From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Thu, 9 Jun 2005 17:25:19 +0900
Subject: [keystone 10928] 阻止行動日誌413日目。富田晋。日曜日なのに作業〜辺野古はハーリー。
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6月5日(日)
・日曜日にもかかわらず作業がありました。

〜海上〜
金曜日に行われるはずだった台風に伴う補強作業が波が高い性でずれ込み日曜日での作業となりました。
パシィフィックコンサルタンツは土曜日の内に海中の金網撤去と台風対策用の補強を終わらせていましたが、サンコーコンサルタントは土曜日に「補強機材を持ってきていない」として日曜日の午前中での作業となりました。
「午前中の作業とします。他には一切触れませんので、速やかに作業を行わせていただきたい。」との申し出に対して「台風対策はヤグラの撤去が大前提です。少なくとも上に上げられている機材を撤去することは必然的なことです。台風は海上にヤグラが存在することによりかなりの危険が生じていることはこちらも理解しています。」とこちら側の代表。
サンコーもパシィフィックも「中断に置かれている機材の撤去を行う。補強機材は撤去するまでの間作業は一切行わない。」ということになりました。
作業は午前中に波の高い中で、第2、第5で2時間に渡って行われました。

〜ハーリー〜
午前中の作業が終わり、こちらも午前中に引き上げました。
午後3時からは1年に一度、辺野古恒例のハーリー。
ハーリーの由来についてかっちゃん(国頭の海人)に聞きました。
「うーん。どうやらねぇ。中国から伝わってきたものらしい。王様が沖で遭難してそれを助けに行くのに海人がみんなでサバニを漕いで助けにいったとか。」とかっちゃん。
「へぇーー!!てっきり大漁を願って行われたのが始まりなんだと思っていた。」
そんな由来だったのか。知らなかった。

午後3時近くになると浜辺も集落も人で溢れていました。
ふだんは人を見かけない辺野古の路地という路地に人だかり。テント村のみんなもびっくりしていました。
このハーリーのために親族がみんな集まる所もあります。
浜辺の真ん中にはテントがはってあり、そのテントの真ん中にはおばぁ達が座っています。
浜辺は活気に満ちています。
辺野古のハーリーは少し変わっています。米軍も出れば、自衛隊も出る。
毎回米兵はハーリーを漕ぎ出すと沈みます。それを見ておばぁ達は「米兵が沈みよった。米軍が沈みよった!」と大喜び。
午後6時頃までハーリーは続きました。