アフガン ニュースアーカイブ: 2001年5月1〜10日


5月1日
  • 国連、UNHCR長官をアフガンへ派遣
    国連は難民高等弁務官事務所のRuud Lubbers をアフガンに派遣、アフガン国内での人道援助を推進するために一時的な停戦を要求する予定。Lubbersは5月1日(火)にカンダハルでタリバン外相のワキル・アフマド・ムタワキルと他のタリバンの上級職員と会談する予定。タリバンの最高指揮官であるオマル師はLubbersと会談をしないことが予想される。
    水曜にはLubbersはアフガン全土の5%を支配しているマスードに対して和平案を示したが、マスード、タリバンの双方はともに和平受け入れを表明していない。気候が暖かくなり、雪に覆われていた山岳地に入れるようになるにつれて、激しい戦闘が始まることが予測されるが、マスード、タリバンの双方はこの新しい戦闘の季節に備えて前線での軍と兵器の再強化を行っていると思われる。


5月2日
  • UNHCR長官が休戦を促す
    UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のLubbersは、反タリバン派のラバニと会談し休戦を促した。Lubbersはタリバン・反タリバン両者に休戦を求めてアフガニスタンを訪問している。Lubbersは反タリバン派の中心人物であるマスードとの会談も希望しているが、実現の見通しは不透明。今回の訪問に先だって、彼はタリバン本部にも訪問しており休戦の提案をしているが、タリバン側はリーダーであるOmarに伝えるとの回答に留まった。
  • UNHCR長官、アフガニスタン紛争休戦の説得に失敗:AP
    国連難民高等弁務官事務所のLubbersは休戦を促すためアフガニスタンを訪問。南部カンダハルのタリバン当局、Hassanと会談したが、タリバン側の姿勢は、休戦の提案を中心人物のOmarと外務大臣のMuttawakilに伝えるとの回答に留まった。しかしLubbersはケシ撲滅に向けるタリバンの活動に対しては評価を示している。

  • マフィアが不法移民で30億の収益:The Times
    EUへの不法移民が数十億ポンドに値するビジネスとなりつつある。ロンドンのNCIS(国家犯罪情報局)によると不法移民がビジネスとして急成長している理由は、移住希望者の増大のほかに、犯罪組織が刑の重い麻薬密輸から比較的刑の軽い不法移民へと鞍替えしていることにあるという。この犯罪に関わっているのは主に中国、イタリア、アルバニアのマフィア等だと思われる。

  • 米国、テロリズム報告書を公表:AP
    アメリカでは毎年春に国務省から世界のテロリズムに関する報告書が発表されている。現在、テロリスト擁護国家としてリストに名を連ねているのは、キューバ、イラン、イラク、リビア、北朝鮮、スーダン、シリアの7ヶ国でパキスタンの名はない。これは、新たなインド・パキスタン間の戦争を回避しようとするアメリカの努力の成果を無駄にしないための配慮だと思われる。


5月3日
  • タリバンがバーミヤン攻撃開始を発表:Reuters
    タリバンがバーミヤンの12Km西方にあるDarrae Shaheedan 市場と2つの飛行場を占領、15人の反対派を捕虜にとった。これは国連難民高等弁務官事務所のLubbersが訪問し休戦を提案した2日後のことであった。

  • タリバン、国連による休戦の提案を拒絶:Reuters
    国連難民高等弁務官事務所のLubbersがアフガニスタンを訪問し、人的惨事緩和のため半年から1年の休戦を提案したのを受け、タリバンは、休戦はアフガニスタン問題の解決には繋がらないとの見解を示した。その理由として、前回の休戦を反対派が守らなかったことをあげ、ラバニは反対勢力を統率しきれないと語った。


  • パキスタンがタリバン大臣の訪問を拒否: AP
    パキスタンがタリバンの4人の大臣の入国を拒否した。この決定は国連による制裁に沿ったもので、パキスタンがタリバン官僚の入国を拒絶したのは今回が初めて。大臣達はパキスタンで行なわれるイスラム過激派の集会に出席する予定であった。


