From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 10 Feb 2005 18:30:13 +0900
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Subject: [keystone 10313] 阻止行動日誌294日目。富田晋。
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      2月7日(月)
      ・沖縄タイムス、琉球新報の一面トップに「辺野古移設見直しを検討」と載り
ました!!!

      朝起きて朝刊を見て大騒ぎ。沖縄タイムスと琉球新報の一面トップに「辺野古
移設見直し」とデカデカと載っているではありませんか!!
      この間に米政府側は「コストと時間がかかりすぎる」として辺野古移設の見直
しと下地島空港を米軍事空港にと要求していました。日本政府は辺野古移設を進める
としてそれを拒否し続けていました。今回は日本政府側が日米の米軍再編協議におい
て辺野古移設見直しを検討するとのことです。

      今回の辺野古移設見直し発言は「コスト」や「時間」ではなく紛れも無く命を
守る会の8年間であり、現在の全国的な阻止行動によるものです。
      そして日米政府の辺野古阻止行動への「敗北宣言」と言っても過言ではありま
せん。
      ただ、命を守る会金城佑治代表の言うように「われわれの運動が実りそうだ。
しかし、まだ喜べない。日米協議を慎重に見守りたい。」ということです。ここで私
達が阻止行動の手を緩めるわけには絶対にいきません。
      素直に喜べればうれしいのですが、これまでに命を守る会、名護市民の経緯を
たどっても裏切られてきたことも紛れの無い事実です。

      日米政府が辺野古移設をあきらめれば米軍の戦争のためのトランスフォーメー
ション(米軍再編)に大打撃が与えられることとなるでしょう。
      現在もなお、浦添の軍港建設、金武町の都市型訓練施設建設といった問題が沖
縄では進行されています。浦添の海にはたくさんのさんご礁が群生しています。金武
町の都市型訓練施設建設は恩納村において阻止されたものです。
      辺野古で起こった大きな力、それはそれらを食い止めるために起こった大きな
力。戦争を止め、新しい世界を創造するための宝です。
      基地建設に最後のとどめをささなければなりません。辺野古のおばぁ達、お
じぃ達に基地建設がなくなった辺野古の海を見せるために今私達の行動が問われてい
ます。
      戦争のための基地建設に最後のとどめを!!!
      大和の今までの責任の償いとして、全ての世界の人達のために、差別のない世
界のために!!!

      ・今日の海上の状況。
      私はパシィフィックコンサルタンツの奇襲強行作業にあった第三のヤグラを
守っていました。今日は海の波が高くいつもより少し遅れて海上に出ました。
      ・第一、第三では。
      パシィフィックコンサルタンツは第一、第三ヤグラでの写真撮影だけで午後2
時には引き上げていきました。
      ・第二、第四では。
      サンコーコンサルタントは第二で「最大積載量」の看板の取り付けを要求して
きました。看板はこちらの船長に手渡して帰っていきました。
      第五では、何の要求もなく、写真撮影だけで午後2時に引き上げています。

      私達は海上での阻止行動によって防衛施設局によるボーリング調査の全ての進
行作業を阻止しています!!!