辺野古からの電話メッセージ

当山 栄さん(平和市民連絡会)


 今晩は辺野古現地です。東京の皆さんご苦労さんです。先週の火曜日、早朝4時から彼らは作業を行いました。そして水曜日からは夜間も作業をやるという24時間体制に入っております。29日の公休日、そして日曜日も作業をやりました。

 今日はいつものとおりの作業をやっていますけど、県民会議として、午前11時、そして更に3時から交渉を再開して、夜間作業を中止し連休における事業をやるなという要求を、厳しく50名くらいの大衆団交の形でやりましたけれども、彼らは頑としてこちらの要求を受け入れず、最終的には席を立って決裂しました。

 そういう意味で、彼らはこのように不法不当な形で24時間体制で業務を敢行しようとやっきになっています。

ジュゴンというのは掘削音だけに反応するめずらしい動物ではありません。あらゆる周囲の音に反応し、夜間の明かりにも反応します。にもかかわらず「掘削音だけに反応するジュゴン」という新説を掲げて24時間体制で作業を強行しようとしています。このように、わったーうちなんちゅーをなめきった施設局の対応を絶対に許してはならんと思っています。

 それを指導している防衛施設庁も同じような見解に立っております。そういう意味で防衛施設庁も厳しく糾弾し、自然保護の観点をきちんと守らせる中で彼らの不法な行為を絶対に許さずに時間帯で作業をさせるように断固追求していきたいと思います。

 東京、沖縄で同時追求が問われている状況です。私たちは連休中も彼らの意図する攻防戦を打ち砕いて、ボーリング調査阻止の闘いを更に強めて、辺野古海上基地建設断念を勝ち取っていきたいと思います。ともに頑張っていきましょう。



門前でのアピール

まよなかしんやさん(フォークシンガー)


 昨年の4月19日からの座り込みの抗議行動に連帯して、皆さんが6月からこの場所で毎週月曜日抗議行動を展開していることを心からうれしく思います。

 今、新聞発表が出ているように、日米両政府は30日付でこの辺野古見直しを見送るということを発表しています。見直しを見送るということはどういうことなんだろうか、沖縄に基地をそのまま押し付けるということです。だから、普天間基地をそのまま残すことにも繋がると思います。と同時に、普天間基地が自衛隊の基地になるんだったら、下地島の空港を自衛隊の基地にするんでしょう。

 知ってのとおり、1週間前、26日の火曜日、真夜中の2時過ぎにボーリング調査の作業を開始した。これはまさに30日の見直しを見送るという発表があったように、その発表に先駆けて日米両政府はボーリング調査を断固決行するということを、この26日の真夜中の作業が証明していると思います。

 明日でまるまる1週間になりますが、26日からは夜は毎日、この単管足場が4つありますけどそこに仲間が泊り込んで、命をかけて真夜中もそこに寝たり起きたりしながら、施設局は夜もずっと最低3隻の警戒船が出ていますし、夜の作業も行っているし、それを阻止する行動が続いています。

 ぜひ多くの仲間達が、いま全国から集まった仲間たちの闘いに連帯して沖縄にきてほしい。これない方はそれぞれの生活の場で声をあげてほしいと思います。




抗議及び要請書


辺野古での作業を即刻中止するよう那覇防衛施設局に指示してください


防衛施設庁長官 山中昭栄 様


 4月27日、辺野古からインターネットで届いた写真を見て、言葉を失いました。それは、那覇防衛施設局が単管足場にかぶせた金網をかいくぐって足場に登り、海上で一晩を過ごした人々の画像でした。単管に金網をかけて人々が入るのを防ごうとした施設局の思惑はすでに覆されました。この海を何としても守らねば!という辺野古の皆さんの熱い思いをひしひしと感じると同時に、このような危険な思いをしてまで単管に登る人々の決意を、どうして施設局は真摯に受け止めないのかと、改めて怒りがこみあげてきました。

 那覇防衛施設局は26日の夜明け前から作業を強行し、夜間も夜通し警戒船を海の上に出しています。施設局がまとめたボーリング調査の「作業計画」の中で、作業時間は「ジュゴンへの配慮」のために「ボーリング作業や弾性波探査の時間は、日の出一時間程度後から日没一時間程度前までの間で設定」と明記されています。施設局は「夜間の作業をしないというのは掘削作業のことで、それ以外は対象外」と言い逃れをしていますが、海洋生物の専門家は「ジュゴンがボートの音に反応することは研究結果でも確認されている。エンジンや照明のストレスが育児、成長に悪影響を与える」「『ジュゴンへの配慮』という項目を読めば、『作業』にエンジン音や照明の影響を考慮するのが常識。影響を与えないと解釈するなら、こじつけでしかない」と、施設局の姿勢に疑問を呈しているのです(粕谷俊雄帝京科学大学教授(水生哺乳類学))。

 防衛施設庁には、このような那覇防衛施設局の逸脱行為を止める責任があるはずです。にもかかわらず、4月27日の国会答弁において山中昭栄防衛施設庁長官は「早期に現地技術調査を進めたいという観点から必要な作業は必要なときに行う考え方でやっている」と述べ、24時間体制の作業もあり得るとの考えを明らかにしました。施設局の後押しをするようなこの長官の発言は、環境への配慮も人間への配慮も全く欠如した許し難いものです。

 海上での夜通しの阻止行動は、今日で6日目を迎えました。施設局はゴールデンウィークに入っても作業を継続し、昨日は日曜日なのに夜間作業を行ないました。小泉首相も「辺野古見直し」を示唆したというのに、どうしてこんなに急ぐ必要があるのでしょうか。常軌を逸しています。このような強引な作業を続けていれば、施設局に雇われている海人たちも近いうちに「もう嫌だ」と言い出すでしょう。地元の沖縄の人々同士をこれ以上争わせないでください。

 いつ、どんな作業が行われるかわからないなかで、阻止行動に参加する皆さんの疲労はもはやピークに達しているはずです。もし現場でこれから事故が起こったら、責任を問われるのは那覇防衛施設局であり、防衛施設庁です。施設局の辺野古での作業をいますぐ中止させ、辺野古への基地建設計画を凍結し、建設撤回に向けて具体的に動いてくださるよう、強く要請します。


2005年5月2日

基地はいらない!女たちの全国ネット