことを認めている。イランでは、人口6200万人の内、麻薬常用者は300万人と見られており、100人が20代と30代である。しかし、実際の常用者はもっと多いと見られる。現在、15万人のイランの受刑者の内、70%が麻薬に関連している。麻薬を使用する理由は、アルコールを禁止するイスラム法を含む、社会と文化の束縛から逃れることであり、また、麻薬が手軽に手に入る地理的要因も理由の一つと見られている。 |