  • 共和党上議員団が国際テロリズムに関する公聴会を開催:By JULIE MASON
  • Human Rights Watchがアフガン難民の本国送還を懸念:Human Rights Watch
    国連がパキスタンにおける難民キャンプの現状見直しや難民の本国送還を模索しているとの情報に対し、Human Rights Watchが国連難民高等弁務官事務所のLubbersに文書を送り、懸念を表明した。


  • アフガニスタン女性がタリバンによる残忍で恐ろしい行為を語る:AFP
    3人のアフガン女性がヨーロッパ議会でタリバンの残忍さを語った。彼女達は全身を伝統的衣装で覆い、仮名を使って議会の外務や女性人権委員会メンバーらと会見、その後Fontain議長同席のもと記者会見を行なった。彼女らによるとタリバンは、ひそかに子供達に英語を教えていた教師をみせしめの為に公然で気を失うまで鞭打ちにしたり、タリバンの旗の色である"白色"の靴下を履いているというだけで、靴下が血で赤く染まるまで足を打ち続けるなどの残忍な行為をしている。ひそかに子供達に教育をおこなっていた教師の1人は、自分の行為が自分や子供達の生命を危険にさらすことは分かっているが、タリバン支配のもとでは、すでに生活や教育、生存の自由さえないと語った。


  • 米国上議院議員達がアフガン難民に対する支援強化を要求:AFP
    アメリカで13人の上議院議員が、国務長官に対し新たに3千万ドルの支援をアフガン難民に対して行なうよう進言した。

5月4日
  • アフガンのヘラートで爆発事件、最低8人死亡:Kathy Gannon,AP Writer
    アフガン西部のヘラートで金曜、古くからあるモスク内部の爆発事件が発生した。タリバン当局によると、最低でも8人が死亡、この中には亡命イラン人聖職者が含まれ、さらにもっと多くの負傷者が出ている。
    亡くなったMaulvi Mohammed Mussaはスンニ派イスラム聖職者でここ数年間ヘラートで暮らしていた。報告によれば彼がアフガニスタンのヘラートにいるのはシーア派イスラム教徒が多数を占めるイランで、スンニ派の彼のモスクが焼き払われたためだという。今回の爆発事件が彼を狙ったものかどうかははっきりしていない。
    ヘラートの州政府長官Khairullah Khaikhwaが語ったところでは、死者を出した今回爆発事件で、群集はヘラート市内のシーア派モスクとイラン領事館を襲撃したという。タリバンは領事館のイラン人職員を安全な場所に避難させた。
    またKhaikhwa長官は、爆発は金曜の午後の祈りの時間に発生したと語った。信心深いムスリムは日に5度礼拝するが、ことに金曜には大多数のムスリムがモスクに行って礼拝をおこなう。
    タリバン当局の中にはこの爆発の背後にイランがいることを指摘する者もいる。
    タリバンとイランの関係は改善されてきたが、イランが北部の反タリバン勢力の軍事・経済支援をしていることに対してイランを非難している。この反タリバン勢力にはシーア派グループが含まれている。


  • 反タリバン勢力、タリバンにバーミアン地方を奪回される:VOA News
    アフガンの反タリバン派は中部バーミアン地方での最近の戦闘によって、同地から撤退したことを発表した。タリバンからの発表まだ無い。木曜には、タリバンは国連難民高等弁務官事務所のLubbersが示した一時的な停戦の提案を拒否している。


