電話メッセージ:辺野古から 当山栄さん(平和市民連絡会)


 今日、防衛施設局は船13隻で、朝10時から辺野古の海に来て作業をやろうとしました。こちらでは船4艘と7つのカヌーを出して、彼らの作業に対して徹底的に作業をやめさせるような行動を展開する中で、殆どの作業を止めることができました。

 それで3時半頃彼らはあきらめて、今日は退却をしております。ただ一つ、一箇所だけ彼らは沖のほうで潜水調査をやったというだけの作業で、今日は終わっております。

 それから、辺野古の漁民に対する説得活動も開始しております。作業に協力するなという説得活動も今日から開始しました。港の前での辺野古の漁民の出港に対しては、作業を止めなさいというシュプレヒコールと呼びかけをやっておる段階で、港の前で、入り口でそれを阻止するという行動はやっておりません。

 そういう意味で、こういう状況で、明日からも具体的に海上で、施設局の作業を止めさす行動を展開していくことにしています。以上です。





防衛庁長官 石破 茂 様
防衛施設庁長官 山中 昭栄 様

ボーリング調査を即時中止と辺野古への新基地建設計画の白紙撤回を求める要請書


 9月9日、那覇防衛施設局は、新基地建設に向けた名護市辺野古沖でのボーリング地質調査に着手した。抜き打ち的な佐敷町・馬天港からの出港、米軍キャンプ・シュワブからの作業員・物資の搬送など、なりふり構わぬ強行を私たちは断固糾弾する。

 翌10日もリーフ内での作業は続行され、ポイントブイ2基が新たに設置された。施設局は、作業船「みらい」の他に「監視船」「警戒船」2隻を出し、海上保安庁のゴムボートでダミー船を「守る」振りをして阻止行動を撹乱しようとするなど相も変らぬ姑息ぶりを披露している。座り込みの闘いをはじめとした基地建設に反対する人々の阻止行動によって作業を中断させられ、抗議船に追い詰められた「みらい」はキャンプ・シュワブの中に逃げ込んだという。一方、中城湾港新港地区では、調査に使用する資材の組み立て作業が強行され、また同港事務所に対して資材積み出しのための船舶岸壁使用の屈出がなされるなど、本格調査に向けた準備が着々と推し進められている。

 住民の阻止行動をコソコソとすり抜けて、「やった者勝ち」と言わんばかりに作業をおしすすめる施設局。それに対する海上での行動は命を落とす危険さえつきまとう過酷なものだ。そうした行動に起ち上がることを沖縄の人々に強い続ける政府・施設局に対してあらたに憤りをおぼえる。そして施設局の一連の行動は、その作業が15-16年以上かかるとされる長い作業工程のほんの一歩を踏み出したに過ぎないにもかかわらず、「ボーリング調査に着手した」という既成事実をつくり、マスメディアを動員することによって「移設作業の進展」をアピールし、一方では反対運動を封じ込めていくという狙いに貫かれたもであることは明らかである。私たちは、施設局の暴挙を断じて許さない!

 新基地建設とは、これまでの「本土」政府による沖縄に対する差別・抑圧の歴史の上にまたさらなる抑圧を積み重ねるものである。辺野古では「命を賭けて」というその言葉のとおりの闘いがつづけられている。その人々の生活と歴史的に強く結びついた辺野古の海に"人殺しのための基地"はつくらせたくない−そうした人々の意思を踏みにじることを許すことはできない。またそれは、アメリカが自らを頂点としたグローバルな支配秩序を作り続ける中で、その支配にまつろわない人々を殺しにいくための、まさに"人殺しのための基地"をまたさらに沖縄に強制することである。そして同時に、アメリカの侵略戦争を一貫して支持し、自衛隊の参戦を強行しつづける小泉政権が、基地提供国として今後もさらに共同歩調を強めていく上での大きな一歩にほかならず決して許すことはできない。

 昨日は沖縄国際大学において宜野湾市民大会が3万人(主催者発表)の参加を得て開催された。大会においては、米軍ヘリ墜落の政府の責任があらためて追及され、「すべての被害に対する謝罪と完全補償」「普天間基地の早期返還」「日米特別行動委員会(SACO)見直し、辺野古沖移設の再考」「日米地位協定の抜本的見直し」などの決議案が採択された。政府は、普天間、辺野古をはじめとした沖縄の人々の怒りの抗議と要請をこれ以上踏みにじるな!

