アフガニスタン最新ニュース

3月8日〜11日



3月8日(木)
Dar-e-Suf Valleyに緊急配給:ICRC News
2月28日から3月4日にかけてICRCによってDar-e-Suf Valleyの14,000人に食料が供給された。今回のICRCの活動はアフガニスタンの対立する双方の勢力から了解を得て、1998年以来西側から前線を超えてこの地区に物資を搬入している


イランは1800万ドルをアフガニスタンとの国境警備に使用:AFP
イランは麻薬密輸や不法入国の脅威が増すアフガニスタンとの国境警備に1800万ドルを費やし、設備投資や兵の訓練を行なっている。しかし、725キロにも及ぶ国境警備には充分な金額ではなく、国会は年間予算として更に2500万ドルを充てる計画。


国連は在イランのアフガン難民に百万ドル単位の支援を計画:Xinhua via COMTEX
UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)の発表によると、国連は在イランのアフガン難民に対し1300万ドルの支援を行なう予定。イランとUNHCRは昨年4月に難民の自発的本国送還を進めることで合意しており、現在までに174,784人がアフガニスタンに帰った。しかしイランにはいまだ400,000人の難民が存在し、その半数が違法滞在だと言われている。


反タリバン派連合が(United Front)が Oruzgan地方のKhadeer地区を制圧:IRNA


マスードは遺跡破壊を批判、言葉ではなく行動に出ることを要求:Azadi Afghan Radio
反タリバン連合(United Front)のリーダーであるマスードは、タリバンによるアフガニスタンの石像や遺跡の破壊を批判。また、言葉での批判や制限付経済制裁などに終始する国際社会の方針を"傍観者的態度"と批判し、取り返しがつかなくなる前にタリバンやパキスタンに対し適切は措置を行なうべきだと呼びかけた。


タリバン政権はアフガニスタンの仏像を破壊:AP
タリバンは偶像破壊をイスラムの祭り"Eid al-Adha"の間中止していたが、祭りが終わる木曜日に再開すると発表した。


3万人の仏教徒がタリバンの仏像破壊に抗議:AFP
僧侶他約3万人の仏教徒がタリバンの仏像破壊を抗議して、カトマンドゥの通りでデモを行なった。






3月9日(金)

ムスリムの学者、タリバンを非難(LA Times)
ロスサンゼルスの Muslim Public Affairs Council とMiraret magazine による会議で、8人のイスラム学者が、タリバンの仏像破壊行為は非難に値し、全てのムスリムによって非難されなければならない、という内容のステイトメントに調印した。

タリバン、仏像を破壊(Kyodo)
アフガニスタンのタリバンは木曜日、大仏の半分を破壊したと語った。

タリバンとイスラムを同じと見なしてはならない(Miami Herald)
ほとんどのイスラム国家と学者達がタリバンの破壊を非難している。今回もまた、イスラム教が問題を引き起こしているかのように見える。しかしながら、現実に多くのイスラム国家がタリバンを非難している。アフガンにおけるイスラムの教えと、女性が活発に活動できるイランにおけるイスラムの教えを比べるのも良い。タリバンとイスラムを同じと見なしてはならない。

パキスタン、仏像保護の動きに(Reuters)
パキスタン政府は、アフガニスタンに仏像破壊行為を止めさせるために、使節団を派遣することを決定した。

反体制派、大仏破壊を確認(Reuters)
アフガニスタンの反体制派によると、世界的非難に関わらず、タリバンは既に大仏を破壊したという。タリバンからのコメントはなく、又、最新レポートもない。

穏健派の立場、明確に(Stratfor.com’s)
タリバンによる仏像破壊行為は、タリバン内の穏健派の立場を明確にしている。今回のタリバンの命令には幾つかの目的があり、反体制派から優位になること、タリバンの支配を強化すること、宗教的影響力を増加させることなどが挙げられる。
今回の破壊命令は仏教のものだけでなく、地方のイスラムセクトによって作られたものも含まれている。タリバン内の一方のグループは、力を誇示することで国際的承認を得ようとするが、穏健派はより柔軟に国際社会に協調しようとしている。そのことが明らかになったため、今回の破壊行為は裏目にでたと言える。