  • EU、タリバンを和平交渉に戻らせることに失敗:AP
    EUの派遣団は先週末にアフガン南部カンダハルへ国連が仲介する和平交渉の場にタリバンが戻るよう要請、戦闘が更に続いていることを避難した。しかし、タリバンは国連仲介の和平交渉に参加することを拒否した。この国連の和平交渉は、反タリバン勢力に好意的な周辺諸国を含めたものとなっている。さらに武器禁輸等を含めた国連制裁はタリバンに課せられているが、反タリバン勢力には課せられていない。このような経緯からタリバンは反タリバン勢力との交渉に関して、国連が特定の役割を担うことを拒否してきた。
    しかしパキスタンのスイス大使は「EUは紛争当事者である双方に対して武器禁輸するよう強く主張してきた。1996年にはアフガンへの全ての武器禁輸を要求した。我々は両者を区別して扱わない。」と語っている。
    この国連の制裁決議はアメリカとロシアの共同発議によっておこなわれたものである。


5月5日
  • タリバン、バーミアン地方の要衝・ヤカオラングを掌握?
    タリバンに近いとされるアフガン・イスラミック・プレスが伝えるところによると、タリバンは反タリバン勢力が掌握していたバーミアン地方のヤカオラングを早朝の攻撃で占領した。同地はタリバンの物資補給ルート上にあり、戦略的に重要な町となっている。1998年にタリバンが最初に占領して以来、数回に渡ってタリバンと反タリバン勢力の双方が同地の争奪を繰り返してきた。
    この報道はアフガンに訪問中のUNHCRのLubbersが停戦を呼びかけた直後に行われた。反タリバン勢力はタリバンが受け入れるならば停戦に同意するとしてきたが、タリバンは反タリバン勢力が過去に停戦を破ってきたこと批判して,停戦を拒否している。
     UNHCRは停戦の目的の一つに難民援助を進めることを上げているが、タリバンはこれに対して避難民は戦地から離れた地域にキャンプしており、彼らに援助を提供することは可能だ、と語っている。

  • アメリカ災害援助局、アフガン難民救援をアメリカ政府に要請
    アメリカは金曜にアフガニスタンに対して2度目の援助パッケージを用意していることを発表した。アメリカの災害援助局職員はアフガンの人々が「広範囲に、極度の飢饉」淵に立っている、と語った。
    アメリカはアフガニスタンに対する最大の援助国であるが、現在2度目の援助をアフガンの災害に対して供給することを計画中で、この援助は飲料水を含む緊急援助と種子や家畜といった長期的需要に応える援助となっている。
    昨年2000年にアフガニスタンでは干ばつと戦争により全国で50万の人々が国内で家を失なった状態になり、その一方で17万人がパキスタンへ流出した。

  • アメリカ、タリバンのアヘン駆逐政策を賞賛:Syed Talat Hussain
    アメリカ政府の麻薬・法執行局の南アジア部局(South Asian Bureau of International Narcotics and Law-Enforcement )のキャラハン長官は、8日に渡るアフガン視察から戻り、Dawn紙に、タリバンのケシ栽培の強制禁止措置は99%実行され、タリバンは真摯にケシ撲滅にとりくんでいる、と語った。
    キャラハン長官はタリバンのケシ撲滅の努力を称えて、アメリカはこの成功を承認するべきだとし、「我々は彼らに拍手を送る」と語った。「かつて消し栽培が行われていたほとんど全地域で、ケシは完全に消えた。ヘルムンド、ナンガハル、どこにもケシは存在しない。ケシが多少ある場所ではそのことをタリバンに指摘すると、彼らは翌日には取り除かせた。」と彼は語った。

    しかし長官は換金作物を失った農民達にもたらされる経済的影響を恐れていると語る。彼ら農民は適切な措置が取られなければ収入源を失い、禁止措置を「維持することは極めて困難になるであろう」
    アフガン内外に大量あるとされるアヘンのストックの問題もある。「しかしタリバンはストックがある、と報告されている場合でもそこへ自由に立ち入って検査することを許可した。」


