アフガニスタン最新ニュース
1月17日〜18日


2001.1.18
●アフガニスタンハイジャック犯の裁判始まる:BBC
アリアナ航空機ハイジャックの容疑者となっている12人のアフガニスタン人の裁判がイギリスで始まった。3ケ月かかる見込み。

●アフガニスタンの領空を飛ぶ航空機からの収入:UPI
執行の猶予期限が切れ、追加制裁が行われようとしている。一方で国連はタリバンの要請に応えて、航空機産業の再建資金提供に同意した。その資金は主にアフガニスタンの領空を飛ぶ国際線の安全の為の監視に使われることになっており、50万ドルが2度に分けられて提供される。
1度目の25万ドルが適正に使用されれば残りの25万ドルが支払われる。その資金は、現在国連が差し押さえているアフガニスタン領空を飛行する航空機の飛行料から出される。アフガニスタン上空は毎日40〜70の航空機が飛行し、1機につき$400が課されている。

●MEDAIRの活動最新情報(2001.1.18):Medair
Medairは1996年からアフガニスタンで、衛生管理、医療施設や住居の提供など非食料系支援に携わってきた。現在”結核撲滅計画””カブールの被害者救済計画””Paghmanの干ばつ救済計画”を実行し、住民に仕事や食料を提供している。

●パキスタンは国連のアフガニスタン制裁を前に熱がでる思い :AFP
パキスタンは金曜日からのアフガニスタン制裁を目前にして、日に日に強くなる国際的圧力とアフガニスタンとの親密な結び付きの間で外交的ジレンマに陥っている。制裁が始まればパキスタンは、タリバン体制への協力レベルを下げないわけにはいかないだろうとの意見もある。

●アフガニスタン国民は制裁よりも飢饉を恐れる:AFP
カブールの人々は、制裁は人間の行為であるのに対し飢饉は神から課されたものとの見方から、制裁よりも飢饉に脅威を抱いている。

●アフガニスタンへの追加制裁執行期限迫る:BBC

●NATOは慎重にトルクメニスタンに接近:AFP

●たとえアフガニスタンが崩壊しようともウサマは引き渡さない:NNI
在パキスタンのアフガニスタン大使は、イスラムの精神に反するという理由から、たとえ国が崩壊し、全国民が殺されようともウサマを引き渡すことは出来ないと語った。

●タリバンは制裁に先立ち支援を模索:The News:jang
国連による追加制裁を目前にタリバンは、制裁が国民に被害を与えるとしてイスラム系諸国に対し人道的支援を呼びかけている。

●アフガニスタンへの制裁は国連監視団の殺害につながるかもしれない:The News:jang
JUP(Jamiat-ul-Ulema-e-Pakisutan)のリーダーであるNooraniは、制裁が実行された場合国連監視団の生命の安全は保証できないと語った。パキスタンの宗教団体は、アフガ二スタン制裁に対する対応の統一見解を持たないため、イスラム国家をユダヤやヒンドゥー、アメリカなどの侵害から守るという理由からどのような行動にでるかわからないという。

●国連による制裁のターゲットがタリバンであることは明らか(Vendrel):NNI
在アフガニスタンの国連大使であるVendrelはIRNAのインタビューの中で、今回の制裁の標的はアフガニスタン国民ではなく、タリバンであると明言した。しかし、通貨暴落など、間接的影響を与えていることは否定できないとも語った。

●国連の制裁はアフガニスタンにおける救済活動を台無しにする(談NGO):NNI
KandaharでNGOの会議が行われ、国連による制裁はアフガニスタン国民に被害を及ぼすものであり、現地で行われている救済活動をも台無しにすると非難の声が上がった。

●Omarは国連制裁を前にイスラム国家に助けを求める:NNI
タリバンのリーダーであるMulla Muhammad Omarはイスラム国家に対し”今こそイスラム国家が一つになる時だ”と呼びかけ、制裁に反対するよう促した

