Date: Wed, 8 Feb 2006 13:49:21 +0900 (JST)
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Subject: [keystone 12140] 阻止行動日誌660日目。富田晋。名護市長選挙。〜3月5日。

2月7日(火)
・政府関係閣僚「沿岸案に修正なし」と次々に発言。

〜選挙戦について。
名護市選挙は保守の島袋ヨシカズ氏が当選しています。結果だけを見ると、「敗北」の文字だけがよぎります。しかし、本当にそうでしょうか?
政府はしきりに「保守の圧倒」と騒いでいます。「名護市民は自民党を選んだんだ」と。
今回の選挙の結果は島袋「16764」、ガキヤ・オオシロ「15383」でその差は「1381」です。政府はこの1381票を「大差」だと言っています。名護市民投票の時「2372票(反対票−条件付賛成+賛成)」で「僅差」だと騒いでいた人達がです。
4年前の名護市長選挙は沖縄サミット直後で最悪の状況の中9000票の差がつき負けました。しかし、最悪の状況下で3分の一の票をとるというギリギリの意思表示を名護市民は行っています。
今回、3人の候補者全員が「沿岸案反対」を打ち出しています。岸本市長・島袋氏は「沿岸反対」と打ち出さざるを得ない状況にあるということでもありますし、今回投票した有権者全員が「沿岸反対」だと言ったことになります。
そして反対派候補が分裂したにも関わらず、4年前の市長選挙よりも4500人もの絶対反対派を生み出したことは「リーフ上基地建設案を白紙」に戻させた結果に他なりません。
政府として一番嫌な結果だったと言えます。
名護市民は今回の選挙でその確かな意思を示したのです。決して敗北ではありません。4500人は確かな勝利です!!

辺野古の闘う主体である命を守る会・ヘリ基地反対協はその主体を守るために分裂した選挙において「中立」の立場を表明し、その立場をあらゆる苦闘の末に守り抜きました。
そして今、3月5日に向けてあらゆる苦闘のもとで見事に再構築されつつあります。絶対に再構築しなければなりません。次の闘いに向けて。

〜3.5の意義
97年少女暴行事件を契機として県民大会が開かれ、8万5千人が立ち上がりしました。その時のバスの運賃は働いているバスの人達の思いから無料となっていました。
「島ぐるみ」そのものだったと聞いています。私はその頃埼玉県で小学校5年生でした。
それから約10年の月日が経ち「10万人県民大会を!」を合言葉に3月5日に県民大会が予定されています。
辺野古に対する基地建設の強行は住民の怒りに火をつけ、「リーフ上基地建設案」は白紙に追い込まれています。
それなのに政府は「沿岸案」を発表し、戦争に向けて沖縄の基地の「永久固定化」を行おうとしています。
県内では9割もの人達が沿岸案に反対しているのにです。
今、政府は憲法9条を含むあらゆる法律を変え、全国の沖縄化を行い、教育を変えていこうとしています。全ては戦争を行うためです。
そしてすでにイラクに自衛隊を派兵し、派兵延長を行っています。
私達若いものはその時代を生きなければなりません。しかし、その時代を変えられるのも私達以外にいないことを知っています。
戦時下の日本で沖縄10万人集会はものすごいことです。
日本の矛盾が集中している沖縄は、逆に日本の火薬庫とも言える存在です。3月5日はその沖縄に火がつく歴史的な日です。そしてこの戦争を止めるために、基地建設を潰すために一人一人がその起爆剤とならなければならないと考えています。
10万人という数は全世界を激震させるに必要な数です。
その10万人は沿岸案を止めるための人々でもあります。そして、現在の日本の戦争に向かう全ての流れを逆に変える力です。
沖縄の全てのニセーターよ!!この沖縄を、日本を、世界を変えよう!!
僕達の力で、この時代を引き継ぐ存在として、人として、国境を超えて戦争を止めるんだ!!
3月5日に10万人を呼び込むために一人一人がその起爆剤となって各地域で火をつけよう!!やろうぜ!!俺達の力で!!





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