5月6日
  • 旧共産軍将校・ドスタムが反タリバン勢力へ加わる:AFP
    旧共産党政権時代に政府側将校であったドスタムが反タリバンの戦いに参戦し、北部バルフ地方の主要都市攻撃に加わったことを反タリバン派の報道官が伝えた。
    ドスタム将軍はウズベク人で1992年にカブールの共産党政権が陥落して以来、アフガン内戦の主要なプレーヤーの一人であった。
    ドスタム将軍はタリバンへの抵抗運動を活性化し、攻撃に加わるために亡命先のトルコから戻ってきたという。
    ドスタムは以前はライバルであったマスードを助け、タリバンがアフガン全土を制圧することを防ごうとしている。

    ドスタムが参戦した戦いで、有名な野戦司令官であるMullah Abbul Jabar Kandahariを含む約200名のタリバン兵士がバルフ市周辺の戦闘で捕虜になったと報道官は伝えている。また2名のタリバン地方司令官が反タリバン軍に、武装した兵士とともに転向してきたことも報道官は伝えた。

  • タリバン、バーミアン地方の戦闘に勝利:WEB-POSTED
    タリバン軍は戦略的要衝であるバーミアン近郊での戦闘に勝利したことを公式に発表した。
    場所はバーミアン近郊のヤカオラング、戦闘は土曜日に生じた。


  • UNHCR、1万のテントをアフガン人に送る:AFP
    UNHCRのRund Lubbersは土曜、UNHCRが1万のテントを約6万の人々に送ることを発表した。
    テントはアフガン西部の都市ヘラート近郊のMaslakhキャンプ場に送られる。このキャンプ地では14万人が生活している。
    新長官であるRund Lubbersは先週アフガニスタンに4日滞在し、タリバン当局と反タリバン勢力のリーダー達と会談、Maslakhキャンプにも訪れた。
    「ものすごい群集だ。人々の顔には絶望が浮かんでいる。新しく到着した人々の流れの中にも。シェルター不足は最も大きな問題の一つで、私はUNHCRができるだけ多くの援助を行うべきだと決心した。」と彼は語った。

  • タリバン、北部都市奪回に向けて反撃開始:AFP
    反タリバン勢力の当局が語るところによると、土曜にアフガン北部の都市バルフ南方の町Zaareで激しい戦闘が生じた。タリバンがこの町を奪回するための攻撃である。
    このZaareはバルフ南方の小さい区域で、マスードとドスタムの混成軍が奇襲をかけて占拠した町である。反タリバン派によるとタリバンは空爆も行っているというが、同派はZaare近郊からさらに前進した他、北部のサマンガン州の州都であるAibakの南方の村々も占拠したという。
    こうした一方でタリバンは「オフィシャル シャリーア・ウィークリー」を通して7人の反タリバン派将校が300人の兵士と一緒に土曜にタリバンに転向してきた、と伝えた。7人はゴール地方の野戦司令官であるという。
    反タリバン派の報道官はこの件についてのコメントを拒否したが、転向した将校の一人であるRais Salamを名前だけ知っている、と語った。「彼には50〜60人の兵士しかいない」
    タリバンはまた、反タリバン派・イスラム教シーア派の「イスラム統一党(Hezb-e-Wahdat)」が占拠していたヤカオラングを土曜に陥落させたことを伝えた。シャリーア・ウィークリーによればタリバンは山岳部を完全に掌握し、イスラム統一党の支持者達は隣接するBalkhab地方に移ったという。逃走したイスラム統一党の軍勢は多数の負傷兵や死亡した兵士を残していったと、同紙は伝えている。同紙はヤカオラングの住民がタリバンへの支持を誓ったことも付け加えている。
    国連は昨年にタリバンがヤカオラングで300人の民間人を虐殺したと報じた。タリバンはこの容疑を否定している。



  • 反タリバン派、新たな町を攻略と主張:BBC
    反タリバン派・北部連合は、タリバン配下の北部バルフ州のZari地方を占拠したと語った。
    反タリバン派はまた、千人のタリバン兵士が金曜の戦闘後に10人の指揮官を伴って転向してきた、と語った。
    タリバンは同地方で戦闘があったことは認めたが、たいしたものでないと語った。

