アフガニスタン最新ニュース
1月3日〜4日


2001.1.4 

●パキスタンはアフガニスタンに対する制裁を実行すると表明:BBC
パキスタン外務大臣は、国家安全委員会の会合の後、パキスタンはアフガニスタンに対する制裁について国連に従うだろうと表明した。しかし同時に、パキスタンは国連安全保証理事会の決議に従う義務はないとも語った。

●パキスタンの派閥抗争で4人が死亡:Reuter
パキスタンのイスラム主流派Sunniと少数派Shi'iteとの間で、両者が崇める寺院の訪問をめぐる闘争がおこり、少なくとも4人が死亡、数人が怪我をした。両者とも追撃弾やミサイルなどの重装備だったという。1980年代のソビエトの占領に対抗するゲリラ戦争時代アフガニスタンから運び込まれた武器が、今だこの地域にはあふれている。

●アフガニスタン人新年大虐殺の陰に金銭的動機?
ベルリンのアパートでアフガニスタン人の2人の男と4人の子供の母親が殺された事件の裏側には、遺産相続があると捜査員はみている。この事件の前、被害者となった女性の夫は80,000マルクの遺産を残して死んでいる。ある男が容疑者として拘留されており、罪を問える年齢かどうか調査が行われている。

●国連従事者、次々と戻る:NNI
国連従事者がアフガニスタンに戻り始め、今のところ24人が復帰した。しかし、その数が34人を超えることはないだろうと国連情報筋は言っている。撤退前は64人だったが、更に状況がはっきりするまでは、そこまでの回復はないとみられる。イスラマバードのアフガン大使館はUNSMA(United Nations Special Mission for Afghanistan)以外の国連を含む全ての人道的組織のアフガニスタンでの活動を認める声明を出している。

●タリバン反対派はBamyan空港を狙っている:NNI
タリバン反対派の北部同盟は、Yakolang占領後、さらに多くの地域を手中に収めアフガニスタンの中央部での足場を固めるため、Bamyan空港の掌握を狙っている。

●多くのアフガン難民がタジキスタン国境で立ち往生:The News:jang
何千人ものアフガニスタン難民がタジキスタン国境のPyanji川の土手で生活している。彼等は住居や食料の不足、散発する砲撃の危険から危機的状況におかれている。国連はタジキスタンに難民を受け入れるよう要請しているが、返事はまだない。

●Achakzaiはアフガニスタンに干渉している国に対して制裁を要求:NNI
PKMAP(Pukhtoonkhwa Milli Awami Party)のリーダーであるAchakzaiはPishinでの大規模な集会で演説を行った。その中で彼は国連に対し、アフガニスタンの内紛に干渉している国に制裁を行うよう促した。またアフガニスタン国民は自らが望む政府や体制を決定する権利を与えられるべきだと主張した。

●パキスタン使節とアフガニスタン大臣がMoinuddinのアフガニスタン訪問について協議:Reuter
パキスタンの大使とアフガニスタン国務大臣が、パキスタン国務大臣Moinuddinのアフガニスタン訪問について協議を行った。 Moinuddin訪問の目的は、アフガニスタンに居る派閥主義者殺害犯の引渡しの要求。パキスタン側はすでに23人の容疑者のリストをアフガニスタン側に渡している。アフガニスタンは容疑者の存在を認めていないが、もしそれが証明されれば協力する旨を示している。

●中央アジアの代表達が首脳会談で安全について協議:NNI
カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスの各国代表が5日、カザフスタンで安全についての協議を行う予定。議題については明らかにされていないが、アフガニスタン問題などに焦点があてられると見られる。各国は、イスラム原理主義の拡大だけでなく、難民流出の拡大にも脅威を感じている。また、アフガニスタンの主な換金作物である”けし”や精製後のヘロインの密輸の急激な増加も各国の懸案となっている。

