keystone 12380

Date: Wed, 29 Mar 2006 00:18:21 +0900 (JST)
From: <henokoinochi2006@yahoo.co.jp>
To: キーストーンメーリングリスト <keystone@list.jca.apc.org>
Subject: [keystone 12380] 阻止行動日誌７０９日目。富田晋。～市役所行動～

：補足：
　島袋名護市長が政府との協議を開始しました。名護市長は「沿岸案から４００メートル沖合いへ」と交渉。政府側は「微修正（２００メートルずらす）しかしない。沿岸案を維持する。」と平行線をたどっています。
　島袋名護市長は一度目の交渉から名護市に帰ってきており、２度目の交渉は２８日・２９日あたりだといわれていました。
　前名護市長岸本建夫氏が２７日に亡くなり、それとの兼ね合いで２８日・２９日（月末）に予定されていた政府との交渉は延びている。
　命を守る会・二見以北十区の会・ヘリ基地反対協は「交渉自体が間違っている。名護市民に”沿岸案反対”と公約を掲げておきながら、４００メートルずらすならば良いような話しをしている。」とし、市長が政府との交渉を取り止める要求を開始しています。
　辺野古・名護市・沖縄は名護市長・県知事と政府との交渉で緊迫が予想されています。現在の辺野古の状況に注視していてください。

・市役所行動
昨日・今日と市長に対する要請行動を命を守る会・二見以北十区の会・ヘリ基地反対協議会が行ないました。
要請内容の趣旨は
「島袋市長は選挙で“沿岸案反対”を選挙公約として打ち出し、“沿岸案に関するいかなる交渉も行なわない”と名護市民に対して公言していました。
政府と市長との間で持たれている“交渉”は“交渉”の名の下に行われている“沿岸基地建設の交渉”です。
名護市民は市民の代表たる市長に基地建設撤回を求めているのであって“沿岸案交渉”ではありません。
いますぐ、島袋名護市長の説明を求めます。
２８日・２９日に行なわれるとされた政府との協議は名護市民に対する公約違反であり、取りやめていただきたい。」
です。
現在、政府と島袋市長の間で取り交わされている交渉はあくまで「基地建設をする」ための交渉です。
政府との交渉の席に着く以上、それは「沿岸案賛成」も視野に入れた行動だということを私達名護市民に思われてもしかたがありません。
市長は名護市民に対して何の説明もなしに（議会にも説明がない）行動しています。早急に私達に対しての説明が必要です。そして名護市民に対して何も説明していない中で政府との協議に応じては絶対にいけません。
市長が政府との協議に応じるのであれば私達は行動を起こさざるを得ません。

・２７日
２７日の行動では午後１時に緊急の行動として呼びかけがあり、緊急にも関わらず６０名を超える人達が名護市役所に来ました。
私達の対応をしたのは安里市長室長です。市役所の庁議室は６０人を超える人達で埋め尽くされ、すし詰め状態です。
安里室長は私達が「市長に会わせて欲しい」という要求に対して「現段階では会うとも会えないとも言えない。」としました。
市長はこの日、名護市のブセナテラスで「金融特区の会議」をしているということでした。
7日間前に反対協から要請はしていました。
「こういう事態になっているということは市長に伝えることが出来るはずです。」「市民が市長のやっていることに納得が行かずにここまできている。会わせるのが筋だと考えるが。」との訴えに
「現在、伝えることは別件で動いていますので難しい。」と安里室長。
それを何度話して、ことの重大さを述べても繰り返すだけでした。
「市長は一人で動いているのではないはずだ。秘書に伝えることは可能でしょう。市民がここまできて訴えている。その重大さが伝わりますか？市長と会う日程を調整する誠意を見せてください。」二見以北十区の会。
携帯電話を使って市長に連絡することは容易いことです。市長のスケジュールを作っている秘書に５分もあれば日程調整を行なえます。
私達との交渉で時間稼ぎをしているようにしか見えませんでした。
市長が政府との交渉を行なうことは絶対におかしいことです。
反対派とは話さない。という本心が見え隠れする交渉でした。
市役所側は「助役と調整をする。」と言ってきました。私達は市長との面会を求めていると何度も話し、とりあえずは「助役との調整」に入ることを約束させ、一度席をあとにしました。
ひと段落すると午後２時３０分を回っていました。
次の交渉は午後４時からです。
ゴザを敷き、お茶を出して約４０名で市役所２階での座り込みを開始しまた。

午後４時ごろ、市長室長と秘書課長が責任者のもとに来ました。
「助役は明日（２９日）の午前１１時から会います。」と言ってきました。
こちらとしては市長に会うことが前提であり、その趣旨を伝えた上で助役と会うことを了解しました。

・２８日
２８日の午前１１時から助役との交渉のはずでしたが、前名護市長である岸本建夫氏が亡くなったということで取りやめになりました。
今日も総勢で６０名以上が市役所に駆けつけていました。
市役所の中庭に集まって集会を開きました。
これからの行動については後日おって報告しますとのことでした。
基地建設をするための話し合う交渉のテーブルに名護市長を行かせるわけには絶対に行きません。私達の手で市長を止めましょう！！

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