辺野古からの電話メッセージ
大西 照雄さん(ヘリ基地反対協)

 ヘリ基地反対協の大西です。今日は少し早めに上がって家でゆったりしているところです。

 8月12日のお盆から昨日まで約10日間、お盆休戦で辺野古の動きはありませんでした。

 今日から再開をしておりますが、台風11号と12号の発生で、実は補強用の単管を今日は撤去する予定でしたけれど、防衛施設局の船が私のほうに近づいてきて「台風の動向を見るために2、3日撤去は延期さしてほしい」というふうに受けたんで、こちらは了解をいたしました。

 今日は、海のほうは本当に油を引いたような静けさで、大変美しい海でした。私の所の第3単管には東京からも7名おりましたけれど、海底を小魚の群れが何万匹と激しい動きをして皆大変楽しんでおりました。

 今日はこういう状況ですが、ただ、防衛施設局は私たちを孤立させるために様々な手を打ち始めています。周りの漁港が使えないような状況も少しずつ出始めていると聞いています。これは金と様々な圧力で、周辺の漁港に対して防衛施設局が圧力をかけていると思います。

 なお、米軍再編成の問題で、選挙ともからんで米軍の再編成の中間報告が年内にずれ込むと聞いております。10月では、この闘い終わるかと思っていましたが、更に継続して頑張らなければいけない状況が生まれております。大変ですけれども私たちは辺野古の海で頑張ります。皆さんもぜひ頑張っていただきたいと思います。

 8月31日には、名護市内において500日集会を開き、すでにポスターも名護市内に張りめぐらして、ビラも配布をし始めております。東京の9月4日の集会には、人間の鎖には、こちらから約4名参加すると思いますが、一つよろしくお願いしたいと思います。

 今日1日の報告と、今後の問題について報告をしておきます。以上です。




防衛庁長官 大野功統様
防衛施設庁長官 北原巌男様

2005年8月22日

沖縄文化講座

抗議文

 沖縄・辺野古での海上阻止闘争は、今月末で500日にも及ぼうとしています。沖縄に新基地建設は絶対に許さないという沖縄民衆の粘り強い闘いは、今日に至るまで、辺野古の海に一本のクイも打たせてはいません。

 しかし、日本政府・小泉政権は、米軍の都合によるトランスフォーメーションに協力・支援する形で、依然、沖縄の軍事基地強化を狙っています。最近の報道では、米軍再編の日米協議が遅れているといわれていますが、私たちは決して楽観視することはできないと思います。米軍再編に呼応する形で日本政府の軍事的野心が見え隠れするからです。

 昨年の9月「防衛力のあり方検討会議」(議長:石破茂元防衛庁長官)のまとめた最終報告では、沖縄の陸上自衛隊第一混成団の増強と、宮古、八重山諸島への航空自衛隊の配備など、東アジア地域に対応する軍事的拠点の強化を求めています。敗戦後60年(沖縄では戦後ゼロ年)、またもや日本帝国主義の亡霊が南西諸島を俳徊し始めていることにも注視しなければならないと思います。

 今年の夏は、「靖国神社」に例年になく多数の人々が参拝したといいます。「戦死者の顕彰」が公然と叫ばれ、日本の近代を形作った侵略戦争は「聖戦」であったという異常な歴史観がますます広まっています。イラクへの自衛隊の派兵が日本の戦時化を一層すすめ、改憲が現実味を帯びてきた今こそ、私たちの闘いの質と量が問われています、8月は広島・長崎の慰霊の季節です。私自身も被爆者が親戚におり、その体験をきいて育ちました。しかし、多くの強制連行で被爆した在日の人々や、侵略戦争によって殺され陵辱された中朝人民・アジアの民衆の実態について、報道されることはほとんどありません。

 侵略戦争の犠牲になったアジア諸国の人々、そして沖縄の民衆と手を携えあって、大きな反戦・反帝闘争のうねりを作り出すことでしか、私たちの未来はありません。

 もはや、現行政府の最悪の失政に、なんら期待をよせるものではありませんが、私たちは、それでも強く、抗議し、闘いを継続することを宣言します。

以下、要求します。

一、沖縄・辺野古のボーリング調査を直ちに中止せよ。
一、辺野古への代替移設を中止し、すべての米軍基地を即時撤去せよ。
一、金武町、都市型戦闘訓練施設の演習強行を直ちに中止せよ。
一、日米安保を解消し、自衛隊のイラク駐留を中止せよ。

2005年8月22日