電話メッセージ

金城祐治さん(命を守る会代表)

 沖縄からです。今日は本当にありがとうございます。私たちも全面阻止をやりとげました。止めました。朝から200名ほどの平和を愛する人たちが参加し、ヤグラの上に100名余りが陣取って、建設強行阻止したところです。みなさんのおかげで、今日までこれだけの大きな闘いを成功裏に導いていただいたことを切にお礼を申し上げます。
 最後の一言なんですが、運動は継続なり。継続こそが力なり。どうかみなさんもともに頑張りましょう。今日は本当にありがとうございました。東京と沖縄と大成功裏に勝利するまで闘っていきましょう。


電話メッセージ

平良夏芽さん(平和市民連絡会共同代表)

 お疲れさまでした。施設局は本気で今日21日、台船も動かしてボーリングをしようとしていたようですけれども、今日120%止めきりました。本当にうれしいです。みんな晴々としています。今日の闘いは今までの闘いとは違います。初めて来た人も含めて各やぐらに25名ぐらいずつ乗っていただきました。向こうが攻めてきてもまったく上がることもできないぐらい、ほとんどイナバの物置のコマーシャル状態で、各やぐらが人でひしめきあっていました。集まった船16隻はやぐらに縛らないで、係留しないで、全部フリーで走り回れるようにして、施設局がチャーターした船を全部追っかけ回したんです。向こうがアンカーを打ったら、こちらが飛び込んでいくということをしていて。何度か向こうが単管を海底に投げ込んで、別のやぐらを建てようとしたのですが、全部阻止しました。台船も出すことができませんでした。今日の闘いは完全に勝利だったと思いますし、それは今日だけではなくて、この1年間闘ってきたみんなの絆、そういういものが今日の勝利につながったと思います。



防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様

辺野古のことを初めて知ったのは2年程前のことです。ジュゴンの生息地が危ないということを知りました。しかし、もっと驚いたのは今新たな基地が沖縄に作られようとしていることでした!

その日、辺野古の海辺で座り込みをしている人たちがいることも知りました。
彼らはなぜ、そうするのでしょう。
ヒマだからではありません。
彼らは、知っているのです。
ボーリング調査を行えば海が死んでしまうことを。
死んでしまった海をよみがえらせることなんて人間にはできないことを。

私は、座り込みをすることでボーリング調査を辞めてもらうことができるのだろうか?と不安に思いました。
でも、勝手に決められてしまったことに対して私たちはどうすればよいのでしょう?
署名も集めました。でも意見を聞いてはもらえません。
延べで何万人もの人が座り込みをしています。でもマスコミもきちんと取り上げてくれません。
このまま強行にボーリング調査を行うことは民主主義に反するものです。
今、辺野古にいる人たちは、何も個人のためにいるわけではないのです。海に基地を作れば、海は死んでしまいます。
魚も、ジュゴンも、クマノミも、サンゴも。

新しい基地がアメリカにとって都合のよいことであることはわかります。私たちの税金で彼らは優遇され、働くことができるのですから。しかし、これが日本にとっていいこととは思えません。
これまで「経済活動」という名のもとに数々の自然が破壊され、21世紀は自然との共生が問われている時代です。
基地の建設は人を守ることにはつながりません。人を殺すためのものです。
ボーリング調査を辞め、白紙に戻すことは座り込みをしている人だけでなく、日本にとってもいいことなのです。

もう新しい基地はいらない、辺野古には作らないでほしいとお願いしているのです。お願いしているのは辺野古に住む人だけではなく、全国各地の人なのです。
どうか見直す勇気を持ってください。
そして、ボーリング調査を取りやめてください。

                        2005年4月21日
                        座間で沖縄・辺野古を考える会



防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様

 辺野古のボーリング調査を即刻中止してください。新たな基地はつくらないでください。地元住民の反対の声、阻止行動を受け止め、辺野古の自然環境を破壊することをやめてください。

 地球の財産である美しい辺野古の海を、戦争という殺人・破壊行為を行う基地建設のために何故壊さなければならないのでしょう。武力で平和を築くことができないことは、もはや明白です。平和を築こう、環境を守ろうと教えられて育つ子どもたちに現在辺野古ですすめられていることをなんと説明をしたらいいのでしょう。

 人間は大きな時の流れの中のほんのわずかな時間を生きるために、地球から自然の一部を間借りしているのです。私たち現代に生きる人間は、そのことを忘れてはならないのです。現に、辺野古の人々は先祖から受け継いだ美しい海を守りながら生活し、次の世代に渡すことを願い行動しています。その人々の心身を傷つけ、踏みつける行為は許されるものではありません。

 辺野古への基地建設計画の見直しがされはじめている今、強行にボーリング調査を行うことにどんな意味があるのでしょう。これは無駄な環境破壊に他ならないのではないでしょうか。

 辺野古基地建設に反対します。ボーリング調査を即刻やめてください。

                     相模原で沖縄・辺野古を考える会
                     2005年4月21日