アフガニスタン最新ニュース

3月15日〜18日


3月15日(木)
タリバンを理由にイスラム教を責めるのは中傷だ:The Age(Australia)
ほとんどの非イスラム系の人々は、イスラム系国家での生活経験がないために、もしイスラム系の誰かが過ちを犯したとすると、人々はそれがイスラム系人種の典型なのだと思い込んでしまう。今回のタリバンの行動はイスラム教の罪ではなく、人間が犯した罪だということを忘れてはいけない。タリバン以前、アフガニスタンで1000年以上も続いたイスラム政権は前イスラム世界の遺産を保護してきたのだから。


石仏破壊はタリバンによる残虐行為のもみ消し工作(ラビーニ談):IRNA
反タリバン勢力のリーダー"ラビーニ"は、タリバンは石仏破壊を利用して犯した残虐行為をもみ消そうとしている、と語った。


アフガニスタンで三番目に大きい石像の破壊も確認:BBC
バーミヤンの石仏に続いて三番目に大きいとされるTape-Sardar寺院の石仏(16m)も破壊されたことが写真により確認された。この石仏も約1500年前に造られたものであった。


ボスニア、破壊された石仏の引き取りを申し出る:BBC
タリバンによる石仏破壊に世界中から非難がよせられる一方、石仏の破片を保管しようとボスニア・サラエボが名乗りをあげている。


数百人のアフガン難民が飢餓を逃れてパキスタンへ流入:AFP


ハイジャック犯、アフガニスタン行きを要求:AFP
イスタンブールからモスクワへ向かうロシアの航空機をハイジャックしたチェチェン人と見られる2人組は、アフガニスタン行きを要求。この航空機には乗客162名、乗員12名が搭乗している。


ハイジャック犯、女性と子供を解放:AP
ロシア航空機を襲ったハイジャック犯は、サウジアラビアに着陸後、女性、子供、年輩者を含む14人を解放した。残りの乗客に対する水と食料の供給は許可されており、今のところ無事であると見られている。


サウジアラビアが殺到する聖地巡礼の犠牲者の身元を確認:BBC
サウジアラビアは、押しつぶされるなどしてメッカ巡礼の犠牲者となった35人の身元を公表した。今年の巡礼には2百人近くが集まっていた。


石仏破壊を理由にタリバンを疎外してはいけない(パキスタン外務大臣):AFP
パキスタン外務大臣は、タリバンの石仏破壊により日本をはじめとする工業国家がアフガニスタンを敵視し、孤立化が進むことを懸念。更なる孤立化はアフガニスタン経済を益々悪化させるであろうと語った。


BBC通信員アフガニスタンから退去:BBC
BBC特派員ケイト・クラークがタリバンの命令によりアフガニスタンを後にした。彼女は1999年からアフガニスタンで活動していたが、石仏破壊についての報道に偏見があったとしてタリバンの批判をかった。


BBC特派員、事務所を閉鎖しカブールを去る:AP



JUIのFazlurが石仏の件でタリバンを弁護:The News:Jamg
JUI(Jamiate Ulema-e-Islam:ウレマ・イスラム協会)のリーダーであるFazlurは、タリバンはイスラムの教えに従って石仏を破壊しただけだ、と弁護する姿勢を見せている。


タジキスタンは中央アジア独自での安全に不安:Ita-tass





3月16日(金)

タリバンの狂気はイスラムのものではない(Japan Times)
問題は、世界は非常に偏狭な地であるということである。ほとんどのイスラム圏以外の人々はイスラム国家に行った事がない。そのため、なにか馬鹿らしいことが生じると、それがイスラムの全てであるように思われてしまう。例えば、今回のタリバンの破壊行為のように。けれども、多くのイスラム国家がタリバンを非難している。そのため、タリバンの行為はイスラムの典型ではない。


ミサイル押収
56基のミサイルがアフガニスタン人と共にアフガン国境で取り押さえられた。


欧州議会、タリバンを非難(AFP)
欧州議会は木曜日、タリバンの大仏破壊行為を激しく非難し、ユネスコは「文化に対する犯罪」と烙印を捺した。
議決書の中で「強い非難と深い悲しみ」が表明されている。また議決書では、国際社会の強い反応を歓迎し、タリバンの人権侵害の記録のほかに、新たな要素が加わった。議会では、アフガニスタン内での女性精神的および肉体的苦痛に対する憂慮も挙がった。イタリア政府は、「狂気の聖職者によって国全体が人質になっているケースである」と語った。


パバラッツィ、アフガンのために歌う(AFP)
イタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パバラッツィは慈善コンサートを催し、パキスタン北西部の難民キャンプの子供達のための基金を増やす、と国連は表明した。
コンサートは5月29日にイタリアのMODENAで開かれる予定で、目的は、アフガンの長期間の紛争による犠牲者の苦しみに対する社会の関心を高めることであり、アフガンの子供達も一緒に歌う予定である。


タリバン、牛をいけにえに(AP)
二つの仏像破壊に時間がかかっている事に驚いたタリバンは、100頭の牛をいけにえにすることを決定した。




3月17日(土)
考古学者、大仏の破壊を憂慮(The News)
考古学者は、アフガニスタンのバーミヤンの大仏破壊を憂慮し、計り知れない損失と語った。考古学者によると、バーミヤンは世界史上で特殊な地位にあるという。バクトリアと以前は呼ばれ、古代では卓越した地位にあった。当時は、エジプト、イラン、ギリシア、ローマのみがアフガニスタンと同等の地位に地位にいたという。ギリシア人、ローマ人、中央アジア人、イラン人等がアフガンに赴き、文化の中心地にしようとしたが失敗した。二人の中国人伝道師がアフガンに行き、仏教を学ぶための僧がたくさんおり、多くの寺院が建築されていると記した。歴史的にも特殊な地で、世界最大の仏像がある。そのため、考古学者たちは憂慮している。




3月18日(日)
聖職者、破壊に同意(Time of India)
アフガニスタンのイスラム以前の仏像を破壊することに400人の聖職者が同意した。一度なされた決定を覆してはならず、選択肢はないという。この決定は全会一致でなされた。


タリバンを解説(The Associated Press)
タリバンによる破壊行為は何故生じたのか?一つの考えは、イスラムの教えはモダニズムのチャレンジに対抗しうるものである、という考えから生じている、というものである。これには、国民が教育を受けていないことも要因であるという。また、パキスタン・イスラム大学の教授は、全く理解出来ないという。タリバンは女性の労務はコーランで禁じられている、と言っているが、コーランにそのような規定はなく、女性が男性より劣っている、という規定はないという。また、刑罰に関しても、コーランはタリバンの刑罰よりも遥かに軽いものであるという。


爆弾で5人が死亡(AP)
カブールで爆弾事故が生じ、その場所で遊んでいた二人の子供を含む5人が死亡した。爆弾は車に隠されており、数人が怪我をした。犯行の表明はでていないが、タリバンは、反体制派によるものと見なしている。爆弾事件はカブールで続発しており、ほとんどがパキスタン大使館または対しの住居付近であるが、負傷者は出ていない。


UNHCR、セッションを開始(AFP)
UNHCRのアンニュアル・セッションが月曜からスタートする。パレスチナ地方における深刻な問題や、中国やチェチェンの人権問題も議題に挙がると見られている。アフガニスタンの問題も挙がると見られている。


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