From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Wed, 16 Mar 2005 20:16:20 +0900
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Subject: [keystone 10495] 辺野古より、緊急連絡!!!辺野古に集まってください!!!
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辺野古より、富田晋。

今日、午前7時に辺野古に船で到着するとすでにスパット台船が到着しているという状況でした。
夜のうちに作業台船を中城湾港から出港させ、午前6時30分にはスパット台船を降ろす作業に入っていたと思われます。台船を動かしていてたパシィフィックコンサルタンツの作業責任者の口からも「午前6時30分に作業に入った」とありました。
これは防衛施設局が自分達で決めた「現地技術調査に係る環境配慮について」の中の「ジュゴンへの配慮」で
・作業時間
日の出1時間程度後から、日没1時間程度前までの間
・作業音(抜粋)
エンジンの下にラバーマット等を敷くなどの音の低減
高速航行を行なわない
作業にさきだって周辺にジュゴンがいないことを確認の上実施
と提起していることの全てに違反するものです。
自分達の作ったルールを自ら破るという行為に対してジュゴン監視団が那覇防衛施設局に直談判に出向いたところすぐさま文章が出てきました。「用意」された文章の中には
「ここでいうボーリング作業の時間とは、ボーリング機材を用いて掘削などの作業゜を行なう時間を指しており、スパット台船や起重機船が航路上を回航する時間を含むものではない」と開き直っています。
では厳密に「ジュゴンがいないか確認」したのか。航行する場合に騒音がなかったといえるのか。その全てにおいて矛盾しているにも係らずこの後に及んで開き直っています。

午前7時、私たちが辺野古沖に到着するとスパット台船は作業台船から降ろされていたもののまだギリギリスパット台船を配置につけるにいたっていませんでした。
阻止船2隻で急遽阻止行動に入り、スパット台船を止め続けました。近隣の漁村からぞくぞくと阻止するために海人達が海上に集まり、午前中に阻止船は9隻になりました。
スパット台船を引っ張っているタグボートの前に阻止船9隻が入ります。防衛施設局側は海上保安庁巡視船3隻(20トン級)、ゴムボート6隻、作業船7隻(警戒船3隻を含め)、大型作業船(7トン級)2隻の合計18隻。こちらの9隻と合わせると27隻の船が入り乱れての攻防戦となりました。
こちらの阻止船から9名の飛び込みたいが海上に浮かぶスパット台船にしがみ付きスパット台船の上での作業を機材にしがみついて阻止。

ポイントに突入しようとするスパット台船を止め続け、午後1時30分には膠着状態に。
午後3時「スパット台船を作業台船に積み込んで引きあげる」ことをこちらに通告。私たちは完全に外洋でのヤグラ建設を阻止しました。
中城湾に引きあげたと思われた作業台船は辺野古沖合いに停泊した状態です。今回の奇襲的な作業強行と言い、明日も今日のような緊迫した状況に入ると考えます。
「ボーリングの掘削場所を削減し、夏までにボーリング調査を終わらせる」とした防衛施設局は基地建設が追い込まれていることを物語っています。海上に人数が必要です。陸上の座り込みに人が必要です!!!今が最大の正念場です!!!基地建設に最後のトドメを刺すために辺野古に集まってください!!!