Date: Wed, 26 Oct 2005 22:58:49 +0900 (JST)
From: じゅごんの家 <dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp>
To: キーストーンメーリングリスト <keystone@list.jca.apc.org>
Subject: [keystone 11680] 阻止行動日誌556日目。富田晋。 日米が「沿岸案」を合意。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org

10月26日(水)
・日米政府が辺野古基地建設を「沿岸案」を合意。この間の状
況。辺野古海上に動きなし。

〜日米が上空から沿岸案の視察を行う〜
10月16日に日米政府が沿岸案の調査に乗り出しました。
新聞報道では「日米調査のスタッフが16日に調査に着手した
。」とあり、辺野古は一時緊迫していました。
日米の調査団は上空に自衛隊のヘリを飛ばしての上空からの調
査を行っているようでした。陸上からどの程度の調査があった
のかは分かっていません。
調査というよりは視察のようなものでした。
このことにより、沿岸案が日米政府内で濃厚だということはは
っきりしてきました。
自衛隊機による調査をしているということもとても腹が立ちま
す。海上行動は何隻かの船を出し監視を行っています。

今回の米政府の日本政府に対する態度は戦後まれにみるものだ
と言っても過言ではありません。「米政府の命令を聞けないの
であれば、日米協議も開かない。」というものです。
「北部への基地の集中化」は「辺野古移設」が実現できなけれ
ば不可能だということを裏付けているようです。
日本政府にはここで強行に基地建設を出来なければ日米同盟は
終わりだという焦りが見え隠れしています。

〜海上行動は継続〜
海上縮小案も出ている中で海上での警戒を緩めるわけには行き
ません。
今までも政府は突如として辺野古の基地建設を強行してきまし
た。絶対に基地建設を止めるために多くの人達の手によって現
在も海上行動を継続させています。

〜市役所行動〜
10月5日から始まった"市長に怒っている市民の会"の「ラン
チタイム市役所行動」も続けられています。平日の11時45
分に毎日集まり、今日で16回目となりました。
市長室前のロビーで「市長に会って欲しい」と請願しています
。市長への思いをづつった手紙などを読み上げ、市役所の職員
の皆さんにも聞いていただいています。
テント村からも数名の人達から手紙が寄せられ、その思いをロ
ビーで読み上げています。
「市長、あの美しい海を潰さないでください。」「市長、私た
ちと会って対話してください。」「容認発言は間違っています
。撤回をしていただきたいと考えます。」などなど。市長に対
しての攻撃というものではなく、美しい海を一緒に守って欲し
いという思いを届け続けています。
この市長への手紙は全国の人達、誰でも書いて良いものです。
ぜひ皆さんも送ってください。手紙(メールも含めて)の受付は
まだ決まっていません。
分かり次第お伝えします。

〜日米がシュワブ沿岸部1800メートル埋め立てで合意〜
「海上縮小案でなければ認めない」とした米政府は協議の中で
一転して日本政府側の要求であった「沿岸部の埋め立て」を容
認しました。
1500メートルとされた計画を米政府の要求により、「18
00メートル」と大きく伸ばす結果となっています。
沖縄の要求は「普天間基地の無条件返還」「県内移設反対」で
す。それを完全に無視したこの決定は絶対に許せるものではあ
りません。
米政府の態度が変わったのはなぜなのでしょうか。
考えられることは、
@沿岸部の埋め立ては大浦湾側にもはみだし、これによって大
浦湾の軍港建設を容易にする。
A沿岸部の埋め立てとなれば、陸上での作業となり、私たちの
阻止行動がしにくいということです。そして、陸上であれば、
公に警察を介入させることが出来るからではないでしょうか。

憶測ですが、その2点だけでも十分に米側が受け入れる価値は
あると思います。
しかし、私は怒っています。このような卑劣な行動に出る前に
日米は9年間の闘いに負けたことを認め、辺野古から手を引く
べきです。
名護市民は多くの人達がこの決定に怒っています。北部に基地
が集中すれば、私たちはこの場所で暮らしてはいけなくなりま
す。
そのことを危惧し、名護のでの街宣行動は本当に多くの人達か
ら声をかけられます。

車から声をかけられ、「私は給料袋を受け取るとそのまま辺野
古へ幾らかのカンパを持っていくのよ。少ないけどね。」とい
う人もいました。

すでに怒りのうねりは沖縄中を包み始めています。全国で、沖
縄でこの状況を受け止めて、絶対に基地建設をさせないための
状況を作り出しましょう。
基地建設を止めるための闘いは次が始まれば新たな段階へと広
がっていきます。陸上での行動となれば、多くの人達が傷つけ
られるかもしれません。
しかし、多くの人達が駆けつけられれば絶対に基地建設はとめ
られます。そのために今、私達が行動をすることが問われてい
ます。

一歩を踏み出しましょう。こんな人を無視した決定は絶対に許
せません。
私は全てを賭けて基地建設をとめます。
辺野古に世界中から多くの人々が集まってくれることを心から
望みます。
基地建設は絶対に止められます。

リサイクルショップ☆じゅごんの家
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