  • アフガン女性3名がフランスでタリバンを告発:BBC
    3人の女性はフランスの議会でタリバン支配下の女性の状態について述べた。
    カブールでは1996年からタリバンが女性の労働を禁止、8歳以上の女子学校を閉鎖、ブルカ(全身を覆うベール)着用を強制したきたと述べ、基本的人権が侵害されてきたことを訴えた。

  • タリバンがヘラートの爆発事件でイランの強硬派を非難:AFP
    ヘラートのモスクで起きた爆発事件で8人が死亡、この中には亡命中のイラン人神学者、Maulvi Mohammad Musaが含まれていた他、ヘラート当局者によると、もう一人イラン人が死亡しておりこの人間が爆破の犯人であると信じられている。
    当局は「このテロリストの行為はイランにある種のサークルがあることを再度示している。そのサークルは国際的テロの支持者となっている。」と語り、彼らは今回のような行動がイラン・アフガニスタン両国の関係に大きなダメージを与えることに無知だ、と述べている。

  • ジャロザイをUNHCR新長官が訪問:BBC
    パキスタンのジャロザイ難民キャンプをUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のLubbers長官が訪れ、地元の当局にジャロザイの難民の状況を改善するべく働きかける、と語った。
    同難民キャンプには8万人の難民がおり、彼らは散発的な援助に依存している。多くの難民が月々の小麦粉と食用オイルの配給が不十分であることを訴え、長官は彼らとの対話の中で状況改善を確実なものにする、と語った。「ここが真の意味でのキャンプでないことは明白だ。ここは一時的な場所としては良いが、長期間滞在するには向いていない。我々はもっと良い解決策をとる必要がある。」と長官は語った。


5月7日
  • タリバン、北部での反タリバン派の攻撃を撃退と発表:AFP
    タリバンはタハール州の重要な基地を反タリバン派が奪回し様と攻撃したが、タリバンによって退けられたと発表した。タリバンの情報省発表によると、反タリバン派のアフマド・シャー・マスードはタハール州のHazar Bagh、Khwajaghar地方に対して大規模な攻撃をかけたがタリバン軍はこれを退けた。この攻撃はタハール州の州都タロカンを奪回しようとするマスードの計画の一部であるという。タロカンはマスードの地元であるパンジシール渓谷についで2番目に重要な反タリバン派の拠点である。かつてマスードはAFPにタロカンを昨年冬までに奪回する、と語っていたが、これまでのところタリバンによって攻撃は退けられている。
    反タリバン派はバグラン州に隣接したNahrin地区も月曜に攻撃したが、最終的に攻略することはできなかった、と情報省職員は語った。

    また情報省はタリバンが北部のバルフ州南部、Zaare地方を奪回したと主張している。タリバンは同地区を土曜にマスードとドスタムの混成軍によって奪われていた。
    しかし反タリバン派の報道官はこの主張を否定、町は今も反タリバン軍によって掌握されていると主張。
    反タリバン派はまた、ドスタムの支持者がサレ・ボル州のGospandi地方を侵攻した、と語ったが詳細は伝えなかった。同地はドスタムが以前支配していたアフガン北部のジョズジャーン州の南部に位置する。

  • 反タリバン派、東部クナール州を攻略中と主張:BBC
    反タリバン派北部連合は、パキスタンの国境近くの東部のクナール州にある戦略上重要な多くの町を奪ったと語った。
    反タリバン派のリーダーHaji QadeerがBBCに語ったところによると、若干のタリバン兵士が攻撃で殺され、戦闘はその州都アサダバード奪うために続けられているという。
    タリバンはこの主張を否定、逆にタリバン側がタハール、バグランの各州での反タリバン軍の攻撃をはねのけたと語っている。