3月10日(土)
MUFTI、タリバンに破壊を中止するよう要求  (Reuters)
エジプト政府はイスラムのトップMuftiを、古代大仏のタリバンによる破壊行為止めさせるために派遣した。彼はイスラムのトップで、アフガンにモニュメントは人間の歴史を代表するものであり、イスラムの論理に反するものではない、と語っている。

タリバン、大仏を破壊。国連総会も中止勧告決議を採択 (AP)
タリバンは古代大仏を破壊しつづけている。しかしながら、詳細は明らかになっておらず、近づくことも許されない。反体制派スポークスマンは、破壊の度合いを知るすべはないとコメント。
また、国連総会はタリバンに仏像破壊を中止するよう催告した。決議は100以上の国家によってなされ、全会一致で可決された。

●タリバン、国際非難に動じず(AFP)
タリバン外相は、国連事務総長と週末対談するが、それは国際的非難を拒絶するためであるという。彼は、破壊行為は国内問題であり、国際非難に値しないと語った。アナン氏は難民キャンプも訪れる予定だという。

日本の申し入れ、拒絶される(Dow Jones)
タリバン外相は日本の使節団と対談し、日本側から経済援助と引き換えに大仏破壊を中止するよう求められたが、拒絶した。

「仏像破壊はインドのモスク破壊とは異なる」(AFP)
タリバン政府は、「我々の破壊行為はインドにおけるBabriモスクの破壊とは異なる」と語った。インタビューの中で、タリバン外相は、インドでは1992年に16世紀のモスクが破壊され、現在はヒンズー原理主義者によってそこに寺院が建設されることになっているが、我々のしていることは、それとは異なり、寺院や教会等を破壊しているのではないから、誰も我々に口出しはできない、と語った。

スリランカ外相、パキスタン外相と対談(AFP)
スリランカ外相は、パキスタン外相と対談し、タリバンによる仏像破壊について意見を交換した。スリランカ外相は、タリバンによる歴史的建造物の破壊を憂慮しているという。

アナン氏、パキスタンを訪れる(AP)
国連事務総長アナン氏はパキスタンに土曜日に到着し、国際テロリズムや核戦争の問題等を話し合う予定。カシミール地方の問題について話し合う予定は無いが、恐らく話し合うという。タリバン高官とパキスタン内で話し合うかどうかは未定。





3月11日(日)
イスラムのアピールは手遅れ(Reuters)
世界最大のイスラム学者の団体が、アフガンの歴史遺産の大仏を救うためにアフガンを訪れたが、国連事務総長アナン氏は手遅れであると語った。アフガンは、全学者が破壊を禁止するよう命ずれば破壊を中止する可能性がある、と示唆したが、中止する可能性は極めて低く、アフガンはイスラム社会からも非難を浴びるだろう、とアナン氏は語った。

タリバンが破壊を断言(Reuters)
国連事務総長アナン氏は、タリバン外相と対談し、全ての仏像が破壊されるであろう、とタリバン外相は語ったが、わずかな希望はあるという。アナン氏はまた、オサマに関する問題を話し合わなかったものの、タリバンが国際社会に協調するよう求めた。アナン氏は、アフガンの干ばつと紛争による国民の不安定な生活を懸念した。

大仏、破壊される(AFP)
アフガニスタンの二つの大仏は日曜日、完全に破壊された、とタリバンのスポークスマンは語った。詳細は語らなかったものの、90%が破壊された模様。

ラオスの外相、タリバンを非難(AP)
ラオス外相は、国民のほとんどが仏教徒で、アフガンによって破壊された仏像は世界的遺産であったため、非常に悲しんでいる、と語った。

パキスタン内務大臣、アフガンへの説得失敗(AFP)
パキスタン内務大臣は、タリバンに破壊をやめるよう説得させることに失敗した。彼は、タリバンの最高指導者Mullah Mohammad Osma と対談したが、彼を説得させることはできなかった。Osmaは、これは国内問題であることを改めて強調した。これまでパキスタンはアフガンに破壊を止めさせるよう圧力をかけてきた。

プーチン大統領、タリバンへの制裁にサイン(AP)
ロシアのプーチン大統領は、アフガニスタンのタリバン政府に対する国連制裁にサインした。この決定は、アメリカとロシアによるもので、昨年12月に可決され、1月19日から効力が発している。戦闘機や武器、技術等がロシアからアフガンに渡されることは許されない。



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