慰霊の日は国際反戦沖縄集会に参加しよう

「命どぅ宝」「軍事基地撤去」

 今年も慰霊の日がやってきます。五十四年前の沖縄戦ではたくさんの住民が鉄の暴風の中で死んでいきました。そして、生き残った住民は、戦争で最も犠牲をこうむるのは自分たちた、ということと、基地・軍隊は民衆を殺す道具だ、ということを悟りました。

 敗戦から五十四年が経過した現在、「周辺事態法」などの戦争法が成立し、今度は「米軍用地特措法」の再改悪が行なわれようとしています。日本は、確実に戦争ができる国になろうとしています。今の状況は、なし崩しに戦争に突き進んで行った昔に似ていると思いませんか。五十四年前の沖縄戦は、二千万人のアジア民衆を殺した日本の侵略戦争の結末でもありました。

 現在、「県内移設」で軍事基地が強化されようとしています。沖縄の軍事基地は日米軍事同盟の要です。「県内移設」を阻止すれば、日米軍事同盟は綻びます。沖縄の軍事基地は朝鮮、ベトナム、そして湾岸戦争でアジアの民衆を殺すために使われてきました。これらのアジアの民衆と沖縄戦で殺されていった住民の姿を重ね合わせてみてください。いかなる理由であれ、このまま軍事基地があり続けることは許せません。

みんなで参加しよう

 今年も、「沖縄戦記録フィルム一フィート運動の会」や「反戦地主会」、その他たくさんの平和運動団体が集まって(一坪反戦地圭会も参加します)第一六回国際反戦沖縄集会を開催します。合回は、ユーゴスラビア情勢やハーグ国際平和会議、そして県内移設反対の取り組みの報告をはじめとして、沖縄戦をテーマにした紙芝居や歌など盛りだくさんの内容です。子供がら大人まで、そして家族ぐるみでも気軽に参加できる集会です。ぜひご参加ください。


 日時と集合場所

 6月23日(水)11時
 ひめゆりの塔向かい優美堂駐車場に集合


第16回国際反戦沖縄集会プログラム

11:30〜 魂魄の塔に向けデモ行進

12:00〜 魂魄の塔で黙祷、アピール文朗読

12:15〜 昼食

13:00〜 主催者代表あいさつ
     (新崎盛暉さん 一坪反戦地主会代表世話人)

13:10〜 「ユーゴスラビア情勢」
     (鎌田隆さん(沖縄国際大学教授)

13:40〜 「ハーグ国際平和会議」の報告
     (HOPEの皆さん)

13:55〜 紙芝居(松田貴子さん)

14:05〜 歌(海勢頭豊さん)

14:20〜 現地からの報告 1
     (那覇軍港の浦添移設に反対する市民の会)

14:30〜 現地からの報告 2
     (海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会)

14:40〜 「ピースサイクル」からの報告
     (ピースサイクルの皆さん)

14:45〜 アメリカにおける沖縄の基地問題
     (大城実さん 沖縄キリスト教短期大学教授)

14:55〜 歌(大城しんやさん)

15:05〜 閉会あいさつ
     (中村文子さん 1フィート運動事務局長)


第16回 6・23国際反戦沖縄集会実行委員会参加団体

沖縄戦記録フィルム1フォーと運動の会、反戦地主会、反戦平和・人間の尊厳・いのちとくらしを守る沖縄民衆会議、一坪反戦地主会、普天間飛行場撤去及び騒音を追放する宜野湾市民の会、宜野湾市職員労働組合、糸満平和とくらしを守る市民の会、平和をつくる琉球弧活動センター、那覇市から基地をなくす住民の会、名護市民投票裁判原告団、宜野湾セミナーハウス、沖縄県憲法普及協議会、沖縄人権協会、海上ヘリ基地許すな・基地はいらない島ぐるみネットワーク、ヘリ基地は許さない島尻ネットワーク


沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック