From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Thu, 9 Jun 2005 17:28:01 +0900
Subject: [keystone 10930] 阻止行動日誌415日目。富田晋。辺野古が終わったら〜次につなぐもの。
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6月7日(火)
・防衛施設局による違法な強行調査を阻止しています。

今日は台風の影響で作業はなく、こちらも海での阻止行動は行われませんでした。
平良夏芽さん達が何人かで海に出て海上での阻止行動で要救助者が出た場合に際してのレスキューの練習を海上で行っていました。
私は久しぶりに金城佑治さん(命を守る会代表)の家に行ってコーヒーをご馳走になりながら辺野古の話をしていました。
「晋、辺野古が終わったらどうしようかねぇ。」
「う〜ん。今が精一杯であんまり考えていないけど、とりあえず終わったらおばぁ、おじぃとどっかで温泉に入りたいなぁ。」
「それいいな。温泉はいりたいよな。」
「そうっすね。」
「早く終わって欲しいよ。でもこの日本は戦争に向かっている。辺野古の闘いが例え今終わったとしてもそれは”終わり”ではないのだからな。」
「心してます。」
「多くの働いている人達がそれに気づいて闘わなければ戦争はとめられない。辺野古はここから次に繋がるものを作っている場所だと思っている。わしは年だからな、おまえ達若いものがしっかりしなければな。厳しい時代だと思うが頑張っていこうな。」
伊江島のわびあいの里の謝花さんも平良えつみさんも「闘いは3世代先を見据えて闘わなければならない。」と語っていました。
私たちは私たちだけが現実を知っていればいいというものではないということ。
多くの人達が社会の現実と自分の現実を知り、現場でこの国の世界の理不尽を知り怒りを知る。そして闘いに立ち上がっていく。
人は”個”としてではなく”全”として生きること。ジュゴンの家で教わったことの一つです。
辺野古はいつも慌しく自分のことを見失いそうになります。慌しいからこそいつもしっかりと自分を見据えていなければならないこと。
今日は佑治さんと話しながらそんなことを考えていました。