●タリバンは国連に制裁を中止するよう促す:The News:jang

●United Front代表は米国官僚と会談し、アフガニスタン問題に対する包括的対応を要請、又制裁についても協議:AAR

●タリバンはカシミール支持を強調:NNI

●アフガニスタンはテロリズムの中心(米国官僚談):The News:jang

●中央アジアで弱い地震が発生:AP

●アフガニスタン女性は最大の受難者:Frontier Post
Jalozaiの難民キャンプでの生活は悲惨で、ものごいの巣窟と化している。なかでも最大の被害者は女性である。その殆どが戦争で男性家族を失い、幼い子供とともに生活している。
Balbala:5人の子供を連れた未亡人
Clad :5人の子供がおり、長男と長女が病気で自身も腹痛を抱えている。医療キャンプの前で1日中立ち続けているが、薬は手に入らない。
Ram Din:3人の未亡人を抱えている。兄弟達はロシアとの戦争で死亡。その妻達はそれぞれ2人、6人、3人の子供を抱えている。
Jamila:彼女の夫はタリバンに連れさられ以後生死もわからない。
ここの難民はほとんどが、未亡人か孤児で、更に適切な支給もない。彼等が今一番望んでいることは、1日も早く正式に登録され設備の整ったキャンプに移ることである。登録を待つ間にも厳しい寒さから子供たちが死亡している。子供を失った母親は墓を作るための石すらもないと嘆いている。

2001.1.17
海のないアフガニスタンで鯨の化石発見:AFP
カブールの建設現場で鯨と思われる化石が発見された。発見されたのは頭部と腔の部分で、地下6mから発掘された。アフガニスタンではこのような発見は初めて。

●タリバンと反対派がカブール北部で衝突:Reuters
タリバンと反対派の北部同盟が、カブールの50km北方で数時間におよび砲撃を交わすなどして交戦した。衝突はすでに数回にのぼり、いまだ切迫した状態が続いている。この衝突により民家数棟が破壊され、数人の死者がでた。

●アフガニスタン問題についての会議開催を予定:The News jang
木曜日から3日間の予定で各国の在アフガニスタン大使による会議が行われ、アフガニスタン問題について協議が行われる予定。参加国はパキスタン、中国、インド、ロシア、タジキスタン、イラン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの8ケ国と国連の常任理事国。

●アフガニスタン制裁を前に殺気立つパキスタン:AFP
パキスタンの外務省長官Inamul Haq は、今週末に迫ったタリバンに対する追加制裁の実行期限を前に、今回の制裁には偏りがあるとしながらも国連方針に協力する旨を示した。そこにはロシア、インドなどの敵意ある国が今回の制裁を通してイスラマバードをも攻撃しようとしているという懸念があり、パキスタンはそれを防ぐ意味でもアフガニスタンとの国境に国連の監視機器を導入することを歓迎する意向。国連常任理事国は監視機器の導入についていまだ結論を出していないが、専門家の中には武器通商禁止の実行は不可能との見方もある。

●パキスタンも国連の制裁に協力する見こみ、しかし不公平だと批判:AP

●国連は在アフガニスタンスタッフを一時的に削減:Reuters
国連はタリバンに対する制裁が金曜日に実行に移される見通しであることを受け、在アフガニスタンの外国人スタッフを一時的に半数まで削減する予定。木曜日は全てのスタッフを休業させ安全が確認されれば週末には復帰することになる。しかし、何らかの暴動があればすぐにアフガニスタンからスタッフを引き上げる方針。

●国連の制裁は交易の運搬に影響を及ぼさない(Mutawakil談):NNI
アフガニスタン外務相Mutawakilは、パキスタンリーダー陣との会談が成功を収めたことを受け、国連の制裁(軍事的通商禁止)は効果がないだろうと語った。アフガニスタン側は国内でパキスタンの犯罪者が発見された場合パキスタンに引き渡すことを約束し、パキスタン側は教育分野も含めアフガニスタンの再建に協力することで合意したという。

