アフガニスタン最新ニュース
12月22日〜24日


2000.12.24

●アフガニスタンのバス事故で21人が死亡 : AP
 
23日、カブール近くの山道で乗客を乗せたバスが川に転落、21人が死亡、4人が怪我をした。

●アメリカはウサマに対して妥協はしない : NNI
アメリカ国務省前事務次官ジェームズ・ラビンは、アメリカとタリバンの和解はウサマ・ビン・ラディンが引き渡されない限りありえないと語った。彼の関与で多くの罪のない人々が殺されており、殺人に関しては妥協などという選択肢はないとの考え。

●国連スタッフ、カブールに戻り始める : AP
 
タリバンが制裁に対し反動的暴力行為を行わないことを表明したのを受け、一時避難していた約60人の国連スタッフはアフガニスタンに戻り始めた。

●イランからの人道的救援物資がアフガニスタン難民に届く : IRNA
イランからアフガニスタン難民に対し、40トンを超える小麦粉、砂糖、マカロニ、塩、毛布、靴等の救援物資が送られた。難民キャンプでは子供や老人を中心に様々な病気が広がっており、医薬品の支援も国際社会に求められている。

●アフガニスタン国境の警備強化、世界に難民支援の拡大を促す : Frontier Post
パキスタンは難民の違法入国を防ぐため、アフガニスタンとの国境地帯の警備を一層強化することを発表し、国際社会に対しては支援の拡大と促進を要求した。

●クリントンはイスラムリーダーと会い、聖なる断食に敬意を示す : NNI


2000.12.23

●MSF はアフガニスタンから引き上げず : NNI
MSF(国境なき医師団:medicines Sans Frontiers)は他の国際的支援グループがアフガニスタンから引き上げているのに対し、残留の方針を示している。更に人員不足を補う為にメンバーを更に増やした。しかし、一時非難しているスタッフが戻るまで、彼等の負担は重くなる一方だ。

●UNHCRは大量なアフガン難民の殺到を警告 : NNI
 
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の広報Yousef Hassanは、タリバンに対する追加制裁の懸念が更なる難民の増加を促進しているを語った。現在ある6つのキャンプはすでに一杯で、国連は次のキャンプ地と人的支援を探している。

●パキスタンはアフガニスタンとの国境地帯の状況を心配 : XINHUA
パキスタンは大臣クラスの会合を開き、アフガン難民の流入、自国の支援、国際社会の役割について協議した。パキスタンはすでに2百万人のも及ぶ難民を受け入れており、自国の不安定な経済にかなりの負担になっている。

●赤十字はスタッフをアフガニスタンにとどめる : NNI
 
ICRC(赤十字国際委員会)は、国連がスタッフを一時非難させても、人員はアフガニスタンに留めると主張している。赤十字の存在はアフガニスタンにとって必要不可欠なものと考えており、現在
医療施設や衛生、水の供給の他、地雷被害者の救済、農業の促進などの救済活動を行っている。

●アフガニスタン女性協議会は国民政府樹立を要求 : Frontier Post
 
AWC(アフガニスタン女性協議会:Afghan Women Council)は国連に対し、真にアフガン問題の解決を望むなら国際社会に武器の供給を止めさせ、国民政府樹立のために働きかけるべきだと訴えた。また、国民政府の実現は国際社会の支援のもと、Loya Jirgaによってのみ実現するとの考えを示し、タリバンに対しては、政策を変え、自らの政策や利益の為にイスラムの名を利用しないよう要求した。

●Loya Jirga(国家レベルの部族長会議) はアフガン問題の解決の条件 : Frontier Post

●中国は国連の決定はアフガン問題を解決すると語る : NNI
 
中国はタリバンに対する追加制裁の決議を棄権したが、いかなるテロリズムにも反対するという立場から国連の決定に協力するとし、それはアフガニスタン問題の解決に繋がるだろうという考えを示した。

●ロシア外務相、タリバンに対する制裁はアフガニスタン国民に被害を与えないだろうと語る: Russian FM

●アフガンの反対派は武器供給の取締策を要求  : NNI
 アフガニスタンの反タリバン派は、軍事的通商禁止の実行力を高めるため国境地帯にモニター機器を設置することを国連に要求した。

