From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Fri, 8 Jul 2005 18:34:16 +0900
Subject: [keystone 11062] 阻止行動日誌445日目。富田晋。現在の状況。
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7月7日(木)
・防衛施設局による違法な強行調査を阻止しています。
・日誌の行進が遅れていて大変申し訳ありません。この間の状況をまとめて書きます。

〜台風対策のための補強機材〜
ヤグラの台風対策のために6月中ごろの台風の事前に海中に補強機材が入れられました。
この件に関しては海上で防衛施設局の現場統括責任者の高橋氏と反対協の大西代表、安次富代表、平和市民連の平良夏芽さんとの間で話し合われ、「ヤグラの中断部分に乗せられたボーリング機材の撤去と台風後すみやかに補強機材を撤去する」ということで合意されていました。
しかし、この台風以後施設局側は嫌がらせ的に台風対策の補強機材を取らず、この間は各ヤグラでこの交渉が続けられてきました。
6月の中ごろから今日の7月7日でやっと第二ヤグラの最後の台風対策の補強機材が撤去されました。
海上では施設局による執拗な嫌がらせが続いています。

〜12時間阻止行動〜
現在、海上では12時間に渡る阻止行動が続いています。
「夜間作業」に対する環境問題などへの県内外の批判が高まったため、施設局はそれを逆手にとって作業時間を「12時間」に伸ばしてきています。
防衛施設局のボーリング調査に伴う「使用協議書」の中の「ジュゴンへの配慮」の項目内によると「夜明けから1時間後の作業」とされています。
「夜間作業」への抗議ではこれに対しての抗議が集中していました。
施設局は「ならば」という形で業者を二手に分け午前9時から午後6時までという作業にのばしてきました。
施設局側は「夜明けからの作業」(午前7時頃から)が可能なため海上で座り込みをする私達は午前6時30分には海上に出ています。
午前6時30分から午後6時30分という「12時間」の阻止行動が海上では続けられています。
日中の気温が32度にまで上がる沖縄で何の日よけも無い海上は炎天下の中で耐えるという過酷なのとなっています。
施設局は「夜明け1時間後〜日が沈む1時間前」という「ジュゴンへの配慮」を守っているかのように行っていますが、「ジュゴンへの配慮のために時間はなるべく短縮」という部分で何も変わっていません。
許せないことばかりです。

〜点検作業〜
現在、各ヤグラでは点検作業が行われています。
この点検作業は名護市議会議員の大城敬人氏(革新無所属)が施設局に対して指摘したことから始まっているものです。
それは「各ヤグラの建設範囲が明確に記されているにも関わらず、それが守られていないヤグラがある。こういったヤグラは撤去するべきである。すでに海上に建てられたヤグラは日にちがだいぶ経っており、大変危険な状況がある。これは座り込みをしている人々にも作業員にも危険が及ぶものであるからヤグラを撤去するべきである。」といった内容です。これを労働基準監督事務所に言った所「詳細な資料が欲しい」ということで現在の点検が行われています。
すでにヤグラは建設から半年以上が経過し、大変に危険な状況があります。各ヤグラで座り込んでいる人はしっかりと避難訓練を行っています。
本来ならすぐにでも「撤去」するべきところを施設局は「ボーリングを行ってからでなければ撤去しない方針」だとしている。
労働基準もへったくれもあったものじゃない。ヤグラは今すぐ撤去するべきです。そしてボーリング調査は断念するべきです。

明日に続く・・・