| 私たちは2001年3月27日にジャロザイ難民キャンプを訪問しました。このキャンプは3年にわたって続いた大干ばつと戦争によって最近になってパキスタンに避難してきたアフガニスタン人が7万人生活しています。パキスタンは新規の難民については経済上の理由から難民としての登録と保護を拒否してきました。このためジャロザイの衛生状況はひどく、物資配給もほとんど無い、世界でも最悪の難民キャンプとされています。 私たちの訪問翌日から当地は豪雨に見舞われました。人口が過密なため日に日に衛生・居住環境が悪化を続けていたジャロザイキャンプですが、この雨によってテント水没も伝えられ、衰弱した難民の間で伝染病の大発生が予測されるなど衛生状況は最悪となりつつあります。 3月31日、国連はジャロザイの状況改善のために急きょ特設チームの派遣を決定しました。 当会が現地で撮影した写真を交えながらジャロザイ難民キャンプの状況を報告します。 |
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ジャロザイキャンプの様子 この難民キャンプには7万人を超える人々が避難しているという。 見渡す限りテントが広がっている。 (3/27撮影) |
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車窓からみたジャロザイ。 (3/20撮影) |
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洗濯はこのように、テント脇などでそれぞれ行われる。 排水設備、下水管等は見当たらなかった。 (3/27撮影) |
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使用されている食器類。 (3/27撮影) |
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集まってきた子供達 (3/27撮影) |
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NGOが提供していると思われる給水タンク. 給水時は水を得ようと駆けつける人たちで込合う。 (3/27撮影) |
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サイト内に設置してあるトイレ。 穴を掘って、足場を渡した周りをこの写真のようにビニール で囲んだだけの簡易なもの。 (3/27撮影) |
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トイレの周りにも・・・ 水没時の衛生状態が懸念される (3/27撮影) |
注:パキスタン内の難民キャンプについて
激化した内戦と過去30年最悪といわれる干ばつの影響で、2000年夏から数万人のアフガン人がパキスタンへ避難した。彼らの多くはパキスタン国内の公式・非公式の難民キャンプに暮らしている。
そうしたキャンプの中でも、最も大きなキャンプの一つがジャロザイ(Jallozai)である。このジャロザイには約8万人が収容されている。既に過密となっており、衛生、居住環境も劣悪で1〜2月には毎日のように凍死者を出していた。3月、国連アナン事務総長が当キャンプを訪問しようとしたところ、パキスタン当局に保安上の理由から立ち入りを断られた。パキスタンとしてはアナンに同行する報道関係者によってキャンプの悲惨な状況が広く報道されることを避けたかったのではないかと言われている。(結局アナン事務総長はキャンプをヘリで上空から視察)