  • UNHCR長官、パキスタンでアフガン難民の救援を要求:AP
    UNHCRのRuud Lubbersはこの地方への10日にわたる訪問を終え、最後にパキスタンの軍政府にパキスタンでひどい状態で暮らしている数十万人の難民に対する救援を求めた。
    パキスタンには既に200万人のアフガン難民がおり、これ以上の難民流入に耐え切れない、という理由からアフガンとの国境を封鎖している。このため、国境をすり抜けてきた新しいアフガン難民達、推定8万人を国連が難民として登録することをパキスタンは許可してこなかった。登録が行われるまで、彼ら難民に対して国連は援助を提供できない。
    パキスタンは国連に、難民の国外流出を止めるためにアフガン国内にもっと多くのキャンプ地をつくるよう求めている。
    Lubbersが軍政のムシャラフ将軍に働きかけて、国連による難民登録の許可を得て、難民を別の地に移動させることが期待されていたが、失敗に終わった。パキスタンは長期的に見た難民のコスト、国際社会の緊急援助が尽き果てた後のコストがパキスタンに背負わされることを恐れているのである。
    アフガン訪問でLubbersは係争中の紛争当事者各派の休戦協定を得ることに失敗した。タリバン、反タリバン派の両者は和平を望んでいると語ったが、タリバンは休戦によって反タリバン派が戦域での守りを固める機会を得ることになる、と言う。またラバニは休戦の用意はできていると語るが、マスードは会談に参加する意志が無い。マスードの合意抜きでラバニが休戦を申し出ることはできると信じる者はいない。


5月8日
  • アフガン北部で激しい戦闘が展開される:AFP
    反タリバン派によると、火曜に北部バルフ州のZaare近郊でタリバンとの激しい戦闘が行われた。Zaareは旧共産政権で将軍だったドスタムが週末に掌握した町である。タリバンはこの掌握を否定している。
    反タリバン派の発表ではアフガン東部・クナール州でもタリバンに対する攻勢に出ており、クナール州の州都アサダバードに迫っているとのこと。タリバンはこのクナールで戦闘があったことは認めているが、当地域で反タリバン派に奪われた地点は無い、と否定している。「反対派の軍勢はアサダバードから遠く離れた山岳にいる」とタリバン州政府長官はアフガン・イスラミック・プレス(AIP)に語った。タリバンは他にも、マスードのタロカン奪回の攻撃を撃退したとしている。タロカンはマスードの北部アフガンにおける拠点であったが、昨年タリバンに奪われた都市である。
  • UNHCRがパキスタンが国境の再開放を拒否される:共同通信
    UNHCR長官のRuud Lubbersは月曜、パキスタン当局からアフガン・パキスタン国境を難民に対して再び開くことを拒否、不法難民をパキスタンから追放する旨伝えられた。

5月9日
  • 反タリバン派がタハール州・州都・タロカン近郊の戦略拠点を占拠と発表:VOA
    反タリバン派は、タハール州の州都タロカン近郊でタリバンの攻撃を撃退し重要地点であるGorgeとタリバンの占領下にあった数カ所の地域を占拠したと発表した。これに対しタリバン側は戦闘の激化は認めたものの、なんらダメージは受けていないと反対派の発表を否定している。

  • アフガニスタンの子供達が熱波で死亡:BBC
    80,000人の難民を収容しているJalozaiキャンプにおいて、ここ数日の熱波のため子供達が熱射病や脱水症状をおこし死亡している。

  • 国連使節談:アフガニスタンは平和ではなく戦争の準備をしている:AP
    国連大使のVendrellは、アフガニスタンの両勢力に平和的会談の準備はまったくないようだと語った。また、彼は資金又は武器の供給を行なっている近隣諸国こそが、両勢力を和平会談へ導くことができるとの考えを示した。

