From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Wed, 15 Jun 2005 07:20:37 +0900
Subject: [keystone 10954] 阻止行動日誌421日目。富田晋。作業船が出港!海上の様子
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     6月13日(月)
     ・防衛施設局に対する違法な強行調査を阻止しています。

     〜海上〜
     今日は波も治まってきていました。それでも2m以上はありましたが。
     風は多少強かったものの作業船が出る可能性は十分にあったため、午前6時30分、海上行動隊はヤグラに登りました。
     午前中、作業船は出ず、防衛施設局側は監視役を置いているだけでした。

     午前8時、キャンプシュワブの浜辺には10数人の米兵が出てきていました。浜辺にいた米兵はしばらくするとすぐに戻っていきましたが、昼ごろに確認すると30人ほどの米兵が出てきていました。
     米兵は何人かのグループに別れて行動。夏芽さんによると「地雷除去」の演習ではないか、ということでした。

     〜午後から作業船が出港〜
     団結弁当を食べて午後を迎えます。
     午後に作業船が7隻出港。
     ナイワイとピースメーカーは飛び込み隊を連れてパシィフィックとサンコーの船団をそれぞれ追いかけます。
     パシィフィックが3隻、サンコーは4隻、それぞれダイバーを連れています。
     第一、第二、第三、第五でそれぞれ交渉がありましたが、
     「辺野古海底に沈没している水陸両用戦車のことに関して防衛施設局は何もしていないにも関わらず作業をするというのか。絶対に間違っている。それでも作業を強行しようとするなら今日の作業は全て阻止する。」と全ての作業を拒否しました。
     防衛施設局は国として米軍に対して強く水陸両用戦車の引き上げを要求しなければならないにも関わらずそれを「何事もなかったように」無視しています。
     絶対に許せないことです。
     オイルフェンスも張らず、沈没している水陸両用戦車の引き上げ作業を今日になっても行わない。一体何を考えているのか。米軍側、日本政府は私たちにしっかりとした引き上げの日程などを提示するべきです。

     〜午後の交渉〜
     第五での交渉の際、そのことを防衛施設局側に告げ、作業員が交渉役をしていたため強く防衛施設局の人間と話がしたいと申し出ました。
     作業員が防衛施設局職員にそのことを告げると防衛施設局職員は上司と携帯電話で連絡をとっているようでした。しかし、私たちとの話し合いには応じず、すぐに船を第二に走らせました。
     その約20分後パシィフィックとサンコーで分かれていた船団が合流し、7隻で各ヤグラに向かいました。そして排除勧告が始まります。
     第五ヤグラでも防衛施設局は「普天間飛行場の早期返還の支障になっている」などといった言葉で排除勧告を行ってきました。
     「普天間飛行場移設の支障になっている」という言葉は海上行動隊の怒りを買います。

     「宜野湾市民が普天飛行場も辺野古移設もいらないと言っていることにどう答えるんだ!」「防衛施設局はこの8年間名護市民に対して説明責任を果たしてきたのか!果たしていない!!」「名護市民投票の結果をどう考えているのか!!」「辺野古移設は県民の8割が反対しているんだぞ!!」「普天間飛行場の返還は約束されたこと。それを逆手にとり、移設を強行してきたのはどっちだ!!」「ここに基地が出来ればたくさんの人達が死ぬんだ!」「県の説明ではボーリング調査は”護岸工事”のためと言っている。基地建設自体だと今、防衛施設局の口からはっきりと聞いた!」「沖縄に基地を押し付け、イラクの人々を殺しているのはあんた達だ!」書ききれないほどの怒号が飛びます。
     防衛施設局は答えられず黙るだけでした。
     午後4時頃作業船は引き上げ、私たちも引き揚げました。