 私たちは、座り込みをつづける辺野古の人々、基地の全面撤去を求める沖縄の人々と連帯し、政府・防衛施設庁がボーリング調査を中止し、新基地建設計画を白紙撤回することを強く求める。

2004年9月13日

明治大学駿台文学会




ボーリング調査の即時撤回を求める要請書


 わたしたち青年部は沖縄と沖縄青年に係わる様々な問題を考えてきました。毎年6月23日には沖縄戦で平和な南の島が犠牲になり多くの人命を失ったことをみんなで考えてもう戦争は絶対にしてはいけないと強く感じています。しかし戦争から59年経った今でも日本政府は在日米軍基地の75%を沖縄に押しつけ住民がその犠牲になっています。

 基地があるためにその周辺ではさまざまな事件事故が発生し住民生活の平穏や安全を脅かしています。この8月13日には普天間基地の米軍ヘリコプターが沖縄国際大学に墜落炎上するという大きな事故が起きてしまいました。しかも米軍は事故現場を閉鎖し日本の警察は立ち入ることができませんでした。沖縄は沖縄県民のものであってアメリカ合衆国のものではないし日本政府が住民の意思を無視して自由にしてよいというものでもないと思います。基地がある限り今回のような事故はまたいつか起きます。この次は犠牲者がでるかもしれない、そのような危険な基地は早急に閉鎖されるべきです。

 わたしたちはこの地球上で自然に守られて生活しています。辺野古の海にはジュゴンを含めてたくさんの希少生物が生息しています、そこに基地を建設するということが生態系に重大な影響を及ぼすことも考えるべきです。

 日本政府は沖縄を基地経済がないとやっていけないような状況に追いやってきました。辺野古に新基地が建設されればさらに基地経済に頼るようになるでしょう。危険性を感じながらいつまでたっても沖縄から基地はなくならないのです。日本の税金1兆円を米軍のために使うなら沖縄で基地に頼らない経済を発展させること・自然環境を守ることに使ったらよいと思います。アメリカは世界の安全保障のために各地に軍隊を配備しようとしているようですが基地の存在と戦争が自然環境を破壊し住みにくい地球にしていくことを考えて縮小、撤退を考えたほうがよいと思います。戦争では何も解決しないということを世界中が、中でも力の強いアメリカ合衆国は認識すべきです。

 私たちは沖縄の人々とともに沖縄からそして日本から米軍基地を撤去するまで戦い続けます。防衛庁・防衛施設庁に対して、辺野古における新基地建設のためのボーリング調査をただちに中止し、普天間基地を無条件で返還、新基地建設計画の白紙撤回を要求します。

防衛庁長官 石破 茂 様
防衛施設局長 山中 照栄 様



2004年9月13日

東京沖縄県人会青年部




○○中学校有志がビラを持参して参加してくれました。


誰のための戦争なの?


イラク占領反対!自衛隊即時撤退!


○○中有志

 <9・11>アメリカでの同時テロから3年経ちました。対テロ戦争一色の3年間でした。8月13日の沖縄での米軍ヘリコプターの墜落事故は、<9・11>を考えさせました。大惨事にならなかった事が不思議なくらいの事故にもかかわらず、米軍はその現場(沖縄国際大学〉を封鎖し日本側に全く触れさせず、原因究明もないままに飛行を再開しました。その強引さは、今は巨大な基地となっている土地を60年ほど前に銃剣を突きつけて奪ったのと変わりません。そんな基地によって支えられている戦争(朝鮮戦争、ベトナム戦争、今のイラク戦争)は一体誰のためのものでしょうか?「力のあるものが正義だ」式のやり方を全世界でやり続けているのです。絶望感と憎しみを生み出すのは当然です。

 9月7日の時点で米軍の死者が1000人になりました。(イラク人死者は2万人に及ぶと言われている)ベトナム戦争時と比べとても自殺者が多いそうです。カメラの望遠レンズや結婚式での祝砲を攻撃と勘違いして「反撃」するほどの恐怖や、誤った戦争をしているという動揺や不安の大きさを物語っています。そんな兵士の多くは黒人やヒスパニックなど貧しい人々です。彼らは、生きるためのお金が必要で兵士になりました。イラクで頻繁に人質となり「米軍の協力者」だと思われて、殺されている人々の多くはフィリピンやネパールなど貧しい国からの出稼ぎ労働者です。貧しい人々をお金で誘い、一握りの金持ちのために殺し合わせている、これが戦争の真実です。

 この3年間の対テロ戦争は世界に平和をもたらしたでしょうか?それは絶対に違います。スペインなど多くの国はイラクから撤退しています。NYでは50万人もの人々が反戦を訴えました。しかし、ブッシュは1800人も逮捕し、イラクでは人々の注目がアテネオリンピックに向いている時に多くの抵抗勢力を殺害し続けています。そして11月2日の大統領選に勝ってもっと戦争をやろうというのです。学校、友達、勉強、家族…自分の周りの事でいっぱいかもしれませんが世界で起きている事と自分は必ずつながっているのです。そしてそのつながりを踏まえた上で今、自分は何をしなければならないのか。このビラまきも10回目になりました。何かしなくてはと思ったら私たちと一緒に声を上げ、行動しましょう!!



カンパの呼びかけもありました

海上調査阻止行動のための緊急カンパのお願い!



 現在、辺野古ではボーリング調査を阻止するための阻止行動が行なわれています。とりわけ「海上調査阻止行動」が重要になっています。リーフ外での防衛施設局の調査を阻止するための行動船を調達するための資金が圧倒的に不足しています。

 今すぐに数100万円の資金が必要です。全国の皆さんに緊急カンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、必ず「阻止行動船カンパ亅と明記し、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古でのボーリング調査阻止行動のために使われます。)

●郵便局17040-14225611 西陽子