  • 戦争不安がクリケット遠征で二の次に:AP
    アフガニスタンは国内初めてのクリケットチームをパキスタン遠征に送り出した。タリバン支配化では殆どの娯楽やスポーツはイスラムの教義に反する等の理由から不法とされているが、キャプテンのNooriはタリバンがクリケットをスポーツとして認めており、応援してくれていると語った。

  • ブッシュ大統領がムシャラフをアメリカに招待:IANS
    ブッシュ大統領がパキスタンのムシャラフ将軍をアメリカに招待したとの報道があった。期日は7月で、南アジアの経済・防衛問題について話し合う予定とされている。しかしパキスタン側はこの報道を否定している。また、パキスタンのSattar外務大臣が6月に訪米し、パウエル国務長官と会談する予定だとの報道もある。

  • 戦争で荒廃したアフガニスタンでクリケットの歴史が始動:AP
    アフガニスタンが国内初めてのクリケットチームを遠征に送り出した。クリケットはパキスタンから戻った難民によって近年アフガニスタンに紹介されたばかり。タリバンは多くの娯楽やスポーツをイスラムの教義に反するとの理由から禁止しているが、アフガニスタンオリンピック委員会副会長は今回の遠征に関して、タリバンは信仰に反しない限り健康的な活動は推進すると語っている。

  • NCBによるヘロイン・阿片の押収量が最低を記録:Times of India
    NCB(麻薬取締局)によるヘロインや阿片の押収量が激減している。麻薬も密輸ルートにあるMumbaiでの押収量は、ヘロインに関しては1995年の41kgから2000年は2kg。阿片に関しては46kgから2kgへと減った。しかし専門家によるとMumbaiでは月当たり120kgのヘロインがいまだに流通しているという。

  • 国連がタリバン支配地域の事務所閉鎖に同意:United Nations
    国連の広報担当は、国連がタリバンの要求に応じ、タリバンの支配下にあるヘラートなど4地域のUNSMAの事務所(political office)を5月20日までに閉鎖することを発表した。ただしカブールの事務所は存続する見通し。閉鎖された事務所は人道援助関連ではなく、タリバンと北部連合(訳注:反タリバン派)との対話促進などの任務を持っていた。

  • タジキスタン大統領がインドに向け出発:AFP
    タジキスタンのRakhmonov大統領がインド公式訪問に出発した。大統領はインドでVajpayee首相等と会談し、麻薬の密輸やアフガン問題、交易協力などについて話し合う予定。



5月10日
  • タリバンと反勢力がTaloqan周辺で地盤固め:AFP
    タリバン、反対派の両派は、夏の戦況激化を前にタハールの北東部及びその中心地であるタロカン周辺で、地盤固めに入った。タロカンと南北にはしる幹線道路の制覇は、今年の戦況を占う上で重要なポイントとなる。

  • タリバン、アフガニスタンにある4つの国連事務所閉鎖を命令:Radio Australia News
    タリバンは国連の4つのオフィス閉鎖を命令し、この命令は国連制裁後にタリバンのニューヨークのオフィスが閉鎖されたことと関連していることを認めた。 閉鎖された国連オフィスは「U-N Special Mission to Afghanistan (UNSMA)」。

  • アフガニスタンのクリケットチームがパキスタンに到着:AFP
    アフガニスタン国内初のクリケットチームがパキスタンに到着した。1週間の滞在中PeshawarとRawalpindiで試合を行なうことになっている。彼等の用具は国際クリケット委員会から寄付されたもの。17人のメンバーは母国では禁止されているズボンを履いて試合に臨む予定。

  • 国連チームとアフガニスタン大使がガスパイプライン計画で協議:Dawn
    在パキスタンのアフガニスタン大使であるZuaeefが安全保証理事会の代表との会談を行なった。その中で彼は、20億ドルかけたトルクメニスタンからアフガニスタン経由でパキスタンへと繋がるガスのパイプライン計画が、国連によるアフガン制裁の為に遅れていると語った。


TOP  News Index