●中国代表団、発電計画協力のためカブールを訪問:NNI
中国の代表団は水力発電再開計画の状況を調査するためカブールを訪問した。中国OFEM社がタリバンの担当大臣と協議する他、一行はSarobiダムを訪問し、タービンの交換を要請した。また中国側はアフガニスタンの携帯電話システム導入に協力し、2千台分のシステムを無料提供することを約束した。

●勝利の分はますますタリバンに:Frontier Post
反タリバン派の北部同盟は、Ghalminの占拠など部分的な勝利を収めているが、すでに国土の95%を掌握しているタリバンに完全に勝つことはできない。従って国連が反タリバン派に有利となる介入を行うことは、戦争の長期化を促すことになってしまうだろう。


2001.1.3

●アフガニスタン西部でタリバンの反撃:AFP
タリバンは3日、今週反対派に占拠された西部地区奪回の為、大砲による激しい砲撃で反撃を開始した。少なくとも1週間以内には再度攻撃があると予想され、反対派もこれに対抗すべく準備をしている。問題となっているのは西Ghor地方で、戦略的には重要地域ではないものの、土曜日にもYakawlang地区を失ったタリバンには心理的打撃となっている。

●タリバンは反タリバン派地区への食料供給を妨害:The Nation
タリバンは反対派への食料供給を妨害する為、反対派の占領地域への食料搬入を禁止し、違反した者及び搬入に使用した家畜を殺害する命令を出した。すでに100頭のロバと4人の密輸者が殺されている。タリバンは昨年6、7月には、反対派がし掛けた地雷撤去のためだけに、3500頭のロバと何百頭にものぼる羊、やぎ等を押収した。

●国連難民高等弁務官事務所は10,000人のアフガン難民が危機的状況にあると推定:Reuter
UNHCRは、冬を迎え難民は食料、水、住居の不足から危機的状況にあると発表した。赤痢などの疫病も蔓延している。UNHCRはタジキスタンに国境の解放を要請しているが、返事はない。難民のなかには、6週間も国境地帯で受入を待っている者もいる。

●パキスタンのアフガニスタン難民の為のお願い:BBC
パキスタンにいる6000人近いアフガニスタン難民に対する支援の要請がなされている。この3ヶ月で約50人の子供達が、食料事情や住環境の問題からくる肺炎や下痢で死亡した。

●カブールでの会議は国連の制裁を非難:NNI
カブール住民による大規模な集会が行われ、戦争によって荒れ果てたアフガニスタンに対する国連による制裁を非難した。集会には多くのタリバン官僚も出席し、そのような非人道的行為を支援する者はイスラムの敵だと述べた。またソビエト時代のアフガニスタン侵攻についても非難の声があがった。

●アフガニスタン人はアメリカ・ロシアの共謀を非難:NNI
Bamyanで大規模な集会が開かれアメリカ・ロシアを含む反イスラム国家による共謀に対し非難の声があがった。また集会出席者やBamyan住民は平和回復のため、イスラム系首長国の計画や目標を全面的に支持する旨を示した。

●大使館爆破裁判がスタート:BBC
224人が死亡したアフリカの2つの大使館爆破事件を企てた容疑者4人の裁判が始まった。4人は無実を主張しているが、有罪が宣告されれば2人は死刑になる。首謀者とみられているBin Ladenは今だに捕まっていないが、この裁判は彼の組織にとって大きな打撃となるだろうと検察官達は見ている。他にも多くの容疑者が捕まっておらず、アメリカは逮捕に繋がる情報に5百万ドルの懸賞金をかけている。

●イランの専門家代表団がミイラの鑑定のためパキスタンに出発 :IRNA
イランの文化遺産組織の代表団が、ミイラ鑑定のための研究を指揮するためにイスラマバードに向け出発した。このミイラは数ヶ月前にパキスタンで発見され、密輸団からパキスタン警察が取り戻したと伝えられている。密輸団はKharan谷の廃墟でミイラを発見したといっている。その後ミイラはKarachiの国立博物館に納められたが、このニュースを聞いたイランはミイラを取り戻すべく行動を起こした。密輸や奪略により国外に持ち出された文化遺産は1970年のユネスコの規定により、外交ルートを通して扱われることになっている。


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