From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sat, 29 Jan 2005 23:21:19 +0900
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Subject: [keystone 10252] 阻止行動日誌285日目。富田晋。
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1月28日(金)
日誌の阻止行動日誌の日付は今日で285日目です。間違っていました。
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動行ないました。

午前7時、今日もイソイソと身支度を整えて海上へと出て行きます。
午前9時前には辺野古漁港より作業船が出港。
4つのヤグラには反対協、東村、国頭、宜野座、金武、石川の漁民達の阻止船が集ま
り、作業を絶対に阻止する状況を作り出しています。

私は第四のヤグラを守っていました。

・第一では。
午前中にパシィフィックコンサルタントの作業船4隻が近づき、「安全灯の点検だ
け」とのことで作業員一人がヤグラに上がりかえっていきました。帰り際に「向こう
(第三)のヤグラは午後に足場板を敷く作業を行なう」と宣言していきました。
緊張が高まる。
昨日、第三ではパシィフィックが足場板を敷く作業を強行しようとし座り込みの人々
と海人の阻止行動によって完全に作業を止められています。
防衛施設局はこの間に交渉もせずに作業を行なうことについて「作業台船が来た時の
あんた達の態度を見て信頼関係はなくなった」と現場で話している。作業台船を辺野
古海上に突入させることがいかに理不尽なことなのかその認識さえもしていないのか
と憤りを感じます。
8年間説明もせずに、テント村にて「説明をする」との約束も踏みにじり、8割の県
民の反対の声を無視し、作業台船を突入させる人達が「信頼関係」などと言えてしま
うことも怒りを禁じえません。

・第二ヤグラでは。
午前、午後共にサンコーコンサルタントから「腐りかけているパイプ2本の交換の作
業をしたい」との申し出がありましたが、ボーリングのためのヤグラのパイプが1つ
でも減ることは望みますが維持するための交換などは絶対に認められないとして拒否
し続けています。それはどのヤグラも変わりません。
私達はヤグラを維持するためにいるのではない。基地建設をするためのボーリング調
査を拒否しているのです。

・第三のヤグラでは。
午前中にパシィフィックの作業船が近づき、「安全灯の点検だけ」ということで作業
員が一人ヤグラに乗り移り点検をして午前は引きあげていきました。
第一の交渉で「午後は足場板を敷く作業をする」としていたため第三のヤグラは緊張
感に包まれていました。
お昼になると座り込みに団体で来ていた人々が60人余りヤグラに上ってくれること
になり、第三のヤグラにはなんと14人もの人達が上っていました。
阻止船も4隻になり、「いくらなんでもヤグラにダイバーが昇ることさえ出来ない」
状況になりました。
午後に入り、第三のヤグラにパシィフィックが近づいたものの昇ることは出来ず、3
0分ほど周りをウロウロした後に引きあげていきました。

・第四のヤグラでは。
第四のヤグラではサンコーコンサルタントの作業船3隻と防衛施設局が来るものの写
真撮影を周りで行なうだけで何もせずに午前、午後共にかえって行きました。
お昼はモズクの養殖をやっている海人達と第四のヤグラの周りを泳いで調査!?。アジ
ケー(シャコガイ)や白ひげウニがものすごい数で生息していることを知りました。
海の中は不思議です。海上では作業をするか否かの状況が続き、緊張が続いています
が、海の中ではピタッと時間が止まったようにも感じます。
「一度、潜ったら止められなくなるよぉ」と海人に言われましたが、その通り。海か
ら陸に上がりたくなくなります。
ウニを1つだけ拝借して割ってみました。まだ時期じゃないということでしたが、色
もよく食べられるものでした。やぐらの上の人達と一すくいずついただきました。グ
ワッチーサビタン。
海のプロである海人達に失礼ですが、見ていて惚れ惚れするほど泳ぐ姿がきれいで
す。海に逆らわずに一緒に生きているというのが伝わってきました。

今日も完全に作業を止めています!!
2月が始まろうとしています。座り込みも2月12日で300日を迎えます。長い闘
いですが、確実に一つ一つ積み上げてきています。そして何よりもまだ一本のくい打
ちも許していません。私達は勝ち続けています。これからもその状況を続けるために
は全国の皆様の力が必要です。これからもよろしくです。