額賀福志郎 防衛庁長官
北原巌男 防衛施設庁長官

辺野古崎への新基地建設の白紙撤回を求める要請書


 12月23日、大浦湾で地元の漁船など50隻が参加して名護市民投票9周年を記念して海上パレードが行われ、辺野古崎への新基地建設にはっきり反対の意思を示しました。

 新聞報道によれば12月17日大野功統前防衛庁長官は、普天間基地の県外移設についてアメリカ側に要求しなかったことが明らかにされました。その後町村前外相は、「大野氏の記憶違いではないか」と慌てて否定したが、こんな重大なことを間違えるはずはなく、言わなかったのは確実です。小泉首相を始め日本政府は、日頃から沖縄の負担軽減といっているが、日本政府自身が自ら新たに基地を押しつけておいて何が負担軽減なのか!これでは安保のために沖縄が犠牲になれというもので、沖縄の平和を願う気持ちを踏みにじり愚
弄するものです。

 辺野古崎への新基地建設に対して稲嶺県知事や沖縄県議会も全会一致で反対を表明しています。こうした沖縄の強い抵抗に対して、振興策と共に知事が持っている公有水面の使用権限を知事から国に移す米軍再編推進法案を準備しているとの報道がありました。これはアメとムチを使って何がなんでも沖縄に基地を押しつけようとする日本政府による沖縄差別そのものです。怒りをもって強く弾劾します。

 韓国でも米軍再編にともなって平澤基地を拡張するために農民の広大な土地を強制的に奪おうとしています。アメリカのやっていることは韓国でも沖縄でも同じです。これに対して今韓国では反基地闘争が大きく広がっています。私たちは反基地闘争を闘っている沖縄や韓国の人々と連帯し、辺野古崎への新しい米軍基地建設計画の白紙撤回を強く要求します。

2005年12月26日

日韓民衆連帯全国ネットワーク