●インド、ロシアは反タリバン体制への傾倒を強調:The Hindustan Times
インドとロシアは、タリバンがテロリズムや麻薬流通に関与しているとの考えから国連による追加制裁に対し支援を申し出ている。両国は昨年、国際テロや麻薬流通の阻止の為に協力することで合意しており、アメリカにも積極的に働きかけてきた。ブッシュ新政権が引き続き協力体制をとることを期待している。

●Islamic Relief、危機的状況にあるアフガニスタン飢饉に対し50万ドルの支援を募集:Islamic Relief

●アフガンの地雷撤去作業員を救う国連の飛行便作戦
:OCHA(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)
Khostの郊外で地雷撤去作業を行っていた42歳の男性が、地雷の爆発により頭と顔に重傷を負い、Office of the UN coordinatorによる飛行便でイスラマバードに移送された。医師は患者の状態から、すばやい空輸がなかったら彼は命を落としていただろうと言っている。最大かつ最も古くからの地雷撤去組織MAPAによりアフガニスタンの地中から撤去された地雷は10年間で150万個にものぼる。作業中の事故による死者、負傷者の報告は昨年は最小に留まったが、10人が負傷、4人が死亡している。

●アフガニスタン農家は冬も少雨なら飢饉を懸念:AFP
アフガニスタンの農家は、収穫に重要なこれからの時期に雨が降らなければ事態は去年より悪くなるだろうと警告した。通常なら冬は45日ほど早くやってきて、乾いた大地に雨や雪をもたらすはずだが、今年はたった2日の雨と少量の雪しか降っていない。

●ECO長官が地域全体の麻薬交易を批判:IRNA
ECO(経済協力機構)のGovahi(イラン)は、アフガニスタンから他国への麻薬や銃器の流出に対し強い懸念を示した。主な麻薬製造国であるアフガニスタンとパキスタン、及び優良な市場であるヨーロッパに囲まれたイランでは、年々密輸者同様、中毒者、常習者が増えている。
また、国境地帯では村人が誘拐されるなどの事件も多発し、これらの事態がアフガニスタン国境封鎖につながった。1999年のイラン国境近くにおける衝突による死者は、警察官175名、密輸業者700名以上と政府は発表している。

●国連による制裁の標的はタリバンであってアフガニスタン国民ではない(Vendrell):IRNA

●イランは違法アフガニスタン人の取締りを強化:IRNA
イランは安全対策の一環として、全ての不法滞在者、特にアフガニスタン人に対し、3月14日までに母国に帰るよう勧告している。イランでは近年麻薬による問題が多発しており、UNHCRとの間でも4月に難民の自発的な母国への帰還を促すことで合意に至っている。

●タリバンは信教の変更禁止を布告:NNI
タリバンは、イスラム教から他の宗教に改宗した者を死刑にするという法令はイスラムの信条に基づいて作られており、取り消せないと主張している。また、他の宗教を説いたり、そのような書物を売った者には5年間の懲役が課されることになっている。

●アフガニスタンハイジャック犯の裁判は法律的議論で遅れる :Reuters
アリアナ航空ハイジャック犯の容疑者として捕らえれている12人のアフガニスタン人の裁判(ロンドン)が、証人の身元が明らかになると命の危険があるという理由から弁護士が公表の禁止を求めた為、延期されている。一方タリバンは彼等はイスラムの法律のもとで裁かれるべきだとして、容疑者の引渡しを求めている。

●アフガン反勢力のリーダーがモスクワの政策は間違っていると警告:AFP
かつて勢力を持っていたアフガニスタンのイスラム原理主義者Hekmatyarは、80年代にソビエトが行ったアフガニスタン侵攻という過ちをロシアが繰り返そうとしていると語った。またタリバンにも北部同盟にも国民の支持はないとしてる。彼はタリバンの台頭により権力を失いイランに亡命している。

●新パキスタンの対アフガン貿易政策は私企業の小麦輸出を禁止:Frontier Post 


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