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6・23高江ヘリパット基地7月工事強行するな、防衛省申し入れ行動報告

 アメリカは沖縄普天間基地にオスプレを配備することを正式に日本政府に通告してきた。いまさらと言う感じではあるが、正式表明の意味は重大である。「沖縄住民の妨害」で辺野古新基地が一向に進まない。そのことに業を煮やした米政府が沖縄に恫喝(普天間基地を固定化するぞ!)してきたのではないか。普天間基地へのオスプレイ配備は高江ヘリパット基地のオスプレイ基地化を意味する。米軍の本音が表面化したのではないか。沖縄への基地負担の増大である高江ヘリパット基地建設を許してはならない。7月からの基地建設工事強行を絶対に許さない。防衛省にそのことを強く訴え、基地建設をやめろを強く求める申し入れ行動がもたれた。

 しかし防衛省は「慎重に”極力”事故が起きないようにしゅくしゅくと進ていく。」「ヘリパット基地建設は日米政府間の決定事項だ。基地建設は多くの国民が望んだものであり利益にかなうものだ。」と工事強行を繰り返し主張した。
 では沖縄の住民が「反対だ。迷惑だからやめてくといったら、中止するのか」の問いには、”調整する。”
「工事強行を中止する。説得のために中断する。」とは決して言わない。本来の意味での「調整」を逸脱していることを平然としている。
 また危険を回避すると言いながら、決して何時から工事強行に入るのかも秘密にする。これは衝突を辞さずと言うことを暗に語っている。「いちいち通告する必要がない」。まさしく沖縄蔑視そのものだ。数百年に及ぶ沖縄蔑視を払拭するのは容易ではないことを痛感した。
 しかしあきらめずに戦いを継続する必要がある。今回も闘いの現場から心強い発言があった。「高江のヘリパット建設ゲート前には各団体の宣伝カーが配置されている。工事強行するには暴力で宣伝カーを排除するか、工事強行を断念するかだ。沖縄住民をまた蹂躙するのかが問われている。」
 そして防衛省が自ら決めた「工事車両を高江村落の中を通さない。」ことを再度確認させた。防衛所も自らの取り決めをさすがに反故にできなかったのだ。ひとつの成果といえる。
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