●Osamaは制約を課され苦しい立場に: Frontier Posy
 
国際社会からの重圧からタリバンは、Osamaの行動に規制をかけはじめた。彼はコミュニケーション手段を奪われるなど立場は悪くなっており、ジハード(聖戦:イスラム社会を敵から守る戦い)にも大きなダメージを与えているという。

●暴力団がBin Ladenを捕獲を画策 : Gulf News
 
暴力団グループがアメリカが懸けた報奨金目当てでBin Ladenを捕まえようとしている。彼等は、もし計画が成功すれば合計100万ドル以上の報奨金だけでなく、西側諸国での新しく快適な生活が保証されると信じている。

●パキスタン、アフガニスタンで阿片の価格が上昇 : The News:jang

2000.12.22

●パキスタンはアフガニスタンの都市へ武器を供給し続けている:The Times of India
アフガニスタン大使のMasoodは、パキスタンが大量武器や弾薬をアフガニスタンに提供し続けていることを非難した。彼はタリバンに対する追加制裁を、アフガニスタン国民の利益であり、テロリストを養成するBin Ladenのような活動を抑制する意味で周辺諸国の脅威をも取り除くであろうとして、歓迎の意を示した。

●Rabbani政権、パキスタンに対しても制裁を要求:IRNA
 
アフガニスタン政府Rabbani大統領はパキスタンに対する制裁を要求した、とパキスタンの新聞が伝えている。国連のアフガニスタン代表Rawanが、「タリバンに対する制裁は正当だが、もし効果がない場合には、アフガニスタンの現状に対する責任からパキスタンにも同様の制裁を与えるべきだ」とFrontier Postに語ったことを受けての記事。

●最も危険なテロリストの名はBin Ladenではないかもしれない : USA TODAY
 アフガニスタンに対する追加制裁案が火曜日に決議され、30日以内にBin Ladenの引渡しが行われない場合、Talibanやイスラム原理主義に対して制裁が行われることになった。一方でImad Mughniyehを保護しているレバノン、シリア、イランに対しては同じような制裁は考えられていない。Imad MughniyehはParty of GodやHezbollahのリーダーで、1983年にベイルートの海兵隊宿舎を爆破し241人を殺害する他、Bin Ladenよりも多くの罪が問われている。彼はBin Ladenと違いインタビューに応じることもなく、最近の写真すらない。

●イギリスはタリバンに対する国連の制裁に反対:The Guardian
 イギリスはタリバンに対する追加制裁に賛成したが、在ニューヨークのイギリス大使は非公式に反対を主張した。制裁は来月までにBin Ladenの引渡しが行われない場合に実行されることになっているが、現在カナダ、オランダが反対している。

●イギリス、タリバンに対する国連の制裁に反対 : IRNA

●中国はタリバンに対する制裁に反対 : South Nexus
 
中国外務省広報のZhangは、中国は全てのテロリストに対して批判的立場にあるが、今回の追加制裁からは期待される結果は得られないだろうとの見解を示した。また、そのような立場が追加制裁の決議を棄権した理由だとも述べている。

●パキスタンの新聞はタリバンに対する支援を募集 : IRNA
 
パキスタンの新聞は国民に対し、タリバン政権に対する支援の募集を行った。国連及びアメリカの制裁により日々厳しくなるアフガニスタン国民の生活に対し、イスラム教徒同胞としての協力を求めようというもので、食料、医薬品他をタリバンの大使館へ送るよう募っている。

●イスラム政党は国連の制裁を非難 : DAWN
 
イスラム政党は、国連による追加制裁は戦争で荒れ果てたアフガニスタンだけでなく、近隣諸国特に150万人もの難民を受け入れているパキスタンにも危害を及ぼすだろうと非難した。西側諸国はBin Ladenを罰するのにかこつけてタリバン、強いてはイスラム世界に打撃をあたえようとしているとの見方をしている。

●フランスの団体は国連の制裁はアフガニスタンの状況を更に悪化させるだろうと語る : XINHUA
 
フランスの8つの人道主義団体は首相に宛てて文書を提出した。内容は、国連のタリバンに対する追加制裁がアフガニスタンの国民の状況を更に厳しくすることが予想されるなか、国際社会はもっと彼等のおかれた状況に配慮すべきだというもの。

●タリバンはアメリカとロシアが国際原則を犯しているとして批判 : Itar-Tass
 
タリバンの外務大臣は、追加制裁はアメリカとロシアによる敵対政策の示威行為の表れだとして両国を非難した。また、タリバン政府はすでにアメリカとロシア製品の不買運動を行っており、武器・爆薬ともに大量の蓄えがあるので、制裁による影響は大きくないとも語った。

●飢えたアフガニスタン国民が国連キャンプに到着 : AP
 
この6日間4600人もの飢えたアフガニスタン人が西部の国連キャンプに到着している。国連のキャンプは6つあるが、他の5つは既に満杯で食料の供給も間に合わない状態。WFP(World Food Program)はこの冬百万人のアフガニスタン人が餓死の危機に立たされていると発表した。制裁の懸念からアフガン通貨が下落、少ない食料の値段は高騰し、国民は国際的支援に頼るほかない。また唯一の換金作物である芥子栽培もタリバンによって禁止されている。

●国連スタッフは日曜日にアフガニスタンに戻ることを計画 : AFP
 
国連の制裁決定による暴動の懸念からアフガニスタンから引き上げていた支援スタッフが、アフガニスタンに戻ることを検討している。このまま落ち付いた状態が続けば日曜日にも出発する予定。

●国連はスタッフが戻るのに先駆けてアフガニスタンの安全性を調査 : OCHA
 
国連はアフガニスタンから引き上げていた外国人スタッフを再び送りこむ前に、安全の確認作業を始めた。確認され次第、それぞれを以前の持ち場に戻らせ、人道的支援が再開されることになる。

●アフガニスタンへの制裁はタリバンの麻薬禁止の努力を無視している : AFP
 UNDCP(国連麻薬取り締まり計画:Drug Control Program)のアフガニスタン・パキスタンの代表であるBernard  Frahiは、追加制裁は麻薬取締りに関するタリバンとの対話を複雑にさせたと遺憾の意を示した。タリバンが芥子の栽培を禁止しているにも拘わらず、制裁はタリバンが麻薬売買に関与していることに対しても行われる。UNDCPにとってタリバンの協力は不可欠と考えられている。タリバンが掌握している地域はアフガニスタンの”けし”栽培の85%を占めており、前年度4600トンだった生産高は今年度3200トンまで減少した。しかしこれがタリバンの抑制によるものか、干ばつによるものかは定かではないという見方もある。

●アフガニスタンに対する国連の制裁に抑圧される政府:NNI
 
PPP(Pakistan Peoples Party)は、隣国であるアフガニスタンに課された制裁によってパキスタンの軍事政権にかかる圧力も増しつつあると語った。国際社会はイスラマバードがタリバンに武装支援していること等を批判しており、パキスタンは経済的、政治的危機状態にある。

●HRCPは全てのアフガニスタン集団に対し軍事的通商禁止を要求 : The News:jang
HRCP(パキスタン人権委員会)議長は、アフガニスタン紛争における武力支援はあらゆる集団に対して行われていることから、軍事的通商禁止制裁は全てのアフガニスタン武装勢力に対して行われるべきだと主張した。

●国連のアフガニスタンに対する制裁は地域全体に悪影響を与えるだろう : The News:jang
 
PONM(The Pakistan Oppressed Nations Movement)の代表は、国連の追加制裁はモラルも政治的正当制もないとして非難した。またロシアに対する報復の為アフガニスタンに武力支援を行ったアメリカは、アフガニスタン再建に力を注ぐべきなのに、追加制裁によって地域全体に更なる困難を強いようとしていると語った。

●更に多くの人々が干ばつの為、アフガン西部を離れる : IRNA

●Herat へと続く難民の絶え間ない流れ : OCHA
 
12月11〜16日の6日間で4600人もの難民がHeartのキャンプに到着した。ここでも物資の不足は深刻で、3家族が1つのテントに押し込まれている。更なる国際的援助が見込めない場合には、2001年4月にも食料は底をつくだろう。

●アフガニスタンの存在は中央アジアの安定に影響を及ぼしている : Itar-Tass

●ロシアは逮捕されたアフガン人とチェチェンとの関係を調査 : The News:jang
 
水曜日、アゼルバイジャンからDagestan(ロシアとチェチェンの国境)へ不法に入国しようとした12人のアフガニスタン人が逮捕された。彼等はチェチェン勢力に合流しようとしていた疑いで調べを受けている。ロシア南東部でチェチェン勢力との衝突があり、3人のチェチェン人が殺され、ロシア人1人が負傷した。チェチェンの車からは27の起爆装置が発見された。

●ブッシュ大統領とパキスタン : The News:jang


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