From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Wed, 6 Apr 2005 17:18:17 +0900

Subject: [keystone 10586] 阻止行動日誌351日目。富田晋。「ボーリング調査延長予算が可決」
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4月4日(月)
・防衛施設局による違法な強行調査を阻止しています。
県がボーリング調査延長のための予算を決議しています!!辺野古が正念場となっていきます。辺野古に集まってください!!

〜今日の海上の様子〜
・第一ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
第一ヤグラは先週の段階でヤグラ自体が機材の重みに耐えられなくなりつつあり、ヤグラが傾いて来ています。
防衛施設局はこれに対してヤグラの補強を安全上の理由としてこちらに強く要求してきていました。これに対して第一ヤグラの座り込みをしている人々、私達はヤグラの撤去を強く要求しています。
「安全とはこのヤグラの撤去、ボーリング調査の中止なのです。そして基地建設計画の白紙撤回です。」
防衛施設局は先週の木曜日には作業員を増員して第一ヤグラでの作業を強行しようとしてきましたが、第一ヤグラの阻止行動に20人以上も参加しこの強行を完全に阻止しています。
その結果「7日間ヤグラの様子を点検をしながらみさせて欲しい」との交渉で落ち着きとりあえず強行はありませんでした。しかしながら、いつも以上に作業員の言動も荒く、防衛施設局の職員はマイクを使って「立ち入り禁止です!!」と叫んできたりと強行しようとする姿勢は変わりありません。
ヤグラが斜めに傾いている状況の中でも細心の注意をはらいながらヤグラに座り続けています。
今日の第一ヤグラには午後には10人以上が登り、今日も防衛施設局が作業を強行することはありませんでした。
「海中の状況の確認のためダイバーを一人潜らせて欲しい」との要求がありましたが、「こちらのダイバーも一緒に入って監視行動を行わなければなません。今日はこちらのダイバーがいませんので後日にしていただきたい。」と話す。そうすることとなった。

・第二ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)
第二ヤグラでは防衛施設局側から単管一本の交換を先週中に要求されていましたが、拒否しつづけています。
防衛施設局側が「ならば強行も考えざるを得ない」というような発言を行ったため、今日は第2ヤグラでも緊迫した状況がありました。
今日は強行はなく、ヤグラの寸法を測る作業と安全灯の点検だけが行われ今日は終わりました。

・第三ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
第三ヤグラでは先週に約束していた単管一本の交換とクランプ(単管と単管の接合器具)2つの交換だけが行われ今日も進行作業を阻止しています。

・第五ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)
第五ヤグラでは先週に約束していたクランプ一つの交換が行われました。それ以外では第二と同じく寸法を測り、安全灯の点検をしていきました。

今日もボーリング調査を完全に阻止しています。
県議会でボーリング調査に伴う1年間の延長予算が決議されてしまっています。
「見直し」「県外移設」などの言葉を並べて基地建設に対する反発、阻止のガス抜きを行っている政府。でも私達は決して騙されてはいきません。
現場は去年の9月と同じような緊迫感が戻って来ています。「1年間やりつづけなければならない」ではなく、今ボーリング調査を完全にとめるために私達が何をするのかが問われています。
9月からの半年にもおよぶ海上での攻防は確かに私達にこの基地建設を止めるための確信を与えました。3人の負傷者、海人達の立ち上がり、作業台船との命がけの攻防。私達はその全てにおいて勝っています。
そして全国的な広がり、世界的な広がり、継続される行動。さらに広がっていかなければなりません。
広げようと思っている側が必死になってあらゆる手段を講じ、違いを超え、絶対に気持ちの中でなえず、柔軟に継続して闘い続けていれば辺野古での基地建設を止める闘いはもっともっともっと!大きな広がりを見せるはずです。

国側はあまりに進まない基地建設計画に確実に苛立ち追い込まれています。そしてだんだんと化けの皮がはがれ、本性を見せ始めています。
闘いは始まったばかりです。そしてこれからです。継続して辺野古を広げて、人をたくさん辺野古に集めましょう。
一つのヤグラに10人以上の人々が登れば絶対にボーリング調査には入れないのです。
まだまだカンパも集めなければなりません。
基地建設計画は絶対に潰せます。名護の人々が立ち上がり始めている現状があります。基地建設計画に最後のトドメを!!!